write 1999/02/28
ジャンプ第14号予想
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「週感ジョジョンプ」第173号

PAGE4・"ロマンサー"Y.Bさんより

Hermit Purple attack JUMP No.14!


 今週も結構いい感じ、"ロマンサー"Y.Bさんです。今回のエピソードでは「ジョジョの奇妙な冒険」と言っているにも関わらず、ジョルノがいません。さらにはトリッシュもいません。こんなマンガがかつて少年誌に掲載された事があったでしょうか?

投稿者:"ロマンサー"Y.Bさん

 主人公不在、ジョルノ不在・・・ジョルノ、ジョルノってうるさいわね!
 不在なのはあたしもなのよ! ヒロインだって不在ってことを忘れないでほしいわ!  

 しょ〜がねーなあ〜・・・だってお前、このエピローグの頃は丁度、幹部のペリーコロに保護されてたぐらいの時期だろ。そんで、ペリーコロの隠れ家で2人で食卓囲んだトコロでよ、あのジジイがいきなり「人肉ってウマイかな?」なんて言い出したらホラーじゃねえか。だからしょ〜がね〜んだよ!

* * *

 そう、私はここで強調したい! 人肉ネタはミスタだからこそ許された。
 だって、例えばアバッキオだったら真顔で話題ふっちゃうだろうから、お前実はくったことあるんじゃねえの?ゴゴゴって感じ。回収騒ぎモンじゃん。
 ・・・いや、ちょっと脇道にそれてしまいました。私が本当に強調したかったのは、『何故ミスタなのか!?』ということです。

 物語の冒頭。普通だったらプロローグだろ、ってトコまで時間を溯ってのエピローグ。
 こりゃ、何のタメだあ? エ? オイ。
 と考えた時、ミスタってのがひっかかるのです。

 「第5部にはキャラクター1人1人を描くという課題もある」という作者の言がありました。
 なるほど、第5部は一度に仲間がドッと登場する構成にしたことによって、読者の興味を引き付けたまま一人一人にスポットを当てていこうという工夫がされている。
 主人公、敵、そして読者、ともに初顔合わせというバトルが展開された5部前半では、このテクニックが物語のテンションを高めてくれました。
 『脅威・・・それは謎があるゆえだぜ』ナランチャVSホルマジオ戦なんかが顕著な例ではないでしょうか。
 中盤では、仲間たちの過去のエピソードを絡めることで、物語に深みを与えることに成功しています。
 そして、物語終盤のボスVSリゾット戦こそ、第5部におけるこの手法の完成、極まったという証明のように思えます。
 その視点から見ると、親衛隊との闘い、チョコラート&セッコとの闘いなんかは5部の中でもちょっと浮いてしまっています。この時期は作者にとって迷いの時期だったのではないか? 私にはそう思えてならない。
(ボスVSリゾットの構想の方が親衛隊との闘いより先にあったと仮定している)

 キャラクター1人1人を描くという自ら設けた課題に対してあの手この手で挑戦し、必然的に行き着いたのがクライマックスのレクイエム編だったのでしょう。
 それは、主人公、敵、そして読者ともにネタが割れた状態でのバトル! 登場人物には新フィチャーは全く無く、ただ、『矢』にのみ謎があるという設定でのバトル!
 それが成功であったか、失敗であったかはともかく、荒木飛呂彦の奇妙な冒険精神は健在・・・いや、むしろ旺盛!

 ストーリー的にはともかく、キャラクターを描くという課題に対して、今回のエピローグはレクイエム編の延長線上にあるはず。読者はここで描かれる主人公たちのこの先の運命、生死をすら知ってしまっている訳ですから!

 では、以上のことを踏まえた上で予想。
 ミスタはこの任務でブッ殺される! 今まで活躍していたのは偽ミスタ! 正体は元祖自爆王オインゴ! セックス・ピストルズは髪の毛を変形してつくりました!
 一点賭けだぜウリャーッ!当たれーッ!

 あ、もうひとつ予想いいかな?
 彫刻家の正体はプリンスって、あだ名されている女ったらし。「眠れる奴隷」ってサブ・タイトルだし。
 スレイブ・マークが衣装か刺青としてデザインに入っている。「全てのオンナは俺様の眠れる奴隷・・・。」そんなゲス野郎です(でも一度言ってみたいな)。

 クィーン、キングときたらジャック・・・というのはディオのワールドが21(ブラック・ジャック(タロットの頃からあった遊びなんですよ))だったので、すでに実現してしまっているから、プリンスならどう?っていうことです。
(荒木作品はこーゆー細かい遊びについて行くのが・・・疲れる(笑))

 過去のエピソードなのに、ミスタが殺されたとしたら………この"エピローグ"がパラレルワールドの産物に他ならないという事が解ります。だとしたら、我々の知っているキャラクターの今後というものは、まったく違うものになっていくでしょう。そうなると、その延長上にある未来とは、何でしょうか? ジョルノはどのあたりで出てくる事になるのでしょうか? エピローグの最後は、本当に第五部の開始につながるようなものなのでしょうか? そのあたりが解るのは、まだまだ先になります。ちなみに、洋楽の名前シリーズがまだまだ続くかも不明です。


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