「週感ジョジョンプ」第153号

　こんばんわ。二回目の投稿、ハラケンさんです。最近は捻りのある本格的な予想も多くなってきた訳ですが、これも面白い。最近のジョジョの展開は肉体と精神の入れ替わりに加えて、『別のモノ』となかなか難しい展開。なぜあのコメディタッチの状況を作り出した事が｢前奏曲」なのか？　ここがポイントでしょう。

投稿者：ハラケンさん 　この世の生き物を「別のモノ」に入れ替える！！！ 　まさに予想外の展開でした。 　＃先週までほとんどコメディだったのに・・・。 　しかしこれで、「矢」とスタンドの正体が明らかになりつつあるみたいですね。 　「矢」についてまとめると次の様になりますね。 「矢」には宇宙から来た「ウィルス」が付着している。 生き物が「矢」に刺されると、スタンドが現れる。 ただし、スタンド使いになれず死ぬ場合もある。 スタンドが「矢」に刺されると、「先」に進化する。 ただし、スタンドが暴走する事がある。 そして、暴走したレクイエムの場合、次の様に続きますね。 広範囲の生き物が意識を失い、精神を交換される。 スタンドはパワーアップしている。 スタンド使い自体はパワーアップしていない。 精神が交換された生き物は「別のモノ」に入れ替わる。 スタンド使いは、まだ「別のモノ」と入れ替わっていない。 　＃ドッピオ君は入れ替わったんだろうか？ 　では「別のモノ」って、一体何？？？ 　「ウィルス（矢）」と密接に関係している「スタンド」との関係は？ 　インフルエンザのウィルスなんかだと、生き物を細胞を利用して仲間をふやしますよね？それで思いついたのですがスタンドは「仲間と肉体を得る為に変形したウイルス」だと思うのです。 　まず「矢のウィルス」単体には思考能力も行動力も「仲間を増やす能力」もありません。あるのは「仲間を増やす」と言う本能のみです。 　そこで「矢のウィルス」は、寄生した宿主の精神を利用して「スタンド」になります。 　＃精神が弱い宿主だと、スタンドになれず共倒れ。 　スタンドは宿主の精神に支配されていますが、その一方で宿主の精神を利用して、様々な事を学び、様々な能力を身につけます。 　そして宿主を守る一方で、スタンドそのものが「仲間を増やす工場」となります。 　そしてスタンドがもう一度原形のウィルスと接触（矢が刺さる）と、今までに生産していた仲間を空中に解き放ち「先」に進化します。 　スタンドから生まれたウィルスは、元々矢に付いていたウィルスと違い、既に生き物について学んでます。 　だから最初の寄生と違い、今度は宿主の精神ごと支配する形で寄生する事になります。それが「入れ替わり」だと思うわけです。 　「先」は「入れ替わり」の為にウィルスを活性化させます。スタンドがパワーアップしたのはこの影響。 　生き物の精神が入れ替わったのは、「入れ替わり」の時にギャップを与える事で、生き物側の精神の影響力を押さえる「先」の能力と考えられます。 　スタンド使いには、既に支配されたスタンドが存在するので、「入れ替わり」が起こらないのだと考えられます。 　ただしこのままだと、スタンドとの主従の関係の逆転は有り得ます。 　その先に「入れ替わり」はあるかもしれません。 　では今回のレクイエムの暴走が「ウィルス」の目的通りなのかと言えば、少し違うと思います。 　レクイエムには思考能力が皆無なので、あの「別のモノ」達にも思考能力は無さそうです。自由な肉体を手に入れても、本能でしか動けないなら不完全な寄生にすぎません。 　本来は生き物の精神を学ぶ事で自我を持ち、スタンドが宿主の精神を支配した状態で「入れ替わる」のが目的だと思うのです。 　ピストルズやスパガの様な、自我を持ったスタンドはその伏線だと考えます。 　自我を持ったスタンドが更に成長すると、スタンド使いからの支配を覆し逆に肉体を支配できるはずです。 ＃それがキンクリ 　その状態で「入れ替わり」を行ってはじめて、完璧に目的を達成できるのだと思うわけです。 　スタンド同士が引き合う現象は、ウィルス（矢）を捜す能力の副産物かもしれません。 　逆に、完璧にスタンド使いに支配されたスタンドが「先」にすすんだ場合、すべてのウィルスを支配できるのかも知れません。 　＃強力なワクチンソフトみたいな働きも期待できます。 　ところで僕の予想では、ボスは「スタンド使いに支配されてないスタンド」です。つまり今は特殊な存在なので、真の仲間が存在しないのです（だから身を隠す）。 　ところが彼が矢を手に入れた場合、完璧な「入れ替わり」が起きる事になります。その場合、彼には本当の仲間が大量に生まれる事になります。 　これが「矢を破壊する」のではなく「矢を手に入れる」動機になるのではないかと考えてます。

　しつこいようですが、今回の件でかなり特殊なのがボスです。結末までもしそうだとしたら？　ジョジョでは全くと行って良いほど「超能力」なんて言葉は使われず「スタンド」でした。そしてその例外は回を追うごとに出てきてしまう訳ですが、どこかでかみ合う事があるとしたら………。
　グリーン・デイにせよ、グラック・サバスにせよ、「自動的な意志」が第五部には出てきます。目的がしばらくの間分からない恐ろしさ。ただ、その目的を知ったとき、もっと恐ろしい目に会うとしたら………。
　「矢」とウイルス、ボスも気になりますが、レクイエムの謎もこのへんで考える事ができるのでは？

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