それにしてもいい天気。 　　 　　信号待ちで止まったとき、ふとソラを見ると 　　開け放った屋根の上に、もくもくとした白い 　　雲が流れていくのが見えた。 　　 　　車がほとんど通らないのをいいことに、 　　しばらくバス停の横でながめていた。

横手市から国道１３号で山形県へ。 　　 　　周辺どこを見ても田んぼばっかり。 　　元気に実った稲が収穫を待っていた。

・・・　と。 　　 　　やばい！　ガソリンがない！ 　　まいったなあ。　うっかりしてた。 　　こんな山ん中にスタンドなんて、とても 　　じゃないけどありそうもない。 　　 　　しかし、動揺しつつも走っていると給油機 　　を発見。　　え、これってスタンドなの？ 　　建物ないじゃん。　人いないじゃん。 　　まさかアメリカ的に自分でやるんじゃ・・・？

どうやらクルマの後方に見える家で、 　　入れてくれるらしい。 　　うーん、なんか田舎っていいね。

山形県尾花沢についたのは１８：３０頃。 　　 　　 　　あの「おしん」の舞台として有名な 　　銀山温泉にやってきました。

昔の湯治場の風情を残す銀山温泉 　　は江戸時代に銀山の採掘で栄えた 　　温泉街。

１９：００すぎて、月が山の向こう側に 　　落ちてゆく頃、銀山の温泉宿には 　　一斉に明かりが灯りだす。

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