出会い
私の大事な人。
初めて会った瞬間に判った。
私はこの人と共にこれからの時間を歩んで行くんだって。
春が来て、今まで闇の中で手を引いて下さったお姉さまとの別れが来て、私はこの先どうなるのか全く想像できなかった。
桜の木の下で、ずっとお姉さまとの出会いを想っていた。
祐巳さん達は優しかったけど、私の秘密を打ち明けられたのはお姉さまだけだったから。
そんな時に乃梨子と出会った。
彼女は少しぶっきらぼうだけど、とても優しくて、彼女といることで別れの痛みも癒されていった。
乃梨子には私の悩みも解って貰えた。
あれから色々あって、乃梨子と姉妹の契りを結ぶことができて、私は決心した。
今まで私がお姉さまにして貰ったように、今度は私が乃梨子の手を引き、守っていこうと。
きっと助けて貰うことも多いけれど、彼女の支えになれるように―
当サイト公開：03.04-01
千尋さまからのおことば(いただいたメールより無断抜粋)
また自分の世界を作ってしまいました・・・。
志摩子さんにとっての乃梨子ちゃんは聖様の代わりではないな、と思って作りました。
いつか一年生達の台詞も書きたいものです。
それではお目汚ししました！
tanaからの謝辞
『風花』と同時に送って頂いていたお話です。
本当に長い間放置していてすいませんでした。
乃梨子、いいですね。
常識人ッぽいが、しかしどこか抜けているような志摩子さんと、
完璧、冷静ながら、ちょっと面白い感性を持つ乃梨子。
ある意味、似た者姉妹ともいえる2人ですが、
そしてこれからは、志摩子さんと乃梨子がどんな姉妹になっていくのか、が見所ですね。
どうもありがとうございました！！
千尋さまへのmailは当面、tanaにご送付ください。
tanaから千尋さまへ回付致します。
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