春一番対談ジャンボリー


Jimmy小野田(以下J):ベースメントルームチラシ用対談パートU。前回が好評だったので。
植田せいき(以下う):あんなのでみんな喜んでるんだもんな。チョロイぜ。へへへ。
J:でも今対談ブームですからね。すぐ埋もれちゃいますよ。
う:残しとく価値無いと思うなぁ。こんなもの書き捨てっスよ。一瞬だけ面白ければ。
J:チラシなのに活動とはまったく関係ないですね、あいかわらず。人間という存在の不条理を感じますね。
う:ではそろそろ本題に。音楽のことをさっさと済ませてたくさん雑談しましょう。売れちまいましたね。ウルフルズ。何とかしてくれぃ。
J:もうちょっと身内だけで楽しくしてたかったんですがね。ま、あんまり世間にコビて売れたわけぢゃないので、よいのではないでしょか。というわけで本を作るです。また短期間でやるんでしょうね。
う:そですね。どうせウルフルズが世間に受け入れられてるのも長くは無いだろうし。世の中が飽きた頃ヒョッコリ本出すとカッコ良いですね。
J:そうですね。ちなみにウルフルズの次はナイアガラ。まさに後ろ向いて先へ進んでますね。あ、世間がアキたといえば、昔たまというバンドがオリコン1位になったことがあったですが、今はインディーズに戻ったようです。でも、その方が彼ら幸福そうだし、いろいろ難しいですね。
う:君ちょっと喋るの長スギ。そりゃともかくとしてあったねぇ。たまって。思い出の彼方って感じ。俺たまのランニングとビギンのボーカルって何か区別つかないんだけど。
J:ヘンな人たちがオモチャにされて捨てられたって感じになっちゃいますね。
う:その点、今この部屋でかかってるサニーディサービスとかは萩原ケンタしかオモチャにしないから結局長持ちするかも。
J:でも突然解散もしそう。またはっぴいえんど本を作るときにサラリと取り上げる、そんな扱いになりますね、ウチでは。
う:まー解散しちゃったらね。本人たちやりたくないんだったら無理にさせても仕方ないし。ところでまたはっぴいえんど本なんか作るの?
J:実はまだちょっとやりたいコトあるですよ。ま、機会があったら程度ってことで。
う:そっか毎年毎年あんな連中の本出すのも何だしね。じゃ、音楽の話はここまで。何か言い残したこと、有る?
J:神戸君に早く復活して欲しい。静岡には彼しかいないから、いまのところ。
う:そーだね、ウチの秘密兵器だし。謎のメンバーとも言われてるけど。早く治って下さい。ヤク中だっけ?
J:くわしいコトはわかりませんが、ま、もうちょっと時間が必要なんだそうです。(岡村靖幸みたいに、太りすぎちゃったワケではないスよ)
う:なるほどね。ところで静岡でやる創作オンリー即売会が有るそうで。ペイしないだろうねぇ。土地柄。
J:平凡というか、あたりさわりのない人が多いところだから。創作をやろうなんて危ない橋を渡ろうなんて人はほとんどいないと思う。いてもツマらないか、迫害されてヒネちゃってるかもしれない。
う:悲しいねぇ。東京で起きたウェーブがすぐに伝わってきておかしくない土地なのに。創作ってのは格好悪いんでしょうかね。
J:というか、「創り出す」ことができる人が少ないんですよ。寄らば大樹で、作り上げられた価値観に寄りそって生きてる人が多いんですね。
う:なぜそういう「創り出す」人が少ないか、とまで言い出すとキリ無いか。ともかく、この創作イベントを静岡でやろうというチャレンジ精神には拍手を贈ろう。で、小野田君は行くの?
J:問い合わせてサークル参加できないかなーとか考えています。これからはウチのサークルもディスプレイにこりたいですね。
う:わしは凝らないぞ。もともと見栄え悪すぎるものしか作ってないし。小野田君とこは凝れば凝るだけ良くなるとは思うけどね。
J:家に持って帰って読んで「この本イイなぁ」と思わせる本は作ってるつもりなので、ぜひJUNK MOBILEの本は手に取って欲しいですね。おっと宣伝になっちゃった。
う:わしのは一発モノだから、スペース前で読んで判らなかったカスには用が無いのだ。だから客寄せはしないのョ。ところでイベント関連の話はこの辺で良いかね。ちっとヘヴィだし。
J:今回シリアスタッチですね。BGMもKOJI1200になったことだし、フランキー堺といきますか。
う:何の話にしよう。
J:管厚生大臣暗殺されそうですね。小泉元郵政相より急進的!まさに新党さきがけ。
う:急進とか保守ってレヴェルでなくて、正論ぶち過ぎかなって感じ。あ、「管」じゃなくて「菅」だよ。クサカンムリ。どーでも良いか。このチラシ出た時生きてないかもしれないし。そういやもう一人暗殺希望するヤツがいるんだけど。
J:誰スか?愛川欽也ですか?みのさんですか?
う:あの辺は誰かがもう狙ってるだろうからいいの。あのCM作ったヤツ。実家帰って見たんだけど、リンゴ・スター氏を起用した果肉入り清涼飲料。飲んだヤツも皆ガス室だ!
J:ロックは死んでるですね。でも、坂本教授のAHO AHO MANみたいなもんかと思ったりもします。
う:うー。誰かわしにトカレフ。ま、いいやもう。それ聞いたらやる気も失せたし。フゥ。次行こう。
J:なんでもありがロックっスよ。電気グルーヴの「オレンジ」聴くっスよ。静岡出身大スター!
う:また音楽ー?飽きたー。電気グルーヴですか、あの人々もエライね。エライ。本当エライ。じゃ次。
J:ではスポーツ。政治・音楽とオールジャンルフォローしますか。
う:もうすぐ大相撲ですな。大阪で。今場所は曙出ないしー。貴闘力が白星1つ損したって感じー。
J:やはり私は二子山でない人たち、武双・土佐・魁皇に活躍してほしいですね。あの人たちは技にキレがあるし。
う:ワシは貴闘力関一筋だからー。あの後方視界を無視した力士設計が凄い。ちょっと関西出身とは思えませんね。アレは。
J:私ゃ力より技重視。忘れちゃいけない琴錦。背負いのできる力士、他にいませんですよ。でも、このチラシが出るころには結果まるわかり。
う:4月コミティアあわせだからね。仕方ない。まー気にしてたら何も言えませんて。今年は野球どうだろう。やっぱカツノリか?
J:や、神田うのっスよ。石井今季絶望。
う:ヤクルト多難ですな。こりゃ中日にV持ってかれちゃうかも知れん。
J:ピッチャー5人ぐらいはツブしますな。星野流の鉄拳制裁で。
う:ヤクルトなんか始まる前からそれぐらい潰れてるぞー。どうすんだ野村、古田、カツノリ。お前らにヤクルトのVがかかっとるのだ。良いタマ投げろよ。ピッチャーに。
J:古田ってセカンドへ140キロのボール投げるそうぢゃないですか。奴がピッチャーやればいい!
う:そっかー。でも140キロ捕球できるセカンドっているの?カツノリをコンバートだ!それでバッチリ。グー!
J:ベースカバーには池山が入ってるぢゃないですか。大体セカンド誰ですか?
う:そりゃセカンドってったら殿間。ショート石毛センパイ。違った?
J:そりゃパリーグですがな。今年はオリックス戦をやってほしいですな。巨人戦と二元中継でいいから。
う:わしTV持ってないんだってば。誰かBSチューナー付きのTVください。BSしか映んなくてもいいです。WRC見るだけだから。あとセガサターンとセガラリーもください。お願いします。
J:私にはレコードプレーヤーください。イモ欽トリオのアルバム聴きたいです。
う:宛て先は、このチラシ分けてるサークルの本買って、おくづけ読みなさい。判った?
J:それではこのへんで。バイナラ、ナライバ。
う:何か今の一言でガックリした。力がモリモリ抜けてくるって感じー。じゃ、またいつか。

注・僕たち仲悪くありません。解散説はウソです。それからもう一人のメンバーは本当にいます。(三月一日現在)

1996年3月1日
焼津市 小野田邸にて
BGM サニーディサービス 東京
KOJI1200 アメリカ大好き

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