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b97902a:とりあえずという銘柄のビールはない


First Order:

Today's Rule:


「とりあえずビール」

どこかで誰かが

「とりあえずという名前のビールは無い」

とかいっていたが

それが頭に浮かぶたびこう思うのだ

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いーや

「ビールはとりあえず飲むものなんかじゃない」

「とにもかくにも飲みたくて飲むものだ」

せっぱつまるまで我慢してから飲むほどに旨いのだ

旨〜〜い、あの一杯を飲まんとするがためだけに

摂りたい水分を控え

苦痛を味わってまで

それ以上の満足を得たい

と思いたくさせる酒なのだ

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誰もが親しみやすく飲みやすいのも魅力のビールだが

「取り敢えず飲む」

には旨すぎる。

そこまで旨く感じないときは飲むべきではない

そういうときは他にもっとふさわしい飲み物ってのがあるもんだ。

梅酒だってレモンサワーだって良いに違いない。

決して梅酒やレモンサワーがビール以下だといっているのではない。

汗を流し、水分の摂取を控え、命の水とも感じられるほど旨い状態で

「とにもかくにもビール、ビール、ビール、ビール!!!! ううううううう…」

という程にまで体が要求してから

その欲求を満たすためだけに飲む以上の飲み方はない。

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嫌いな人は苦いとかいうが

旨くない飲みかたをしているときほど苦みは舌をつくもんだ

2杯、3杯とおかわりを重ねる毎に

おいしさはうすれ、苦みが目立ってくる

その苦みを旨いと感じているうちはおいしさを味わっているのでいいが

そうでない?

ならばあなたは飲みすぎ(ビールの)か

あまり好きでないに違いない

他の酒を飲むが良い

そう感じないときに飲んでこそ

何にも代えがたい清涼感が得られるというものだ

ああありがたやぁ

このビぃール〜

顔をほころばせて飲むのがビールの醍醐味だ

「っあぁぁぁぁぁぁ〜ーーーーーーーーー」

と思わず声が出る。

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ビールに限ったことではない。

梅酒だって、レモンサワーだって

それでなければ物足りない時ってものがあるのだ

そう感じないなら他にもっとふさわしい酒があるはずだ

ありがたみを感じずにはいられない程

体か求めているものを

飲み

喉を潤せばいいのだ

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「とりあえず…」

と口癖にするのは百歩譲るとして

(かくいう自分もそういってしまうことがないとは言い切れない…)

(うーん説得力に欠ける…)

いやそうではなく

「やっぱしビールはよぉ」

「こぉれえよぉ っこれっ! これでなくちゃね」

と、飲もうじゃないか

 

 


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