"ロマンサー"Y.Bさんです。お元気そうで何より。8/19に投稿のあったこの記事も遅れてしまってすみません。ブチャラティの逃走について。
投稿者:"ロマンサー"Y.Bさん
どなたか忘れてしまいましたが(すいません!)、セッコのオアシスでコロッセオ大沈没の予想、かっちょいーなーとお気に入りです。 さて、作者・荒木飛呂彦もブチャの肉体をもてあそびながら死体を追求しています。
曰く、死体に脈はない。
死体ネタでまだやってないこと、あるんじゃないかな? 「ど、どうやって、ち、地中で息、してんのか、わ、わかんねぇ(それともすげぇガマン強いのか?)ブチャラティー!!だ、だが、すぐに追いついてやるぜ!」
この期におよんでまだブチャラティーの秘密に気が付いていないセッコであった。 「ムッ、や・・・奴が地中を進むのを止めた!コロッセオの入り口だ・・・動きを止めてお・・・俺を不意打ちしようと、し、してんのかッ?」 コロッセオ入り口付近には、やはりカビにやられた人々が何人も折り重なるように倒れている。セッコは用心深く立ち回ることにしたようだ。 「う・・・動きをとめたってなぁ、地面のしたなら、お、俺のオアシス。地中を伝わるお前の心音を、た・・・探知してやる!」 ・・・・・・・・。 「バッ馬鹿なッ! 何も音がしねぇ! そんなはずはねぇ! 奴はここで止ったんだッ! 地中にいるなら死体でもねー限り、心ぞーの音が聞こえるはずだッ!」 うろたえつつ、セッコは地上に顔を出す。 「もしか、この死体の中にかくれたのか?近づいたらジッパーで攻撃しようと考えているのか?甘いぜ・・・死体ってのは、死臭が匂ってるんだ、見分けるのは簡単だぜ。死んだふりなんかよぉー。匂わないのがお前だ、ブチャラティー!」 おもむろにマスクをずり下げ匂いを嗅ぎ出すセッコ。 「クン・・・クンクン」 ・・・・・・・・・。 「バッ馬鹿な! ここには死体しかねぇ! ブ・・・ブチャラティーの野郎、死体でもない限り隠れることなんてできっこねえーッ!」 パニック寸前のセッコ。だが、その時、死体の一群からはみ出ているブチャラティーのスーツのはしが目にとまった!! 「ニヤリ。に、匂いはうまく誤魔化したよ、ようだがよ、ツイてなかったな、ブチャラ ティー。見つけたぜぇぇぇぇぇぇぇええええ! オアーシス!」
ドグチャア! 「ちっ違う!こいつブチャラティーじゃあねえ!服を着せられた別の男の死体だッ! ・・・・ハッ!」 気配に振り向くセッコ。見やると入り口のはるか向こうに、コロッセオのグラウンドを月明かりの中、すっぱだかで全力疾走するブチャラティーの後ろ姿が! 座った眼のブチャラティー(全裸)が目指すのはグラウンドを横切った先、観客席最上段の・・・車椅子の男! 「だっ・・・だましやがった! しかし、あの距離を全力でダッシュしたら死体でもねー限り息があがっちまう。お・・・追いつけるッ!」
・・・・・・・・・・。 「クックソッ! このままじゃあ、先に着かれちまうッ! ううううううおおおおおオアーシスッ!」
セッコは周囲の地面をすくいとり、まるで水弾を弾くように、ブチャラティー(全裸)めがけてアスファトの飛沫を撃った! 「ど、どうだッ! 射程距離から出れば地面はもとに戻って硬くなる! くたばれブチャラティー! お、俺の勝ちだッ!」
・・・・・・・・・・。 「バッ!馬鹿な! ・・・も・・・もう何がなんだかわからねえ! 死んでるのに死なないなんて死体でもない限り無理だッ!いったいどーなってんだ! あいつの肉体。」 泣き叫ぶセッコ(半狂乱)を尻目に、ブチャラティー(全裸)・・・車椅子の男(着衣)はすぐそこだ!
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全裸なんて言ったらどっかの誰か、喜んでしまいますよ。
よく考えたら、セッコの能力ってギアッチョほどではないだろうけど強い。アスファルトの飛沫といい、空間把握といい、ほんと、死なないブチャラティでないと勝てないんじゃないの? 唯一、つけこめるとしたらそれぐらいかも。
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