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b98029a:新酒の季節にラムを飲む


Today's Table


無尽蔵に存在しているのが

満足感へのショートカットキー


◆ちょいと今日は掟破りのつまみでスタート。色は鮮やかに朱く、独特の香りと甘みをもつトマピー。ピーマンとじゃこの相性の良さは説明するまでもないが、今日の取り合わせは変則的だ。ちょっと洋風にオリーブオイルで炒める手もあったが、胃腸、肝臓etcの負担を軽くし、脂っこさを避けたかったのでノンオイルで。調味はみりんと日本酒。正油を一滴さすのが王道かもしれないが、今日の素材は朱いピーマン。ここはちょっとアレンジしてスパイシーなテイストに。とはいっても鷹の爪ではない。複数のブレンドによってうまみがギュッとつまった輸入ものシーズニングスパイスをチョイス。ゴマを加えたのはいうまでもないが、この一見「変な」とりあわせで、類希な!?食べなれぬ一品に仕上がる。そうときたら、ビールや日本酒ではなかろう。とはいっても無難にウイスキーに走るのも芸が無い。 ◆「ラム」だ。涼しくなったこの時期にあえて…という気もするが、キューバでじっくりと熟成され琥珀色に色付いたスピリッツ。厳選したサトウキビの水から今ここで解き放たれる凝縮された年月に、マイルドな甘さのジャコピーがマッチングする妙味。口にしてみれば、やってみるまでのイメージが想像以上に大きく広がる。「飲む」「食う」が、いつものくり返しであったとしても、そこに飽きがこないのはこうした変化と出会いが永遠につきないからにほかならない。 ◆やっと出会った徳島の「すだち酎」。それをさらにフレッシュかぼす100%絞りたて果汁で割って飲んだ数日間だって十分に感動をくり返すことができた。湯豆腐を作れば、薬味に柑橘果実の季節、秋の代名詞「ゆず」の皮をきざんで入れる。どれほどの満足感をえたとしても、また翌日には新たな充足を得ている。そんな平和で幸せな生活、といったら言い過ぎに思う方もいるかもしれないが、日々の楽しさは些細な出来事の積み重ねであることb98029a2だけは忘れたくないもの。 ◆おっと書き忘れた。気付いてここで書き加える必要もないが、あえて伝えたいこと、もとい、自慢したいこと。この時期、日本のNomisuke(飲み助)さんにとっての最大のお楽しみ、ザ・ヌーボー「これこそ新酒」、しぼりたての生酒をここ東京にいながら調達。満悦の時をすごしていたことも付け加えておこう。喜びと至福のキーは身近なところに無尽蔵に転がっているのだ。
 

 


Liquors & spice presented by Y.N. & Y.K. Thanks for your kindness! 


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