「週感ジョジョンプ」第121号

　こんばんわ。YBさん、無事帰国………という事で、さっそくの投稿、ありがとうございます。

投稿者：YBさん 　戦慄の留守録メッセージでしたね。携帯片手に「角砂糖投げてやる」とか言いながら体を切断してたんか！ 　なんちゅうチョコラート。 　でも、ま、前座も終わっていよいよ真打ち！ 　解き放たれた怪人・セッコＶＳ世界初死体ギャング・ブチャラティー！！　勝負の行方は？ 　「殺っされる」も何もすでに死んでるブチャラティー。 　人間死ぬ前に走馬灯のように少年時代やらなんやらの人生の一切合切を脳裏にプレイバックするといいますが、彼もまた鼻タレの頃のザリガニ釣りの事や、タモを買いにホームセンターに行った帰りにお釣を落としちゃって泣きべそだった事とかが頭を駆け巡っているのでしょうか・・・ここ数日。 　セッコは正攻法。まず安全地帯（オアシス）である地中に潜ります。 　こうなるとブチャラティーは非常に苦しい、地面にめり込んでしまっているその足をどうするのか？ 　ジッパーで地面を切開して逃れるのは簡単ですが、うまくありません。 　何故ならセッコはブチャを放っておいてコロッセオに向かうこともできるからです。 　逡巡するブチャラティー。セッコはその迷いの一瞬を見逃さなかった！　地下から接近、すかさずブチャラティーの足首を「掴んだ！」 ！！！？？ 　足首の掴まれた部分がジッパーで開いてセッコの手をくわえ込んで閉じた！ 　そしてその足首から上が電話の受話器コードのようになって伸び、街路樹の枝にひっかかっています。 「お前のスタンドは強い・・・だがその能力、地面から離れてしまえば！閉じろジッパーッ！」 　伸び切っていたブチャの脚のジッパーが閉じていき、枝を軸にしてセッコを見事に一本釣りします。 「釣り上げたぞッ」 「お、男同士だ！・・・じゃなくって、えと、ソルトレークシィー！でもなくて・・・俺もオンブした！・・・でもなくて・・・えっと、えとえとえと・・・。」 「それがどうした！か？」 「そうだああああッ！」 　自分を釣り上げているブチャの足首をグチャリと握り潰し飛び降りるセッコ。 　着地してしまえば強いのは自分なのだ！ 　その瞬間、ブチャラティーが道に集まりだしていた人々に叫んだ！ 「中日優勝オメデトーッ！グランパス優勝オメデトーッ！名大合格オメデトー！」 「何ッ！？」「そいつはめでてぇ！」「監督を胴上げだ！」「ナニナニ！？」 「甲子園出場だって！」 「すげえ！」「胴上げだ！」「そりゃー！」「おめでとーッ！」「何だ何の騒ぎなんだ？」「うわー！」「騒げ騒げ！」「六甲おろしじゃ！」「岡田監督ありがとう！」「胴上げだ！」「胴上げだ！」「胴上げだ！」「ワッショイ！」「ワッショイ！」「ワッショイ！」 　勘違いした群集に胴上げされ、セッコは宙を舞う。 「ち・・・ちがッ！お・・・おではコロッセオに・・・ハッ！」 胴上げ軍団の中のブチャラティーの眼が冷酷に光る。 「ところでコロッセオって降ろっせよって聞こえないか？アリ・アリ・アリ・アリ・・・・アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーベデルチ（さよならだ）！」

　むーん、胴上げ。途中までは案外まともなのにやっぱり………。さて、中日は今年は優勝するのか？　むーん、もうムリか。じゃあグランパスは？　それはともかく地面がなければさっぱりのセッコ、やっぱし何らかの形で弱点をつかれるのか？　でもブチャラティがそれをどうやって………。

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