write 2000/12/03
ジャンプ2001年第1号予想
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「週感ジョジョンプ」第276号

PAGE6・ラバーソウルさんより

Hermit Purple attack JUMP 2001 No.1!


 こんばんわ。
 えーっと、今回もQ & Aの続きです。

Q. 今後もオフ会には参加しまくるのでしょうか?

 これもいろいろMAIL来たり言われたりしていますけどね………。今まで全てのジョジョファンが活性化するといいなぁと思ってぼつぼつオフ幹事などやってきましたが………今ほど積極的には出なくなるのかな? 幹事もあまり積極的にはやらないと思いますし。でも古参に呼ばれたら喜んで行きますし、その他の方にも呼ばれたら喜んで行きます。要は自発的にオープンなオフを開催しないって事ですね。
 今のJJNでも大きい規模のオフを開催できる人がぼちぼち育っているんじゃあないかな?と思っております。またそーじゃなきゃいけないとも思っております。
 ただ、最近のオフの傾向としてちょこちょこっと呼びかけて………というものが多いみたいですね。それも多いに結構ですし自分も呼ばれてホイホイ行っておりますが(もはやオフって言わないんじゃあ………)年に二度ぐらいオープンなJJN中心のオフがあってもいいのかな………NET派と同人誌派の交流って意味合いでも。ま、第一線から引退する人間が言うべき事ではないですかねこれも。
 オフって言えば最後にちょっと浜田さん(最近の呼び方では杜姐さん?)とかに一度ぐらいお会いしておけばよかったかなぁなんて思っておりますが………ま、そのうちに機会があれば………。

 さて、投稿はラバーソウルさんです。今回も気合、入っていますぜー!
 また今PAGEも改行タグその他だけでスマンのですが………。内容はバッチシっす。

投稿者:ラバーソウルさん

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・ドドドドドドドドド・・・・・・・・・ズキュンズキュン・・・・・・ズッッッキュゥゥゥゥゥゥゥン!!!

 ディオだあああああ! ディオが出たあああああああ! うおおお、なんということだァ!この興奮! この感動! ふるえるぜェ! ついに・・・ついにヤツの顔がジャンプで見れたァ! もうこんなことはないだろうと思っていたのに・・・・・・ふう・・・さめやらぬ 興奮! さあ予想行くぜ! 今回はホワイトスネイク(以下WS)の能力を考えてみたぞ。

 WSは相手を眠らせて夢を見せ、そのあいだに溶かして殺すという力を持っているように、漠然とだが思える。オレ様はこれを「夢攻撃」と呼んでいるが、正確には「夢」ではない。これはいわば「仮想された未来」なのだ。WSは未来がどうなるかをシミュレーションする能力を持っているのではないかと思うのだ。

 普通の人間なら、自分の未来は知るよしもない。たとえそれがどんなにいやな未来であっても、必ず受け入れなければならなくなる。しかしWSは、これから訪れる未来がどんなものか、シミュレーションして試すことで、それをあらかじめ知ることができるのだ。しかも、もしそのシミュレーションが自分にとって望ましい姿であった場合は、その「仮想された未来」を「現実の未来」に変えることができる。逆に、そのシミュレーションが望ましくないものであった場合には、その未来をまるごと溶かして消去し、同時に現実の世界でドロドロの溶解攻撃を続行するのだ。つまりWSは、未来と現在を同時に攻撃できる、二重の攻撃能力を持っているのだ。

 キラークイーンのような、「現在」を「爆発」によって吹き飛ばして時間を過去に戻す能力に対し、WSは、「現在」の動きを一旦停止させ(要するに敵を眠らせ)、そのあいだにシミュレーションによって未来を観察しておき、望ましい未来ならそのまま現実化、望ましくない未来なら「溶解」によって消去、この二つのうちいずれかを選択できるのだ。

 以前、面会室のところで、ジョリーンと承太郎が眠らされて夢を見せられた。その夢の中で、ジョリーン達はジョンガリに襲われた。だが、これは「夢」ではなく、「シミュレーションされた未来」なのだ。WSが出現させた仮想未来なのだ。

 そのあと、ジョリーン達は地下の汚水処理室に逃げ込み、結果として、夢の中でのジョンガリの攻撃は失敗した。そのとたん、あたりの風景が溶けて、ジョリーン達は現実の面会室で目を覚ましている。これは、ただ単に夢から覚めて現実に戻ったのではない。ジョリーン達は、「神父が望んだ未来」から「神父の望まない未来」に逃れて、「現在」に帰ってきたのだ。神父はWSを使って未来をシミュレーションしたが、ジョンガリの攻撃が失敗するという「神父の望まない未来」が出てきてしまったため、その未来を溶かして消去し、現実の面会室に対する溶解攻撃を試みたのだ(もし、ジョリーン達がジョンガリに殺されていたら、おそらくそれがそのまま現実になっていただろう)。未来で失敗しても、現在で倒せばよい。そういう二重攻撃なのだ。

 ただ、この能力は、際限なく使えるわけではない。どんなスタンドも、限界さえなければ神に等しい。この攻撃手段は、何十回も何百回も連続して使えはしないのだ。三回くらいが限度だろう。射程距離もあるはずだ。面会室を例にして考えると、WSのシミュレーション能力が及ぶ範囲は、ジョリーンの座っているイスを中心にして半径5〜10メートルだ。ちょうどこの部屋をすっぽりと覆っていることになる距離だ。ジョリーンさえ移動しなければ、室内で起こるあらゆる出来事を、シミュレーションして選択することができたはずだ。

 また、このシミュレーション能力を発動するきっかけも、部屋のどこかに設定してあったと考えられる。「ジョリーンがタバコの火を気にする」とか「面会室への扉を通過する」とか、あるいは「ジョリーンと承太郎が会話する」などがあげられる。しかしWSが実は室内に潜んでいたのだから、能力の発動は「きっかけ」によるものではなく、「任意」で使えると考えることもできる。とりあえず「「イスに座る」に一票だ!

 ちなみに、テーブルに置かれていた灰皿のタバコから、煙が激しく出たり出なくなったりする現象が、ジョリーン達の目には「謎」として移っていたが、これを現実的に説明することもできる。一本のタバコをくるりと包んでいる紙には、薬品が燃料として塗りこめられている。タバコの葉だけでは燃焼力が弱いので、しばらく吸わずに置いておくと、勝手に消えてしまうことがあるので、この不便さを解消するために、紙には薬品が3ミリ〜5ミリ間隔で、輪を描くようにして塗られているのだ。そのため、火のついたタバコを静かにしておくと、はじめは少ししか出ていなかった煙りが、急にたくさん出たり、そのあと沈静化した煙が、ふたたび勢いよく出たりという、変化が繰り返されることになる。沈静時と燃焼時の差(実際にはほんの少しの差でしかない)は、薬液の濃度が高いほど大きくなるが、これには健康に害を及ぼす恐れがあるため、その分量は各国で規制されている。

 アメリカ製のタバコがどれくらいの量を使っているかは判らぬが、ジョリーン達の目に、突然たくさん出てくる煙が見えたとしても、それが幻覚だとは言い切れないのだ。おそらく、幻覚か幻覚でないかを判りにくくして敵の行動を阻み、WSの能力を悟られないように守るという神父の思惑が、タバコの煙という形でシミュレーションの中に反映されたと考えてよかろう。

 射程距離に話を戻すが、このシミュレーションが、どれだけ現実に即した精密な形で行われるかという点においても、射程距離が関わっていると思う。ここには、時間的な射程距離が介在していると思う。つまり、WSのシミュレーション能力が「精密度」において及ぶ射程が、空間ではなく、時間に対して設定されているはずなのだ。

 WSが能力を発動させてから時間がそれほど経過していないあいだなら、矛盾も少なく、精密で現実的な仮想未来を描くことができる。しかし逆に、時間が過ぎれば過ぎるほど、矛盾に満ちたシミュレーションになってしまい、それを現実化することが困難となる。たとえば、面会室でWSが能力を発動させたばかりのときは、たいして大きな矛盾もなく、シミュレーションは進行していた。
 だが、しばらく時間が過ぎて、ジョリーン達が地下の汚水処理室に逃げ込む場面が近づくにつれ、矛盾点が肥大し始める。現実のエンポリオが「ありはしない」と言っていたはずの秘密の抜け穴が出てきたり、ほかの離れた建物に隠れていたはずの盲目のジョンガリが、短時間で現場まで追いかけてきたり、ジョリーンが倒したジョンガリの姿が看守に変わったり。
 時間が過ぎるほど多くの矛盾が出てくるが、こういった点からみて、このシミュレーション能力は、時間の経過とともに時間的な射程距離が離れてゆき、時間の射程距離が離れるとともに矛盾も増え、その仮想未来を現実化させることが困難になり、最終的には「時間切れ」となって仮想未来自体が消去され、「現在」に戻るというしくみになっていると考えられるのだ。神父の意思で「5分」とか「10分」とか時間を決めてから能力を発動させ、その時間内で敵が死ぬという条件がクリアーされた時に、仮想未来は現実化されるのだ。

 さて、面会室からジョリーン達が脱出した直後、同じ部屋からWSが現れたが、いったいWSはどうやって隠れていたのだろうか? 考えられるのは、「溶解攻撃」の応用だ。WSは面会室をまるごと溶かしたり、仮想された未来を溶かして消去したりしている。時間であろうと物質であろうと「何でもかんでも溶かせる」能力というわけだ。ならば、「光」も解かせるのではなかろうか。まあ科学的な難点もあるだろうが、スタンド能力で自分のまわりにある「光の粒子」を溶かすことで、ジョリーン達からは見えなくなったのではなかろうか。

 今回はWSの能力について検証してみたが、面会室における神父の作戦を以下にまとめ、次週の予想に絡めて終わりにしたい。

  1. 自分のまわりの「光」を消去して姿を消し、面会室に潜む。
  2. ジョリーンと承太郎が射程内に入ったところで、眠らせてシミュレーションを開始。
  3. 「ジョリーン達が死ぬ」という結果がえられ得られた時に、それを現実化。
    失敗した場合はシミュレーションを消去し、「現在」に対する溶解攻撃を続行。
  4. 溶解攻撃も失敗した場合は、ジョンガリと組んで通路で待ち伏せし、タッグマッ チによって承太郎のディスクを強奪。

    • 「未来をシミュレーション」
    • 「現在への溶解攻撃」
    • 「通路でのタッグ戦」

     以上、こうしてみれば、神父は三重の攻撃態勢をしいて待ち構えていたと、結論付けることができよう。

     前回の予想で、神父のドロドロ攻撃は、すでに始まっていると宣言したが、これは今回もキープだ。神父がいて、そのすぐそばにジョリーンとウェザーがいる。WSの能力を発動させる絶好のチャンスだ。しかも、中庭の看守はジョリーンの殺害に失敗しており、同時にウェザーのカエル攻撃が神父自身にまで危険を及ぼしている。
     つまり「神父の望まない未来」が生まれつつあるのだ。こうしてみると、今まで説明してきたことが、今週号の展開にそっくりあてはまっていることが、お判りいただけると思うのだが。いかがかな?

 うーん、これは面白いですね。最初、「いやーそれってディアボロ / キング・クリムゾンじゃん」って思ったんですが、「望ましくない未来なら「溶解」によって消去」っていうのがある意味、強烈かな? キンクリは自力で未来を変えなければならないので、所詮は動ける範囲内で未来を変える事ができましたがこの「溶解」っていうのの効果範囲を考えてしまうと………。
 他雑誌ネタで申し訳ないのですが、マガジン『ゲットバッカーズ』の主人公も「邪眼」の能力(3回の回数制限あり)でピンチの際に現実を望ましい方向に変えていますね。まぁこっちは実は幻覚で、一人の人間にしか効果がないんですけど、一人の対象に術者の望んだシミュレーション効果 / 現実結果が現われる、という点では似ているのかも………。
 タバコの話はマジで知りませんでした。奇数号書く時にもーちょっと調べればよかったかな………勉強になりました。


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