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太宰府


お店と作り方で味わいの異なる梅ヶ枝餅

うめがえもち 太宰府天満宮へお参りに行ったなら、まず口にしたいのが言わずと知れた名物・梅ヶ枝餅。参道に数多く軒を連ねる店先で焼きたてをばらで買ってその場で食す。見栄えは良くなかったが、皮の程よい薄さと香ばしさ、あんの甘みともバランスよく仕上がっていたのはおばあちゃんが手で焼いた餅。お腹に余裕があれば、店ごとに特徴があるのでそれぞれ食べ比べてみるといい。

 

風見鶏店内アンティークな店内でお茶をするなら

 ひといきじっくりコーヒーを飲んでくつろげるのが、袴の店員さんがもてなししてくれる「風見鶏」。参道の入口付近にあり、1階はオルゴール屋にもなっているその店内は和と洋の混在する明治時代的レトロ感のただようインテリア。ここではじっくり水出ししたダッチコーヒーをお試しあれ。

 

境内随所に奉られている御神牛

御神牛 注意書きさえもかかっているが、けっしておみくじを結んだりしてはいけないらしい。なにしろ、頭部を撫でさすると知恵がつき、自身の体と同じ部分を撫でさすれば身体健在、病気全快となるといわれるありがた〜い牛なのだとか。由来は菅原道真が遺言で遺骸を牛車にのせ「牛の赴くところにとどめよ」と残し、牛が動かなくなったところがこの地だったところから。ほかにもキリンやウソ像、鹿の像などにも出会えるが、彼らをなでるとご利益があるかどうかは定かではない。

 

本殿では祈祷をお願いすることも

本殿祈祷 おみくじは本殿前の中庭にあり、セルフサービスで50円。自分で勝手に選んでとって、お金を入れるという新聞のセルフ販売のようなしくみ。本殿内では祈祷を丁寧にしてくれるので、祈願、特に学問や受験を成功させたい人には心強い限り。

 


枯山水の庭園が美しい光明禅寺

光明禅寺 太宰府に立ちよったなら、目と鼻の先にある光明禅寺で枯山水を鑑賞したい。特に本格的に設計された茶室で木々の葉が色づく秋の季節に開催されるお茶会に参加できたならこの上なき贅沢間違いなし。

 

オリジナルなプリクラより気になる「芋」の自販機

フライドポテト自販機 太宰府オリジナルデザインのプリクラよりなにより気になったのはフライドポテトの自販機。うっまずそ・・・・食べたい気持ち半分、後先のことを考えて腹をすかしておきたい気持ち半分。結局、うまいものがいっぱい待っている福岡での食事を考え見送り。でもきになるんだよね、自販機のフライドポテト、どんなテイストなのだろう? 熱くてホクホク? 興味しんしん丸の貴兄はぜひとも駐車場わきの売店でお試しを。

 


ハングル文字併記、そして紫色の住居表示

紫住居表示 太宰府近辺を散歩していて目につくのがが地色の番地表示。通常日本国内でよく目にする色と違った、見慣れぬ色彩が妙に新鮮。もしや、信号の色まで違ってはいないかとあたりを探してみる・・・ぎょっっとすることはなしでひと安心。

 しかし、色以外にもうひとつ「ならでは」といえるのがハングル文字の併記。さすがお隣、韓国が目と鼻の先にある国際観光都市なり。福岡市内の主要ターミナルや観光スポットなら更に英語、中国語による案内を目にすることさえ珍しくない。そういえば、稚内ではロシア語の標識があったっけ、日本広し!

 

下をむぅいて歩〜こぉぉよ梅柄の蓋をぉぉ集めて♪

天満宮のある町・太宰府マンホール図鑑

 地方によってそれぞれ異なるマンホールのデザイン。気にしてコレクションするときりがないし、自分はマニアでもないのでいつもは気にしないのだが、太宰府近辺を散歩するならヒマつぶしにもってこい。なんと、下を向いて歩きつつ探してみると太宰府のシンボルともいえる梅の柄をイメージしたものばかり。それぞれがどこの管理するものかまで知ってればジモティもびっくり。なんの得もないかもしれないが、なんか全部スラスラいえたらスッゲーって感じぃ〜。

マンホールマンホールマンホールマンホール

  


周辺に数多くある史跡は道標に従って

道標 せっかく太宰府にきたなら、時間をたっぷりとって大宰府跡をはじめとした歴史の道を散歩したいもの。町中いたるところに主要な観光スポットへの案内標識が設置してあるので、その指し示す方向を信じて足をすすめればまず間違いなく目的地に到達する。とはいえ、たまに不安になるので地図があればなおベター。太宰府駅前の観光案内所で手に入れておこう。

 

観世音寺で日本最古の梵鐘を

梵鐘 どんぐり拾いを楽しんでいる場合ではない(でも楽しいよ、いっぱい落ちてるから…)。観世音寺の境内には国宝の「鐘」、重要文化財の仏像、県指定文化財の講堂と金堂が存在。かの「源氏物語」にもでてくるだけのことはある。ゆっくりと静かな時が流れているので、このあたりで一服するもよし。しかし、飲み食いしたくても売店はないので悪しからず。

 

九州統治の中心地・防衛・外交の拠点跡

大宰府跡 そういえば歴史の教科書にもあったっけ「大宰府」。簡単に復習すると、九州全体を治めていた役所。建物などは一切残っておらず、礎石があるのみ。記念写真は石碑をバックに!? 現在でも発掘調査が行われているらしく、立ち入り禁止箇所も。やっぱ歴史で学ぶだけのことはあるなあ…。ちなみに最寄りに西鉄・都府楼前(とふろうまえ)駅があるが、「都府楼」とは「大宰府」のことだとか。さらに細かいことでいえば歴史上の役所としての「だざいふ」は『大宰府』、行政上の地名等は『太宰府』と表記するのが慣用化されつつあるらしい。違い?よーく見てね、””と””の字を。 

 

がっかりするな・この地の歴史は古いのだ

国分瓦窯跡 史跡が数多く点在するのは事実であるが、その多くは名前の示す通り”跡”。土台となった石が残っていたり、全体の配置がわかるのはましなほう。「国分瓦窯跡」にいたっては単に盛り上がった土の山。上にたってとんでも跳ねても何もでてこない。ただ、ご苦労様、ここが目的地なりよ、と石碑があるのがせめてもの救いだ。教育委員会の説明によれば「池の水から保護するため入口を埋めているため」中を見ることができないらしいが、仕方ないとはいえ残念。まあ、ながーく時を経た古を探訪するときゃ、石碑はつきものってことね。

 


Data

アクセス/西鉄大牟田線で福岡駅(天神)から約30分。太宰府へは特急や急行があればそれに乗って二日市で乗り換えるのが早い。

主な見所/太宰府天満宮、光明禅寺、観世音寺、大宰府展示館、大宰府跡、筑前国分寺跡、文化ふれあい館、国分瓦窯跡、水城跡、刈萱(かるかや)の関跡、九州歴史資料館、大野城跡、岩屋城跡など

観光コース/西鉄太宰府を起点にするのがオススメ。各スポットは離れた場所でも徒歩で20分程度。気の済むまで歩いたら最寄り駅を終点にすればいい。とはいえ、じっくりみると半日以上かかる。てっとり早くみたいなら太宰府駅内の観光案内所でレンタサイクルを。それほどきつい坂はない。

観光案内/太宰府観光協会(092・925・1880)   西鉄

   

  


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