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 8月12日(月)


 昨日は石川県金沢に宿泊しましたが、

 夜間はすごい豪雨だった。

 雨は止んだけど、今日も天候はいまいち・・

 今にも降り出しそうな空模様の中、

 「五箇山」を目指して走る。
      



      
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 五箇山(ごかやま)は赤尾谷、上梨谷、

 下梨谷、小谷、利賀谷の5つの谷間に

 集落があるためそう命名されたらしい。

 その昔、加賀藩の流刑地だったこの地

 はまさに日本の秘境だ。 
 
   
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 ここ相倉合掌集落は世界文化遺産に

 登録されていて、国の重要文化財に

 指定された23戸の合掌作り民家が

 点在している。
      



      
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 合掌の郷人の暮らしならではの、日々の

 暮らしと密接に結びついた美しさがある。

 藁葺きの屋根裏には広大なスペースが存在

 していて、養蚕の飼育場所となっている。
      
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 田畑の間をゆっくりとした曲線を描きながら

 続く小道も、合掌造りの民家の周辺に咲いた

 小さな花々も・・

 そののどかな雰囲気の全てが、私の気持ちを

 穏やかなものに変えていく。

 都会でかき乱された心が少しづつ癒される。
      

 五箇山を後にして、岐阜県を目指して走る。

 目的地は白川郷。

 五箇山と同様に世界文化遺産に指定された

 合掌造り集落がある所だ。
   
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 白川郷に到着した。
      
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 雨こそ降ってはいないものの、相変わらず

 天候は思わしくない。

 しかしモヤが立ち込めた雰囲気も手伝って、

 合掌造り集落がより幻想的に見える。
      



      
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 冬の間、里はすっぽりと雪に包み込まれてしまう。

 その計り知れない豪雪に耐えるため、合掌造りの

 屋根はできるだけ集中して積もることの無いよう、

 とても傾斜のキツイ角度で造られている。

 しかし、それでも雪下ろしは必要だという。
   
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 荻町全100余棟を数える合掌造り民家中、

 最古かつ最大の大きさを誇る "和田家" は、

 代々白川郷の名主や組頭を務めてきた名家。


 漆黒の床板に裸電球が灯る藁葺き屋根の裏

 のスペースも驚くほどに広大だ。
      

 それにしても、私の予測以上に観光地化が進んで
      
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 いた白川郷。 集落の真ん中を通る道沿いは

 お土産を扱う店等でいっぱいだ。

 せっかくの趣き深い合掌造り集落も、それにより

 雰囲気が損なわれていることが惜しい・・


 そんなことを思いながら白川郷を後にしました。
   
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