write 1998/11/15
ジャンプ第51号予想
「週感ジョジョンプ」第147号トップに戻る
「週感ジョジョンプ」トップページに戻る

「週感ジョジョンプ」第147号

PAGE8・"エピタフ"KTRさんより

Hermit Purple attack JUMP No.51!


 最近投稿して下さって嬉しい"エピタフ"KTRさんです。ありがとうございます。金田一はKTRさんのPAGEの主力の一端を担っているマンガなのですが、今回はそれ調で………。あれも予想し始めると長そうだね。

投稿者:"エピタフ"KTRさん

「汐華少年の事件簿」

★登場人物

  • 汐華初流乃(ジョルノ)…名探偵と言われたDIOを父に持つ少年探偵。決めゼリフは「DIO(父ちゃん)の名にかけて!」
  • 剣持=ポル亀警部…通称「おっさん」。ジョルノの良き理解者。
  • 佐木=ナランチャ…いつもビデオカメラ(レーダー)でジョルノをサポートする。犯人『もう一人のディアボロ』に襲われ死亡。
  • 明智=ブチャ警視…この中で一番偉い人。ちょっとイヤミ。
  • フリーライター・いつき=ミスタ…大雑把な性格だが、いい人。
  • 美雪=トリッシュ…ジョルノの幼なじみ。

 無残にも鉄格子に貫かれた佐木=ナランチャの死体を見て、汐華少年ことジョルノはつぶやいた。「謎は全て解けた…」

ポル亀警部「本当か!金田一…いやジョルノ!」
ジョルノ「ああ…佐木…いやナランチャを殺した犯人、『もう一人のディアボロ』はこの中にいる!」
ブチャ警視「これは聞き捨てなりませんね、ジョルノ君。例え、ディアボロが二重人格で、今私の本来の肉体に入っているのがその片割れだけだったとしても、もう一つの精神が我々の中にいるとは限らないのではありませんか?」
ミスタ「そうだぜ、ジョルノ。誰かそこいらの一般人の体に入って、隠れてるだけかも知れねえじゃねえか」
トリッシュ「証拠はあるの?はじめ……いや、はるのちゃん」
ジョルノ「証拠ならある。佐木が死ぬ前に映してくれたビデオカメラ…いやエアロスミスのレーダーこそがその証拠だ」
ブチャ警視「あのレーダーには何も映っていなかったではありませんか」
ジョルノ「そう、何も映っていなかったことこそが決定的な証拠なのさ。いくらキングクリムゾンがレクイエムの影響を受けてパワーアップしたからと言っても、エアロスミスのレーダーに映らないほどの距離から時間を消している間に近づいて、これだけの犯行をできるはずがない。つまり、レーダーに何も映らなかったということは、奴『もう一人のディアボロ』が我々の中に潜んでいることの決定的な証拠だ」
ミスタ「だが、俺達は全員互いを見張っていた。誰も不審な動きをした者はいなかった。つまり全員にアリバイがある!」
ジョルノ「アリバイなんてものは『時が消し飛ぶ世界』では何の意味も持ちません。キングクリムゾンで時を飛ばしている間に、人格を交替し、ナランチャを殺害、また元の人格に戻して隠れたのです。また、レクイエムの影響でキングクリムゾンの能力がパワーアップしたことも、犯人にとっては有利に働いた」
ポル亀「し、しかしだな、ジョルノ。誰かの中に『もう一人のディアボロ』がいるのなら、そいつが気づくはずだ。だが、誰も気づかないというのはどういうことだ?」
ジョルノ「この『姿なき殺人』を完成させるために、犯人は2つの『カムフラージュ』を使いました。一つは、『精神の交換』のカムフラージュです。大々的に人と人の間の『精神の交換』が起こったため、さらにその中で誰かの『人格の交替』が行われているなどとは、 誰も気づきません。まさに『木を隠すならば森の中へ』というわけです。
「そしてもう一つのカムフラージュは『意識の不連続』のカムフラージュです。二重人格の場合、本来ならば人格が交替した場合に、必ず『意識の不連続』が生じます。まあ、上位人格の場合には意識を保ったまま交替することもできますが、どちらにしろ交替が起こったことには気づきます。しかし人格が交替している時間をまるまる飛ばしてしまうことによって、人格が飛んだことによる『意識の不連続』を時間が飛んだことによる『意識の不連続』によって隠せてしまうのです。これがこの完全犯罪を支えたトリックです。」
ブチャ警視「それで、結局誰が『もう一人のディアボロ』だと言うんだね、ジョルノ君」
ジョルノ「ミスタとトリッシュは弾のやり取りをしていたので、犯行の暇はありませんでした。亀であるポルのおっさんは問題外です。残るは私かブチャ警視ですが…」
ブチャ警視「君は、君が犯人でないことを知っている、か。それは証拠としては弱いな」
ジョルノ「まだあります。位置的な関係もあなたが一番ナランチャに近かった」
ブチャ警視「そんなことで犯人にされたのではたまりませんね」
ジョルノ「だが、そんな状況証拠よりも決定的なのは、この精神の交換が必ず1対1で行われている、という点です。よって、『もう一人のディアボロ』の精神も入れ替わる相手が必要だ。だが、我々は既に入れ替わり済みで、『もう一人のディアボロ』が入れ替わることができるような精神はない。入れ替われなかった精神はどうなるか? そのまま元の肉体に残り続けるしかない。つまり、ブチャ警視、あなたの体に」

(次号、追い詰められたブチャ警視が反撃?)


 えーとフォローしておきますと、「殺人」と言い切ってしまってますけど、ナランチャはまだ生き残る可能性は十分あると思ってます。

#しかしこれとほとんど同じ推理をリアルタイム伝言板で見かけました。
#やっぱみんな考えることは一緒か。

 そう、今週けっこうあったのよ、このネタが。あの先陣を切って進んでいたブチャラティがまさか………という所、面白いところですからね。ブチャラティがどう反撃するのか? 何よりも、ブチャラティの意識はどうなのか? 何よりも、トリッシュに言うべき言葉はあるのか?
 ティアボロにも最後はしっかり決めて欲しいところです。


「週感ジョジョンプ」第147号PAGE9に進む
「週感ジョジョンプ」第147号トップに戻る
「週感ジョジョンプ」バックナンバートップページに戻る
「週感ジョジョンプ」トップページに戻る

CON$ E-mail: condor@edit.ne.jp
このPAGEはWindows95+Netscape Ver4.04Jで作成しています
Copyright (C) 1998 CON$