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b98402a:Smoky Flavor


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 うまいもんじゃないとつまらない。今日の乾杯はバランタイン17年。歳月の醸しだすまろやかさを兼ね備えた、若い酒には真似できない威風堂々とした完成品だ。つまみはさばの薫製、それにスモークチーズ。山口で歳月と情熱をかけて研究を続けてこられた岩井さんによるこだわりの産物。もちろん添加物などは一切ない、食べて納得の、正真正銘の本物の味。家にあったら手を出さずにはいられない。

 まず、さばの薫製。その味は例えるなら、鯖節の「出し」のうまみが凝縮されているような−それでいて身はやわらかく−しかもたっぷりと脂の乗ったその”身”、特に”血合い”がたまらない。

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 次にスモークチーズ。目で見てわかる手作りの証明・スモークの痕跡とは…煙を使わない一般の市販品=成分を含んだ薫液の漬け物…とは明らかに違う本物の味わいが堪能できる、心地好くほんのりとしたスモークフレーバー。どこまでもまろやかでいて味わい深くコクがあって飽きがこない、さらには後味として残る甘みがたまらないのだ。

 スモーキーな肴とさとうかえでの木炭臭が強烈なテネシーウイスキーとの相性は文句なし。2杯目はかの有名なJack Daniel'sと双璧をなすGEORGE Dickelの水割。最高の贅沢を堪能する3要素がすべて揃った。肴、酒、そしてなにより”潤沢な時間”。そう、明日は休み。何にも代えがたい最高の週末…。

 b98402a3おっとそろそろスモーク2品もなくなってきた。ウイスキーは不思議なことに日本酒にあうような肴と部分的に相性がいいという特性がある。所謂家庭料理ならワインのほうがふさわしいが、珍味度が高いものほど不思議にもよく合う。例えばめざし。やや生臭さが気になってもそれを打ち消す程のモルトの強烈なピート香がシナジー効果をもたらす逸品。生臭いならアルコール度数を高めて飲めばいい。ストレートなら複数のモルトの織り成すハーモニーを愉しめるスコッチ。強烈なクセが病みつきになる。水割りならアイリッシュ。当然、ストレートより刺激は弱まるが、その分、高いアルコール度数に隠れていた香りが表に命をふきかえす。

 というわけで3杯目はPADDY。残る問題は肴・当たりはずれのギャップが大きいのが世話のやけるところだが、まあその分たまにうまいやつに出会うとたまらないのも事実。できることならいつもそんなべらぼうに新鮮なめざしを用意したい。レモンをたっぷりとかければなおうまい。ハラワタの苦みとレモンの酸味、もちろんここまでこだわるなら合成レモンじゃ物足りない。うっこのままウイスキー三昧で夜はあけそうだ。まあいい、どうせ外は雨模様、暖かいのもありがたい。 


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