さぁーてトップバッターお便り紹介してみましょう。黒山羊さんからのお手紙。えっ、予想じゃないって? でもメローネのスタンド、『ベイビィーフェイス』の能力に関する予想や今後の展開について面白いものがあるので掲載しておきます。(黒山羊さん、もし寄稿のつもりでなくって載せてまずかったらMAIL下さい。今読んでみて、はっと気がついてしまいましたが←バカですね)
投稿者:黒山羊さん
能力について: |
今後の展開、という線で「スタンド能力の遺伝」と「スタンドデザインの機械化」というのが気になりますよね。
まず、「スタンド能力の遺伝」。この要素を用いると、第三部などでのスタンドの定義を打ち消すような形になりますが、「血」の縁というものが無視できないジョジョにとって、物語を作るのにこれは面白い。スタンドのパワーでなくて質で個々の差別化をはかっている現在、遺伝的特質を取り入れるのはキャラクターデザインが今後いっそう難しくなると思いますが、挑戦すれば今まで描くことのできなかった人間像も描けると思うので、期待したい所です。えっ何、幽波紋に遺伝子が関係あるのかって? そう言われるとキツイですけどね。カーズが発した宇宙線が遺伝子に影響を与えることが未来のスピードワゴン財団研究所によって発見されるというのはどうかな?
「スタンドデザインの機械化」。私は「スタンドには機械的な要素は今後ないだろう」と予想していたのですが、今回のスタンド、「ベィビィーフェイス」のデビューでこっぱみじんに砕かれました。思えばナランチャの「エアロスミス」なんかは機械的ですし、アバッキオの「ムーディー・ブルース」もなぜ時計部分がデジタルなのか注目すべきところです。そして「機構と連動」と言うべきミスタの「セックス・ピストルズ」。この流れでいえば、「ベィビィーフェイス」の登場は予想されてしかるべきものでした。
黒山羊さんが「この路線(スタンドデザイン)が少しでも続くのか興味があります」と書かれていますが、ずばり続くでしょうね。これは第三部の「力」(船)や「運命の車輪」(車)のような合体型スタンドの線とは違ったものがあります。現在までのところひときわ異彩を放つのが「グレイトフル・デッド」ですが、これも人型から大きく離れていき「生物的」なものと「機械的」なものとの二極分化への前奏といっていいでしょう。
さて、「ベィビィーフェイス」のスタンド能力についてなんですが、やはりブチャラティの能力を無力化するようなスタンドなんでしょうね。この理由については、のちほど自分の予想で述べたいと思います。「追跡」だけでないことは確かでしょう。
「魔界都市ハンター」は朝日ソノラマから出ている菊池秀行の小説と、それを元にした?漫画がありますよね。どちらも中途半端にしか読んでいなくて元ネタを失念しましたが、もし当たっていれば元ネタとして意外なものと言えるんではないでしょうか。荒木氏が参考にしたかははなはだ不明ですが、ジョナサンもヴァンパイアハンターと言えなくも無いし、ソノラマを読んでいるかもしれないなぁ(多分ないか)。私の印象に残っているのは、戦車のオイルを飲んだら服従させる事ができる能力を持つヴァンプです。ブッ飛びました。
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