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目前に広がるハナショウブは東洋一・400種150万本

6ヘクタールの園内には咲き乱れるハナショウブは圧巻。園芸品種として日本で、改良作出された数々の品種が楽しめる。江戸・肥後・伊勢系そして雑種まで、それぞれの花の名前が分かるようにプレートもたてられている。白や紫がやはりほとんどだが、中には花が黄色、葉まで黄緑のかわった品種があるが、それは雑種でちょっと違う仲間らしいことなどもわかる。

 

舟にのりながらの鑑賞も

花の鑑賞は、園内の歩道や橋を歩きながらになる(結構広いので結構たくさん歩く)。随所にベンチや自販機があるのがせめてもの救い。ちなみに敷物を広げて花見酒をしている輩の姿は見受けられなかった。また、歩くのがかったるい人は池のなかを回遊する舟からの鑑賞も可能(有料)。舟に座った低い視点からみる菖蒲もまたいいかもしれない。ゆっくりとゆられて気分もよさそうだった。

 

ハナショウブはアヤメ科・しょうぶとは違う!

t97621a3園内には、アヤメやしょうぶに関するちょっとした雑学を解説したプレートもある。しょうぶがサトイモ科である説明のところでは、芋を例にあげて、さつまいもやジャガイモ、さといもはそれぞれ芋と呼ばれるものの、

といった具合に違うのだよと、興味深い説明がなされている。ちなみにハナショウブはアヤメ科であるのでお間違えなく。とはいえ日本語(漢字)ではアヤメもしょうぶも「菖蒲」と表記するくらいなので、別にあえて区別しなくてもいいのかもしれない…。強いていうなら開花時期が多少ずれていることか。

 

ハナショウブの見頃は6月

ハナショウブ(あやめ)の見頃は6月。こ梅雨の時期ではあるが、ハナショウブには曇天や雨天が風情があって似合うので、天気を気にすることなく楽しめる。水生植物園には、アヤメやハナショウフはもちろんはすなども栽培されていて、11〜12月を除いては、ほぼ年間と通して色々な花が楽しめる。はす(300種)時期である7〜8月にかけては、はす祭りも開催される。その他としてはスイレン(5000株)は5〜10月、梅が1〜2月、水仙3月、サクラソウ4月末〜5月上など。

 

あやめ祭り期間中は各種イベントを開催

t97621a2あやめが見頃となる6月のあやめ祭り期間中は、郷土芸能演奏会(写真は佐原ばやし)や嫁入り舟、週末ミニコンサートなど、各種イベントが盛り沢山。事前に問い合わせておけば、あやめ以外のお楽しみもある。

 

つきたてからみ餅に芋ソフトで軽く腹ごしらえ

あやめ祭り開催中に僕が行ったときは、植物園の入り口付近に屋台や特設テントがあり、伝統工芸の張り子の実演もみられた。早い朝食をとったきりだったせいもあるが、大好物のからみ餅があったので早速食った。うんまい!やっぱつきたての餅は絶品だね。そして食後!?は芋ソフト。ちょっと甘いが、さつまいもっぽさたっぷりのふっくらした味わいでなかなかのもんだ。

 

佐原市立(千葉県)水生植物園

アクセス:

東関道・香取佐原ICより香取神宮経由がお薦め!

駐車場:

無料駐車場(普通車800台)があるが、シーズン中は駐車場を先頭に渋滞が発生するので、早い時間に到着するのがポイント

入園料:

 
大人
小・中学生
5月・6月
700円
350円
7月〜4月
200円
100円

問い合わせ先:

管理事務所 Tel.0478−56−0411

 


周辺観光スポット

水郷地帯であるこのエリアはみやげや観光スポットが数多い。水郷地帯らしいみやげはやはり川魚の佃煮か!でも、できればお土産ではなく佐原市内にある川魚料理屋などで食事をして帰りたいものである。


◇佐原

JR佐原駅から行くのがいいかも。川沿いにたたずむ旧家は城下町の町並みを残していてとても風情があり、是非とも歩いてまわりたい。旧三菱銀行の建物も一見の価値あり。市内は駐車スペースが少ないので、車は駐車場にあずけレンタサイクルなどに乗り換えるのがいいかもしれない。街中の至る所でうなぎを焼くいい匂いが漂うので、素直に誘惑に負けて食事をするのもいい。

◇潮来

こちらにもあやめ園があるが、街中なので有料駐車場を利用することになる。JR潮来駅からすぐなので、電車の人はこちらのほうが便利。十二橋めぐりも気になるところだが,今回はパスしたのでどんなものかわからずじまいでした。

香取神宮

佐原香取ICからすぐ。風情のある参道や、朱色の門、重要文化財の本殿など一見の価値アリ。

◇見渡す限りの一面の田園風景

佐原の水生植物園付近は広々と視界のひらける、穀倉地帯。畑の至る所に点在する垣根で囲まれた民家と、地平線さえみえそうな一面の田園風景の中、風を切りながらドライブする気分は格別。窓を開け、ゆったりとクルージングするのがたいそう心地好い。


Updated: at 2003/04/23 Special Thanks to Y.Y
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