「週感ジョジョンプ」第246号

　こんばんわ。
　今回も8/5・8/6に行われた「第39回日本SF大会Zero-Conレポート」でお送りいたします。
　8/5は結局、宮部みゆきのトークライブを聞きに行く事に。ゲストは大森望でラッキー！（他の人は全然そう思っていないだろうけど）　所々で博識ぶりを発揮していましたよ。
　さて、受付でちょっと時間がかかって会場へ行くとスデに始まっていました。あの受付の手際の悪さは何だったの本当に？　途中でダンボールで受付を増設して対応した現場リーダーの貴方、偉い！　他の人にもああいう機転が欲しかった。
　さて、SF大会ということで作品『クロスファイア』の話から。これはジョジョンプでもつい先日、取り上げたので記憶に新しい方も多い事でしょうというか売れていますからね、今。基本的にはキングのオマージュというとを臆面もなく語っていましたが、「超能力があることは幸せなのか？」という事からあの小説を書いたそうな。このあたりはジョジョと正反対。荒木飛呂彦が語っている通り、ジョジョは「悩まない」わけで………。しかしこのポイントが『クロスファイア』はうまく消化できていなかったような気がします。
　映画版『クロスファイア』の話も。完成試写会の前日、新潟の焼死事件が起き、そして映画を見ると「こんな暴力的なものを書いたのか？」という思いに捕らわれたとか。決して映画版が駄目だという事ではなく、『クロスファイア』について改めて考えた、という感じですかね。
　荒俣宏との対談で怪異と暴力を物語の中に織込むには、ものすごいコントロールが必要なので、自分の中の暴力を認識するためにも、そういうのは必要なのではないか………という事を話されたそうなのですが、現実の「暴力」がフィクションにどんどん追いついてる現在、どうするんだろうなーと思いつつ聞いていました。これを書いている今日も大分で15歳の少年が一家6人を死傷ですと。
　話はその後、いろいろと脱線しつつ今後の小説の話など。エンターテイメントの今後は、一人の人間の時間をどれだけ奪うかにかかっている………というのはよく言われた話ですが、宮部みゆき自身もS・キングの新作『骨の袋』の評判を周囲に聞いてから読みにかかった、との事。宮部は『グリーン・マイル』以降、S・キングの作品には納得がいっておらず、今度の長編もかなり時間が取られそうなので、おずおずと読みはじめたとの事。そういえば最近、ここねさんも似たような事言っていたから、キングって読者に離れられているのかな………と思う。
　今、書きたいと思っている話はレプリカントの話だそうだ。近未来の世界なのか、ファンタジーっぽい世界を使うのかはまだ不明ながら、モビルスーツの様なものも出てくるとか。どんなんやねん、と思いつつ時間となりました。最後の質疑応答で、「自分は感情的な人間だと思う。時々スリッパ投げるし………」と言っていたのが印象深かったですね。推理ものではそのあたりの理屈をちゃんとしてはいるけども、基本的にはキャラの細やかな心情を描く所に自分の立脚点がある、という事でしょうか。
　6日の話はまた次PAGEで。

　投稿はＪ．Ｐ．パパンさんです。どうもありがとう。

投稿者：Ｊ．Ｐ．パパンさん 　まあ、まず間違いなく、あの神父が 「白蛇」 でしょうね。 　いや、吉良＝川尻の例から言ってもそうだろうと・・。 　で、次回予告を見ると、新たな敵がどうとか・・。 　「スタンドＤＩＳＣ」が無い今、どうやって・・？ 　で、私が考えたのは、「記憶ＤＩＳＣ」の存在。 　もしかして「白蛇」は、「記憶ＤＩＳＣ」の中にある「スタンドの記憶」・・。 　つまり承太郎が過去に見たスタンドを「ＤＩＳＣ」に出来るんじゃあないでしょうか？ 　それを与えることによって、スタンド使いを生み出せるんだと思います。 　うう・・自信無いなぁ・・。

　うーむ、「スタンドDISC」で、いらないものをトラクターに残していたみたいなので、ホワイトスネイクの手元にもいくつかスタンドDISCはあるんじゃないでしょうか？　それでも「スタープラチナ」を持って行かなかったのは謎ですけどね。
　それはともかく、「記憶」からスタンドを精製………なるほど。これはDIO復活から一歩進んだ使い方かも。過去の敵が次々と襲いかかる………なんて展開、通には受けそうだけど順位が心配（笑）。いや、今でも十分に打ち切られそうなんですけどね。

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