write 2000/07/07
ジャンプ第31号予想
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「週感ジョジョンプ」第236号

PAGE4・ラバーソウルさんより

Hermit Purple attack JUMP 2000 No.32!


 こんばんわ。
 本日は………何かありましたっけ? 台風? それもありますね。我がおんぼろアパートでは四方八方から雨垂れが鳴り響いておりますぞ。
 本日はファイナルファンタジー9の発売日でしたね。もちろん私は買いませんでしたが、秋葉原では朝の7時からお店を開けていたのこと。取材に行った人の話を今日ちらっと聞いたのですが、誰もいなくて報道陣の方が多かったとか。Win98以上に盛り上がっていません。
 今回のFFはコンビニとゲームショップ、そしてネットと出版という二つの時代的な移行の一里塚になっていますね。まずゲームショップで特に初回特典もなかったのにデジキューブではあったとか、その他いろいろ盛り上がりに欠けてコアユーザーが買い控えた「らしい」とか流通面でいろいろ言われていますね。今回スクゥエアは前作のような煽りに煽りまくって………という感じではなく(ファミ通の10P広告とかありましたけど)、おとなしめでした。改心したのかな?と微妙な事を言う人もいたりして。
 ゲームはコンビニで、という事は今更な感じですが、出版業界でもちょっとした動きがあったのですよ。今回のFF、何と攻略本はどこからも出ないとか。以前より出版社間で話のネタとして「なんか今回は出ないらしいですねぇ」などと噂になっていたのですが、今日はいろんな所から「全く出ない」という話を聞きました。こうわざわざ書くのも未確認の話な訳ですが………書店や書籍流通はちと悲しい訳で。なんせ前作のデジキューブの攻略本は狂ったように売れたのは皆様もご存知のはず。今回そのボーナスはなし。
 これに関してもメーカー側の決定だとか、攻略本を作る所が内部で揉めているとか、次回作「10」への布石として今回から攻略情報がネット配信されるんだとか(本格的なネットワーク対応は「10」からだったような………)、雑誌への情報提供も抑え目になるとか、まぁいろいろと情報が飛び交っておりました。
 攻略本というものを買うたびに誰もが思うその必要性がネット等と結びつき、ますます問われていくんじゃないかなーと思っております。しかし今しばらくはグッズなり書籍なりに結びつかないと、盛り上がりっていうのもないのでは?………と言ってみたくなるのは出版のアホ連中だけでしょうかね? 本ではなく口コミとかメールのやり取りでゲーム本来の楽しみなんてものが復活する確証はどこにもないでしょうに。かといって発売日指定までされている攻略本の現状もかなりオカシイ。とりあえず、後でそれっぽいサイトをぼちぼち回ってみますんで、皆様もボチボチ遊んではいかがと。どうせ外は雨だしね。

 まとめきれなくなったところで投稿です。ラバーソウルさんです。ありがとう!

投稿者:ラバーソウルさん

 ドドドドドドド…ドガアアアン! ハハハハハハハ! 今週の予想は小説っぽく行くぜ!

「エルメェス! 早くあたしの手につかまれ!」

 ジョリーンはエルメェスの手をつかもうとした。

「もう少し、あともう少し伸びてくれ…」

 ガシィ! 手をつかんだジョリーンはそのままエルメェスを引っ張ろうとした。

「まて、その前にこいつをひっぺがさねーと」

 エルメェスの要求にジョリーンが答える。

「わかってるよ! オラァ!!」

 ドガアァァァ。ストーンフリーの渾身の一撃を喰らった敵スタンドは、引きちぎれて後ろへ吹っ飛んだ。

「よしいまだ! 引き上げるぞ」

 グググー……。

「二人分の体重はきついぜェ」

 懸命に引っ張るジョリーンの耳に、エルメェスの叫び声が聞こえた。

「まずい! ジョリーン! 見ろ!」

 エルメェスの後方10メートル付近に再び敵スタンドの姿が見えた。

「あの野郎、再生してやがる!」

 バラバラにちぎれた体がひとつになり、再びエルメェスの背後に迫ってきたのだ。ガシィ!グイグイ…グイー!

「クゥゥゥ! なんてパワーだ、引きずり込まれる!」

 再びしがみつかれて青ざめるエルメェスから、更なる悲鳴が発っせられた。

「ウワアアアアア!」

 みると敵スタンドがエルメェスの右肩にかじりついていた。肉体に走る激痛。むなしい努力を続けるジョリーンを見たエルメェスは、ついに決断した。

「もういい、ジョリーン、手を離せ。あたしから離れろ。このままじゃあおまえもやられる。」

「そんなことできるわけ……」

 ガクゥン! グイイイ! そのセリフを最後まで言う余裕すらないほど、敵のパワーは強力だった。

「シィィィット!」

 そう叫んだジョリーンの頭に、ある考えが浮かんだ。

「あきらめるな、エルメェス! あたしの話を聞け!」

「何だと!?」

「その前にこいつをもう一度ひっぺがす。オラァ!」

 ちぎれて吹っ飛ぶ敵スタンドを尻目に、ジョリーンは自分の考えを伝えた。

「今まで気になっていたことがある」

 再生し始めるスタンドに冷静なまなざしを向けながら、ジョリーンは続けた。

「看守だ。あの看守がなぜ襲われたのか考えろ。彼はウォーターバイクに乗っていた。つまりスクリューだ。スクリューが水の中をかき回したから、敵はそれに反応したんじゃあねえのか? エルメェス、おまえもだ。水の入ったバケツを蹴り上げただろ? そしておまえは水の中でもがいていただろ? 今だってジタバタしてる。それに比べてあたしは水の上を走ってきた。水を激しく動かさずに移動したから、ここまで無事に来れたんだ」

 ウジュ…ウジュ…フーフー。再生を終えた敵スタンドが再びエルメェスの背後に迫ったが、ジョリーンの冷静な態度は崩れなかった。

「エルメェス! 動くな! 動いちゃいけない! 水を激しく引っ掻き回しちゃいけないんだ! こいつは動きに反応する自動操縦だ!」

 ジョリーンの冷静な判断は、あきらめかけていたエルメェスに最後の希望をもたらした。

「そ…そうか! ようし、こうなったら何が何でも動かねーぞお!」

 ジョリーンの考えに望みを託したエルメェスは、腹を決めてもがくのをやめた。グオオオ――。
 敵スタンドがさらに迫ってきた。エルメェスは動かない。ガシィ! 背中にスタンドがしがみついてきた。エルメェスは動かない。ガブゥ! 敵が喰らいついてきた。エルメェスはそれでも動かなかった。

「ジョリーン、あたしはおまえを信じるぜ、何があってもな」

 この言葉が最後のセリフになるかと思われた瞬間……ピタリ! 敵スタンドの動きが止まった。ジョリーンはエルメェスの手を握ったまま様子をうかがっている。しばしの沈黙のあと、ついに敵スタンドは分裂し始めた。パシャパシャと音を立ててもとの小さなミジンコのような姿に変貌していったのだ。

「や…やったか! おまえの言うとおりだったぜ、ジョリーン」
「よし、今こそ岸へ引き上げるチャンスだ」

 ジョリーンはあくまでも冷静に引いた。決して水を荒立たせることなく、ゆっくりと……。

「ふう、助かったぜェ、おまえには大きな借りを作っちまったな」

 こうして二人は岸へとたどり着くことが出来たのであった。ジョリーンのこの冷静さは、父である承太郎の、そしてジョースター家の血筋をしっかりと受け継いでいることの証であった。

(つづく?)

 さーてと、俺様の文章はいかがだったかな? まあ、あまり時間が無かったので、たいした出来じゃねえけどな。へへへ。ではこの先を予想しよう。

 岸へ上がった二人は、残り三人の囚人を見るだろう。もう三人とも血祭りに上げられているな。本体は別にいるってことさ。ディスクを取りに行くには、まず看守の死体からの射程50メートルを守らねばならん。きっとストーンフリーで引き寄せるだろう。もちろんゆっくりとだ。ここで敵本体が登場! 水の中から、第三部のカメオみたいなやつが出てくるぞ。24時間の番人だからな。正体は看守でも囚人でもない、外部のやつってわけさ。自動操縦から意思による操縦に切り替えて、様々な攻撃を仕掛けてくるはずだ。ディスクの守り役が、しがみついてムシャムシャ喰うだけじゃあ役不足だぜ! 数が増えたり、カッターで切ったりするだけじゃない。意思で操縦すれば、陸上まで追って行けるし、湿地の中にいるミジンコ野郎を全部集めて巨大スタンドを作ることも出来るのだ。敵としては、ここで第2のバトルを展開できる。陸上戦てやつだ(六人目はあとから追いついただけ)。
 とにかく二人は敵を倒すだろう。そして「ディスクを取りに行くと、すでに何者かの手によって持ち去られていた」という結果が待っているのだァ!

 動体視力「のみ」のスタンド、ムシャムシャ。エルメェスの覚悟など、なるほどこういうシーンはありそうな、と思わせる投稿でした。しかしこれだけ「犯人は誰だ?」と言っていながらその予想を全て嘲笑うかのような別人説(カメオ潜伏説)。確かに水中ですしなぁ。遠隔自動操縦である必然もないし。
 このスタンド、殴って倒すという訳にもいかないようだし、思ったり長引くんじゃないでしょうか農場捜索隊編。DISCも手に入らなかったら踏んだり蹴ったりですね。


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