時刻PM 1:50。
二階の客席に座って放心(QTQさんの事も忘れて)。
どうしようか。
アレ、落札しちゃったら。
いや、欲しかった訳じゃん?
まず写真とって、PAGEのトップにアップするか………ネタとしてはまあまあなんじゃ?
いかん、そんな幼稚な事はちとマズい。私程度の濃さじゃあ叩かれるかも………第一、その後ロクな事にならない。
冷静に考えてみれば、あれがまぁまんだらけの店舗内で見たとしましょうか。値札に11万って書いてあったらたとえカード使えますって書いてあっても買うか?
通りすがりでそんな買物した事が自分の人生の中で一度でもあったか?
オタクのくせにそーゆー物欲まで童貞って訳だろう?
それに、あれ持っているんだったらもっとふさわしい人がいっぱいいるだろう?
たとえばの話だけど、ジャンプフェスタでリトグラフの為だけに遠路はるばる来るようなガッツが自分にあるか?
このPAGEは自分への反省の意味も含めて書いている事は言うまでもありませんが、意外と会場で入札しちゃう人ってこういうのが半分ぐらいじゃないですか? こういう考え方をする人は最初から落札しない様にしましょう。世の中、シャレを重視した方が得であります。お金の事ぐらいでシャレについていけないのはニセモノじゃあありませんかね。福本伸行の漫画だったら(←オタ思考)三秒で殺されていますね。
時刻PM 2:00。
とうとう時間がやってきました。
会場に落札価格が貼り出されます。
祈るような気持ちで番号を探します。
商品ナンバー 4055
はっはははははははは!
なーんだよこの値段!
いやもう、かなりビクついてました。なかなかいい体験でした。
なかなか出物がない荒木飛呂彦関連のブツがすんなり落札できるほど、世の中甘くはないのです。
結局、「幻の色紙」は「幻の色紙」のままでした。入札者は会場の人ではなく、ハガキ入札でした。
この色紙が、どこから出てきたのか………。
また、誰の手に渡っていくのか………。
全く、謎のままです。
いつか、全てが判明する事もあるかもしれませんし、また素知らぬ顔をして、中野ブロードウェイの廊下で見かける事があるかもしれません。ネットで見かける事もあるかもしれません。
ただ、もうしばらくは、謎のままです。
ユメミアゲハさんのPAGEにあった言葉を思い出します。
どんな人が買っていったのかな?ちゃんと、毎日、眺めてくれる人がいいな〜
時々、友達なんかを呼んで、『どうだ、すごいだろう』なんて、自慢してくれる人だったら、もっといいな〜
通りすがりのジョジョファンに、偶然出会った時なんかに、家に招いて見せてあげるような人だったら、最高だな〜(そんな人が、いるのか!?)
押し入れの隅に入れっぱなしで、忘れ去られてしまうようなコトにだけは、なっていて欲しくないな…
私も、心から、そう思います。
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