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仕事の帰り、やや時間も早かったので酒屋に寄る。何を買うという目的も、必要としている酒もないが、ディスカウント屋に陳列された酒をたまにチェックしたくなるのだ。とりたてて大きく商品が変わっているわけではないが、一から見回してめぼしい酒を探すのだ。
そして目に入って色々思い出す。「あっこれ欲しかったんだ」「こりゃうまそうだ」の類のもろもろの商品を。そして買うこと数千円。多少の重さなど苦にはなりません。なにしろ楽しみがいっぱいつまった買い物袋ですから…。
酒を飲んだら最後に茶漬け。いやラーメンもいい。これらはいつでも街でいただける。ところが世の中、これを武器にすりゃ自宅でころっと男を殺せる、簡単で目茶ウマの丼なるものがある。「よーしやつをやっちまおう」とお考えの積極派女性が知ると男の驚異ともいえる『オイルサーディン丼』がそれだ。
◇熱々の白米
最近CMで目にするレトルトご飯でも丼の威力は劣ったりしないからご安心を。
◇長ねぎは薬味に欠かせない
新鮮な生のねぎをみじん切り(もしくは薄切りでもよい)。
◇オイルサーディン缶
いうなら洋風いわし缶。輸入物は専門店で購入できるが、コンビニでも売ってたりする。
◇つくる!
材料はたったの3つ。その上すべてコンビニでも入手できるので、いざというとき(たいがいそれは突然やってくる)でも安心だ。フライパンでオイルサーディンを缶にはいっている油ごとさっと炒め、最後に醤油で調味。熱々ご飯にオイルサーディンをのせ、上にねぎをふったら出来上がり。
◇食わす
酒好きの男なら、まず百発百中効力を発揮するであろう。食いおわるまで、丼に夢中になり、一人取り残されるかもしれないが、食い干した後、そのあまりのうまさにとりこになること間違いなしだ(あれいつの間にか女性むけの書きかたになっている、以下このまま続行)。
なかなか買えないジンジャービア。ここ信濃屋には売っている。ジンジャーエールはちと甘い。シャープな味わいは男好みの辛口カクテルには是非とも使いたい。買わずにおれんセイジであった。
ふくらむ楽しみはとどまる所を知らない。うまそなつまみを物色して、早速かごへいれていた。そして気付けば数千円を越えていた…。なにしろ単なるスーパーじゃ入手しづらい輸入食材は、気付いたときに買込まねば気がすまない。オリーブオイルも香りしだいでつまみの味が断然良くなるから欠かせないのだ。
そして酒。不足ぎみの酒はブランデーであったが、手持ちがないのであきらめた。買ったのはリキュール2本。SUZEは味見をかねてミニチュアから。ウインダーベルクは阿佐ヶ谷のBARで店の人との話題に出たもの。そのときはちょうど在庫がなく気になっていたのだ。
せっかく酒をながめて気も乗ってきたので、ちょっと寄り道。いつもの道からちょっとそれたところにあるShotBar。カウンターだけの小さな店内が落ち着く。家にないウイスキーをストレートで1ショット。静かな店内は客のマナーもよく、とても落ち着ける。最後に口にウイスキーを含み、店を出た。
少し歩いていると、口の中に強烈な香りが残っていることに気付いた。おそらくこれが、タリスカーの味なのだろうと余韻を楽しみながらつく帰路は、2軒目への道になっていた。いうまでもない、次に目指したところ、それはSeiji's Bar。
味わいの深い酒の余韻はそう簡単に覚めない。お気に入りのグラスに世界一居心地のいい空間で傾ける酒にまさるものはない。今日はストレートで心ゆくまで、ウイスキーの奥深い味わいを楽しむことにした。なめるようにしているだけなのに、あっという間になくなってしまう。だからといって大きなグラスにたっぷりと注いだりはしないのだ。何杯つくることになろうとも、ショットグラスで味わうストレートは格別なのだ。
胃の負担を軽くするためにも、酒のつまみにチーズはもってこいなのだ。胃壁に膜を作って刺激をやわらげたり、アルコールの吸収を遅らせる効果があるらしい。
今日のクリーミーで舌触り抜群のクリーミーなチーズは3種の味が楽しめる"Belcube(フランス産)"だ。パッケージの色も味に合わせて3種類あり、見た目にも美しい。
◇トマト
濃厚なトマトの味。気のきいたフランス料理屋で提供されるコクのあるトマトスープににた味わいさえ有る。
◇グリーンペッパー
胡椒すきにはたまらない。生のペッパーのもつ鮮烈な香りさえ感じられるが,チーズによってまろやかにうちけされつつ主張している感じがよい。
◇ハム
これも基本をはずしていない。他の2つの特徴が強いだけに、チーズ本来のうまさが、スモーク風味で上手に引き立っている。
エイヒレを自分で焼くのもはじめてなら、干したひれの原形に出会うのも始めてかもしれない。居酒屋の定番メニューともいえる一品であるが、簡単にあぶるだけで香ばしさが広がる。長持ち系であるところもにくい。常備しておきたいつまみのひとつかもしれない。難点は猫手の自分には、焼きたての熱いところを裂くのがつらいことか!
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