write 2000/03/23
ジャンプ第17号予想
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「週感ジョジョンプ」第208号

PAGE2・A・ドライさんより

Hermit Purple attack JUMP 2000 No.17!


 こんばんわ。
 さて、今週も映画『グリーンマイル』公開記念プチ企画、映画と本で楽しもうS・キングの世界のお時間がやってまいりました。二回目の今日はあの『キャリー』(新潮文庫)です。ちょっと順番が変なのですがまぁ勘弁してやって下さい。
 で、またまた原作とビデオの見直しに(いやー、リンチみたくオールナイトとかで関連上映会やってくれると助かるんですけどねぇ)。
 原作のほうは1974年アメリカで発表された訳ですが、邦訳ハードカバーが1975年かな? すんません、計算間違いかもしれないけど。ジョジョンプ読者の皆さんがまだ生まれてなかったころじゃないかなと思いますが………。全く知らない人のために書いておきますと、『キャリー』は超能力少女ものです。「もの」って書くのもどうかと思いますけどね………。
 ここで興味がかなり薄れてしまった人、手を挙げて。そう、どうもS・キングというとモダンホラーの旗手であり、人間心理の深い描写とかそういうものを求めてしまうあまりSFチックな『ファイアスターター』やこの『キャリー』なんかにはどーしても食指が動かない、なんて人も多いのでは。とにかく超自然現象絡みのホラーはキライだ、という人もまずは手に取らないでしょう。確かにキング初期の作品というのは粗削りの部分が多いので、この『キャリー』から読みはじめるのはオススメしかねますが一度は通っておくといい道。
 なんと言っても『キャリー』は滅多に無いと言われている映像化成功例ですからね。
 映画版は1976年(割と早いな)、ブライアン・デ・パルマ監督(『ゴールデンボーイ』の監督はブライアン・シンガー。間違えやすい)。最初観た時は全然良いと思わなかったのですが今観るとかなり納得の行く映画に仕上がっています。映画版は青春映画としてその基礎ができているのですが、最初観た時は「ホラーを観よう!」と思っているものだからその辺のピントがずれている訳ですな。
 アングルもいいしなんと言っても他の大失敗映像化作品と大きく違うのが音楽! ピート・ドナッジョ(ドナジオ)っていう人らしいんですが、特にあのパーティーでキャリーの頭上に仕掛けられたバケツの罠が露呈するあたりの音楽。これがいいんですよ。そして一歩間違うとチープになってしまうキャリーの超能力が発揮されるところの効果音、「ズィン!」というやつ。とても活字では表現できませんけど、これが荒木チックな感じですぞ。

 また小学生の感想みたいな印象ばっか書いていると怒られそうなのですが、今回の発見は「死とは時に笑いと隣り合わせの所にある」という事でしょうね。無差別で残酷という所が共通点。それが一番現れているのが、クライマックス、キャリーの怒りが大爆発して体育館で大惨事が巻き起こるシーン。
 原作では、スプリンクラー+電気という、デーボを彷彿とさせるコンビネーションだった訳ですが映画では消化用ホースを使って暴動を鎮める警察よろしくパーティーの来場者に浴びせ掛けています。このシーンって妙に笑えません? かなり穿った見方かもしれませんが、「ホースが勝手に動いて人間を襲う」などというB級お馬鹿ホラーテイストでわざと撮ったんじゃないかなーと思っている訳です。キャリー・ホワイトはいじめっ子に復讐してやる!と思って最後の大惨劇を巻き起こした訳ではなくてとにかく無差別に怒りがぶちまけられた、そこでバタバタ悪気の無い人も巻き込んで惨劇が起こったというその理不尽さが一歩間違えば笑えてしまう。そこにスポットを当て結末も母との対決という形でアレンジしたデ・パルマの再構築が勝利を収めたといえましょう。

 ラストにまたまたB級テイストなビックリシーンがあるわけですが、これはジョジョ第二部のあのシーンですなー。その他にも第三部ダニエル・J・ダービー vs ジョセフの「名前言い間違い相手マジギレ作戦」の元ネタみたいなのもありますぞ(『スティング』にもあるんだけどね)。実はいちばん恐いのはパーティーのシーンに向けてどんどんキレイになっていくキャリーの「女ってコワいねー」という所だったりして。

 投稿はA・ドライさん。今週も出してくれてありがとう!

投稿者:A・ドライさん

 ベースボールボーイ(以下BBB)を発見した徐倫、そこでBBBは「お姉ちゃん、なんでここに」かなんか言います。  そしてM・T(マンハッタン・トランスファー)がでてきて徐倫が「来るわよ」とか言うでしょう。

 そして弾丸発射、S.Fが防ぐがすかさず発目が!

 もう間に合わない、誰もがそう思ったその時、承太郎が代わりに撃たれてくれる(かも?)!
 そして「お前をここから出すと言ったはずだ」と言うでしょう(気絶するだけで戦闘後帰る)。
 そして徐倫キレます。
 ひもをのばして本体を倒します。
 ライフルの銃口に入るのかな。
 まあジョンガリは死にますね。

 看守って死んだのかな。

 BBBのほね、あれは徐倫のママの骨。とくに理由はないけどそんな気がする。

 承太郎またまた撃たれちまいますかー。今現在、貫通しているからまだ大丈夫かもと思いつつ、出血は気になりますね。第三部ではもっとハデにやられていましたがもうトシだしなぁ。
 そして骨はやっぱしジョリーンママの骨? じゃあママは今どこで何しているの? ひっとして承太郎が意外に早く来ているのもそのため? ずーっとジョリーンに言おう言おうと思っていて隠している訳? 刑務所から出さなくちゃいけない本当の理由って?


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