write 1999/02/15
ジャンプ第12号587話『何回でも繰かえす!!』
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「週感ジョジョンプ」第170号!


 こんばんわ。
 「ヤクザが金を持って逃げて、それを組の者が追う」っていう映画は世の中にどれくらいあるんでしょうか。これはジョジョ第五部でも初期に取り入れられたプロット(まぁ、通説では元ネタの映画があるという事になっていますが)でした。この「ヤクザ強盗」とも言うべきプロットの面白いところは、追う方も追われる方も(恐らくは)汚れた金のためにやっているので人間的にどっちがどうという事もない、対等であるという事でしょう。つまり、組側が総力を結集して逃げている一匹狼に対して何をやろうと、フェアな「試合」だという事です。この辺が観ている側には面白い。

 さて、今週の映画はそんな「ヤクザ強盗」の新作、「鮫肌男と桃尻女」。皆様ご存知かと思いますが、望月峯太郎(『ドラゴンヘッド』とか『座敷女』とかの人)の漫画が原作です。
 主役の鮫肌黒男(さめはだ・くろお)は原作ではヘンテコな髭の親父なのですが、映画では浅野忠信。そして原作ではイマイチ冴えなかった追手側の田抜には岸部一徳。で、結論から言うと脚本が原作よりかなり面白い! 「暴力団の金を横領した鮫肌と場末のプチホテルで働く桃尻トシコの逃避行」って書くとプロットのせいもあってイマイチ感が強いのですが、追う側のチームがGIOGIOの暗殺チームみたいでみんないい味だしているんですわ。特に匂いで追うあの人なんてギアッチョみたいだしねぇ。ナイフが獲物の田抜(岸部一徳)がいい。特に序盤のホーローにこだわるあたり、荒木チックなのですよ。監督の石井克人はオープニングのちっちゃいアニメーションも描いていたりして、昔は漫画家志望だったとか。

 てなわけで二週目の『鮫肌』ですが、意外に混んでいるので、早めに劇場へ行きましょうね。並ぶのが嫌なら。

●ジョルノの無駄無駄攻撃!

この痛み………
こんなところで………!!
オ…… オレはッ!!

ディアボロだぞッ!!

こんな……ヤツにッ!!

 さて、やっぱりというか、2ページだけだったというか、ジョルノの無駄無駄攻撃により、"自称帝王"ディアボロは崩れ落ちました。下水道に逃れた瞬間、ボスの復活の兆しを感じた方もおられるでしょうが、まさに無駄無駄でした。
 今週は理解するのに、一ページごとに「あっ、次の展開?」という事を思わせるような展開でした。特に妙にリアルな(そのわりにはかなりあっさりと臓器を摘出していた)司法解剖、そして交通事故………。あのドクター・モニカ・ユルテッロっていう新キャラも脇役ですからねぇ。
 交通事故も肝臓も、「因果応報」って感じがしてなりません。腹ぶっこ抜きパンチはボスの得意技でしたしね。そしてカルテに書かれるときは「身分は不明」。いくら自分で帝王と言おうが、このディアボロが………なんて言おうが、死んでしまえば関係ありませんね。死よりもひどい結末が待っている、という事では吉良と同じなのですが、あんまりな最期でした。ボスのご冥福をお祈りします(ドッピオは………?)。

 そして、今週もっとも話題を呼んだであろう来週のセンターカラー。

次週第13号は待望のセンターカラー!

全てが終わった後意外なる展開が!!

 「意外なる展開が」ってなんだ?と多くのジョジョンパーは思ったでしょうが、それを打ち破る衝撃の作者コメント!

第五部はまもなく完結しますが その前にエピローグを少し。そーゆー構成です。

第五部まもなく完結

第五部まもなく完結

第五部まもなく完結

第五部まもなく完結

第五部まもなく完結

第五部まもなく完結

第五部まもなく完結

 ついにこの日が………。
 来てしまうのか………。
 間違いないでしょう。
 第五部は終わるんです。
 もちろん、その後は解りませんが。
 さて、エピローグで語られる事とは………?
 予想をお願いします。


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