ミンダナオ子ども図書館の創設ディレクター:松居友(日本文芸家協会会員)の活動日記
ミンダナオ子ども図書館日記 .
ミンダナオ子ども図書館日記
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小学奨学金1年のエラーを修正しました!
毎回振込後に、宮木梓からお礼のメールが届きます!
奨学金は、物価高騰もあり、
小学校と大学のみ2000円加えた額に変更しました。
年間、小学42000円、中高60000円、大学72000円継続支援の方で変更を希望されない方は、以前の額で結構です!


卒業後も支援継続されたい方、別の子を希望、終了を希望等は、
メールか振り込みの通信欄で宮木梓宛に、
メールが難しい方は、日本事務局に、FAXかお電話で対応します。
 
日本事務局 前田容子 FAX:0743 74 6465 携帯電話:090 5091 7514

ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね!
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ミンダナオ子ども図書館 支援方法
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銀行名 
ゆうちょ銀行 金融機関コード 9900
店番 
019  預金種目 当座
店名:
〇一九店ゼロイチキユウ店
口座番号 
0018057
口座名:
ミンダナオ子ども図書館
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領収書等が必要な方は、宮木梓までご連絡ください。
現地日本人スタッフ宮木 梓  mclmindanao@gmail.com
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ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね!

 サイト全体の目次INDEX
サイト全体の目次
 
ミンダナオ子ども図書館日記
ミンダナオ子ども図書館日記:目次
 
 「ミンダナオ子ども図書館:日記」 最新の活動報告へGO!
「ミンダナオ子ども図書館:日記」の最新の活動報告
ミンダナオ子ども図書館だより 宮木あずさ制作
現地日本人スタッフによる、
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ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
訪問等でMCLと出会った若者たちの想いです!
ミンダナオ子ども図書館:日記 松居友制作
松居友による活動報告および
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MCL文庫
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ミンダナオオから発送の 機関誌「ミンダナオの風」 
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MCL 会計報告
会計報告
 日本の子ども ミンダナオの子ども
日本の子ども ミンダナオの子ども
MCLへの 若者たちの想い! 
機関誌『ミンダナオの風』若者たちの想い!
無題3 松居 陽
無題3:松居陽
イクメンに 未来をたくせそう! 
イクメンに未来をたくせそう!
2021年 今後のMCL 
今後の活動指針
 愛に捧ぐ黙想 松居 陽
愛に捧ぐ黙想:松居陽
ぼくの少年時代と 思春期から   
ほくの少年時代と思春期から
子育てよりも、子育つ世界!  
子育てよりも、子育つ世界!
講演、公演の予定表など 
講演、公演の予定表など
メールニュース 希望! 
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原住民、イスラム、クリスチャン 私たちは一つの家族!
原住民、イスラム、クリスチャン、
私たちは一つの家族!
小学生や若者たちの 講演感想!
講演感想
近年の若者たちの訪問体験記!
ミンダナオ子ども図書館の活動とは?

MCLを知っていただくために、多くの映像のなかから選びました。
  
 山の下宿小屋に!
山の下宿小屋に
海の下宿小屋に! 
海の下宿小屋に
奨学生を決定に山へ!
奨学生決定に山へ
酋長の依頼で! 読み語りに!
酋長の依頼で
地震の悲しみで お父さんが!
地震の悲しみでお父さんが
アポ山へGo!
アポ山へGO!
地震避難民の 救済と読み語り! 
地震避難民の救済と読み語り
イスラム避難民の 救済支援! 
イスラム避難民の救済支援
ウイルス期間に 洪水が襲った!
 洪水が襲った
 イスラム湿原に 保育所を建てた!
イスラム湿原に保育所を建てた
 土地を追われる マノボ族!
土地を追われるマノボ族
 サンタマリアの 海辺で遊ぶ子どもたち!
サンタマリアの海辺で遊ぶ子ども
クリスチャンの文化祭 ビサヤデー!
クリスチャンの文化祭
イスラムの文化祭 ムスリムデー!
イスラムの文化祭
原住民の文化祭 マノボデー!
原住民の文化祭
戦争と平和
戦争と平和
洪水と植林活動
洪水と植林活動
平和構築と学校建設
平和構築と学校建設
ミンダナオ子ども図書館の 日常から
ミンダナオ子ども図書館の日常
総合活動報告の 記録映像
総合活動報告の記録映像
海の下宿小屋 クラクシン
海の下宿小屋
 何故ここに日本人 TV録画!
テレビ東京なぜここに日本人
池上彰の番組 パックンが来た!
池上彰の番組、パックン
NHK国際放送 ミンダナオから来日! 
NHK国際放送
English Video 1 Yo Matsui   English Video 2 Yo Matsui English Slide video! Yo Matsui 
kako
過去の活動を整理し、完成版をここに掲載していきます:戦争と貧困と平和構築
ミンダナオの子どもたちから、生きる力をもらってきた実体験の記録!
2007
(1)
2007
(2)
2007
(3)
2008
(1)
2008
(2)
  
 2008
(3)
2008
(4)
2008
(5)
2008
(6)
2008
(7)
2008
(8)
2009
(1)
GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO!
2009
(2)
2009
(3)
2010
(1)
2010
(2)
2011
(1)
2011
(2)
2011
(3)
2012
(4)
2012
(1)
2012
(2)
2012
(3)
2013
(1)
GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO!
2013
(2)
2013
(3)
2014
(1)
2014
(2)
国際交友の記録
2007
~10
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO!
GO! GO! GO! GO!
ミンダナオ子ども図書館:日記
(改編製作中のオリジナル記録)
2015   2016   2017
Go! Go! Go! Go! Go!
 ミンダナオ子ども図書館:日記 最新の活動報告へは、ここをクリック! Go!  
MCLが発足した2001年から2006年までは、激しい戦争による難民救済に駆け回る毎日で、
支援者へのご報告のためにサイトを作り始めた2007年間からの報告をまとめました!
2014年以降は、上記の年代の「修正待ち」おおび「制作中」が完成しだい制作を開始します。
訪問受け入れは、松居友、エープリルリンがミンダナオに帰って以降を考えています。
詳細は、現地スタッフの宮木梓(あずさ)さんにメール、mclmindanao@gmail.comか
FacebookのMessenger:Azusa Miyakiでお問い合わせくださいね。
 
松居友執筆の本
著書印税は、ミンダナオ子ども図書館に寄付しています。一つの家族ですから!
写真をクリックしていただければ、購入サイトに移行できます
 
 
ミンダナオを舞台にした3作
青少年から大人まで
購入サイトへ!
絵本
購入サイトへ!
絵本
購入サイトへ!
gn
芸能学会の年刊誌「芸能」に掲載されました
MCLは、芸能学会の会員となり、
文化人類学の研究のお手伝いをしていきます。

MCLに来られて民俗学の研究をされている
文化人類学者の増田和彦さまの作品です。
ミンダナオ子ども図書館の事も出ています。 


最新の活動報告はここをクリックしてください!
2021年の活動記録:目次
2021年:無事にラマダンを迎えられた GO!
梓さんに赤ちゃんが生まれた!
GO!
卒業生たちから誕生日のメッセージ 
GO!
MCLの年越しと年明け2021年
GO!


2020年の活動記録:目次
ウイルス閉鎖期間に洪水が襲った!  GO! 奨学生の少女を緊急手術  GO!
イスラム避難民に読み語りと物資支援 GO! 保育所建設地と地震被災地を巡った GO!
ウイルス閉鎖期間に戦闘が起こった! GO! 地震の悲しみで父さんが! GO!
全保育所を調査して修復を開始! GO! MCLの日常生活から2020年 GO!
日本での5年を経てMCLに移転し活動、子どもたちと生涯を共に! 
GO!

2019年の活動記録:目次
ji19
ミンダナオ地震支援の記録
クリックするとサイトから映像に飛べます!
    
   
地震被害調査の記録(1) GO! 読み語り支援の記録(2) GO!
山の先住民の状況から(3) GO! 山崩れで亡くなった(4) GO!
 滝の村から避難して(5) GO! マノボ族の酋長の依頼で(6)  GO!
 スカラシップ決定調査(7) GO!  立正佼成会とMCL現状(8) GO!

夏の訪問者の記録・・
クリックするとサイトから映像に飛べます!
若者たちと
絵本画家の体験記

GO!
最後に海の
下宿小屋に泊まった
 
GO!
避難民に読み語りと
炊き出し支援を行った
 
GO!
イスラム緊急避難支援に
訪問者と行った
 
GO!



機関誌『ミンダナオの風』から 
 ks
支援してくださる全ての方に、
機関紙『ミンダナオの風』を隔月でお送りしています。


サイトからは得られない
充実感が、
機関誌を購読することで
えられます!

購読希望の方は、サイト上のクレジット決済か
郵貯または銀行振り込みで自由寄付を送っていただければ登録して
隔月でミンダナオよりお送りいたします。
里親には奨学生の手紙や写真等、
クリスマス号には全員に子どもの描いたカードも入っていますよ!

jm
 日本の子どもミンダナオの子ども         
松居友
以下の原稿は、
ミンダナオ子ども図書館が隔月に発行し
支援者の方々にお送りしている
機関誌『ミンダナオの風』2015年の新年号
から転載した原稿です。
購読料として自由寄付をわずかでも送って下さり
支援して下さる方々に、お送りしています。
ご希望やご質問があれば、
現地日本人スタッフの宮木梓さんに
メールしていただければ幸いです。
mclmindanao@gmail.com

日本の子どもミンダナオの子ども

比較することは、
あまり好きでは無いのだけれども、
日本の子どもたちと
ミンダナオの子どもたちを比べてみると、
生きる力は圧倒的に
ミンダナオの子どもたちが優っている?


生きる力って、何だろう。
厳しい競争に勝ち抜くこと?  
他人をけおとしてでも、
自己実現を成就すること?
 
リーダーになって人の上に立ち、
指導力を発揮すること?
   

ミンダナオの子どもたちは貧しくて、
三食たべることすら大変で、
場合によっては
小学校を卒業することも困難だから、

社会的に高い地位について、
指導力を発揮しようと
夢見ているようにも思えないし、
他人をけおとしてでも競争に勝ち抜いて、
自己実現しようとしているようにも思えない。  

早朝に、父さんと母さんが、
山に仕事にでかけるときには、
長男は親につきそって、
力仕事にいっしょにいくし、
長女は末の赤ちゃんを背に抱いて、
終日子守。

次女は、
料理と家の掃除。
三女や次男やその下の子たちは、
水くみや森での薪探し。

それがおわると
子どもたちは協力して、
タライのなかにたくさんの洗濯物をいれて、
はるかしたの川や沢にまでおりていって、
洗濯したりしてすごす。  

そんなわけで、学校に行けるのは、
兄弟姉妹のなかでも、
5番目ぐらいの妹が多く

(男の子たちは力仕事)、
家族みんなで働いて、
一人でも小学校を
卒業させようとこころみる。  

そんなこともあって、
MCLのスカラシップに
応募しようとする子たちの、
応募理由の99パーセントは、

「自分が学校にいって、
少しでも良い仕事について、
両親を助けたい。
妹や弟を、
学校にいかせてあげたい・・・。」  

そんな貧困状況なら、
人生に夢も希望もなく、
さぞかし気持ちが暗いだろうとおもうと、
それが全く逆で、

訪問した日本の若者たちも
びっくりするほど、
表情はゆたかで明るいのだ。  

川に洗濯にいくときは、
村の他の子たちもみないっしょ。
おしゃべりしながら楽しくやるし、
干しおわったら川に飛びこんで
遊びながら自分を洗濯!  

料理も、蛙をとったり煮こんだり、
ごちそうの鶏をつぶすことから、
芋掘りも
おしゃべりしながら楽しくやる。  

MCLでも、
料理をするのは子どもたち。

朝4時半には起きだして、
みんなで楽しく食事をつくり、
その後は、掃除や洗濯、
庭いじりから野菜そだてまで、
みんなで楽しくやっている。  

そのような子どもたちの姿を
目のあたりにして、
日本から訪れた人々は驚く。

「孤児だったり、
問題家庭の子たちだったり、
戦争やアビューズなど、
背景をきくと想像を絶する状況から
きた子たちなのに、
なんでこんなに明るいの?」  

ミンダナオの子たちの特徴は、
困難におちいっても、家庭が崩壊しても、
親が戦争で殺されたり、
貧困で家族が崩壊して
たとえストリートチルドレンになったとしても、
自殺したり引きこもったりすることなく、
笑顔をわすれずに生きていくこと。


逆に日本では、
子どもや若者の
自殺や引きこもりがまんえんしている。
 
子どもだけではなく、
大人や老人の自殺や孤独死もおおい。

講演会で日本にゆくたびに、
人々の顔が暗くけわしくなるばかりか、
東京ではたえず電車が停車して、
人身事故が報告される。
理由はなんと、飛び込み自殺!
 

地方は地方で商店街は閉鎖して、
街に人通りがまったくない。
公園ですら
子どもが遊んでいるようすもなく、
本当にさびしい世界になってしまった。  

急速に子どもの数がへったということは、
少子化政策が、
成功したという事だろうけど、
結婚した大人の視点からみるならば、
子どもを産んだとしても、
保育所にあずけて
育ててもらうのがせいぜいで、

我が子が
幸せに成長できる環境が、
ちまたにないことが実感されて、
生まない方がましだと
考えているせいだろう。
結婚を望まない若者たちも激増している。

さらに追い打ちをかけているのが、
教育費と医療費の高騰だ。  
子どもが幸せに成長できない社会、
楽しくそだっていく事が
できない国に未来はない。
なぜなら、子どもこそ未来だから!  

ミンダナオは、
たしかに貧困率が高いし、
戦争などの問題もあるのだが、
子どもにかんしていうならば、

町でも山でも農村でも、
子どもを見ない場所はないし、
しかも明るく生き生きとしている。
この違いはいったいどこからくるのだろう。  

ミンダナオに
足をふみいれてから15年、
MCLを設立してから11年。

戦争や作られた貧困のなかで、
あえぐ家族や子どもたちを見て
いたたまれずに、
読み語りと同時に、
教育、医療の活動をおこなってきたが、

それにつけても
近年気になりはじめたのが、
日本の子どもや若者たちの心の病や、
子育てに悩み苦しむ
母親たちの切実な告白。

精神疾患の問題は、
子どもや若者たちだけではなく、
出社できない中高年から、
一人暮らしの老人たち、
ひいては貧困の中に取り残された
母子家庭にまでおよんでいる。


かつてやっていた
絵本や童話や評論の執筆も、
ミンダナオの子どもたちとの
出会いと感動に圧倒されて、
この一〇年ほど、
ほとんどせずに過ごしてきたが、

その間の日本人の心の変わりようには
唖然とせざるをえない。 
今考えているのは、
「どうしたら日本の子どもたちに、
ミンダナオから
救いの風をおくれるか!」という事。

ミンダナオ子ども図書館 支援方法

ミンダナオで再婚し、小学校の4年と5年の
実の娘を育てているが、

MCLで、親のいない子や崩壊家庭の孤児たち
90名あまりと
いっしょに暮らしてきているせいか、
娘たちは放っておいても
実にのびのびとそだっている。  

MCLにいると、
「子育て」という言葉がへんに感じる。
「子育つ」というのが本当で、
ちまたで遊び友情をはぐくむ体験があれば、
子どもたちは自然にそだっていくものなのだ。

「子育ての責任は、家庭にある。
特に母親の役割は大きい」
などという言葉に、
違和感を感じるのは、ぼくだけだろうか。

子育ての責任が、親や家庭にあるばあい、
親がいなくなったり
家庭が崩壊した子どもたちは、
どのように育ったら良いのだろうか。  

また、子育ての責任は、
保育者や学校の先生にもある、
という考え方も、ここでは奇妙に感じられる。

もしそうだとしたら、
保育園にも学校にもいけず、
教育もうけられない僻村の子たちは、
育てられなかった子たちなのか!


先日、アジアの孤児施設をめぐっている
日本の人たちが、MCLを訪れた。
曰く「ここの子どもたちは、
本当に他の施設の子どもたちと
ちがいますねえ。

施設にいながら、
こんな明るい子どもたちをみるのは初めてです。
なぜこんなに明るいのかなあ?」  

ぼく答えた。
「ここは孤児施設ではないからですよ。」
 

ぼくは孤児院をつくろうとも、
施設を運営しようともおもったことは無いし、
他の施設をほとんど知らない。

ただ、困難な状況にある
一人一人の子どもたちをみるにつけて、
放っておけない、何とかしたい・・・。
そんな思いで活動してきたら、
自然とこんな形になってしまった。

もちろんここには、
母親役のスタッフたちもいるが、
彼らとてもとは奨学生で、
必要なときには、
助言や指示をあたえるものの、
不必要な干渉はしない。  

子どもたちのとって大切なのは、
愛をもって見まもり、
ときどき抱いてあげたり
愛情のある言葉を、かけてあげること。

そしてなによりも大切なのは、
自由にのびのびと遊べる環境をととのえてあげ、
将来の夢をもてるように
導いてあげることだとつくづく思う。  

まるで機関車が
煙を噴いて走りぬけるように、
高度成長期をひたすら走りつづけてきた人々は、
成長期がとまり、老齢化して、
自分の事は自分で出来なくなり始めると、
落ちこむどころか精神的にパニックをおこしはじめる。  

「日本で自殺が多いのは、
個人主義が行き過ぎたからでは無いだろうか」と、
マニラの修道士が話してくれた。  
「個人が尊重され過ぎる競争優先の社会では、
協調の心がうしなわれて孤独な人が増えていく」  

自分の力で走れなくなった老人は、
施設のベッドにしばりつけられたまま
死をまつ以外に方法はないのだという。
それもお金があればの話で、
一人暮らしの孤独死も多いのだそうだ。  

ミンダナオでは、MCLでも同様だが、
上のお姉ちゃんが下の子に、
「ねえ、そこのお店で
お塩をかってきてちょうだい」といえば、
たとえ夢中で遊んでいる最中でも、
下の子はさっとたちあがり、
明るい笑顔で、「はい」といって買いにでかける。
 

お姉ちゃんがいったことに、
下の子たちは笑顔でこたえ、
ちっともいやな顔をしないのは驚きだ。
そのかわり、お姉ちゃんは、
きちんと下の子の世話をしてめんどうをみる。  

もちろん、
お年寄りを一人孤独にほうっておくなど、
考えられない。

妻のエープリルリンの
おじいさんもおばあさんも、
当時まだ小学生だった
彼女の膝のうえで亡くなった。

「自分の力できりぬけろ」という言葉への、
現地の子どもたちの返答は、
「でも、自分の力なんてたかがしれている、
みんなでやるほうが、楽しいよ。」

「自分のことは自分でやれ」への返答は
「一人で出来ないことなんて山ほどあるよ。
みんなで力をあわせるほうが大事だよ。」

「日本では、自殺する人が多いんだよ」というと、
子どもたちはびっくりして
「なんで自殺するの?あんな豊かな国なのに!」
「孤独で死ぬんだよ」というとさらに驚く。
「孤独で死ぬってどういうこと?」  

MCLの子たちは、
親がいなくなって一人取り残されても
死のうとしない。
どこかで誰かが助けてくれるから!

一人ストリートチルドレンになっても、
必ず別のストリートチルドレンが
やってきて言葉をかける。
「一人じゃさびいだろう!
俺たちの仲間になれよ。」

日本では、孤独な母子家庭がふえている、
という話をすると、
「近くの人たちといっしょに住んで、
いっしょに食べたら良いのに、なぜしないの?」

子どもの貧困が増えている話をすると、
「自分の家によんで、
自分の子にしたら良いのに。MCLみたいに!」
こういった言葉が、
自然にポンポン飛びだしてくる。  

経済的な貧困で大変なのが、医療と教育。
でも日本もMCLのように、
医療と教育を無償にして生活を保障すれば、
子どもをたくさん産んでも、
何の問題もないはずだ。
それどころか、生活の喜びが倍増し、
地方も活性化するだろう。
 

ミンダナオのように、
子どもが学校を引けたら、親の職場に直行し、
職員もお客も大喜びで
子どもに声をかけてむかえたら、
親も子育てが楽しくなる。  

MCLみたいに
(地方都市の役所や銀行でもそうだが)、
職場に子どもたちがはいってきたら、
「・・・ちゃん。おかえりなさーい」といって、
母親の仕事机の横に、
ござをひいて昼寝をさせたり、

工場の修理工の後ろでも、
木の長椅子をおいて、
そこで妊娠中の奥さんが、
ごろ寝をしている風景があれば、
仕事場と家庭の壁もくずれて、
社会は生き生きとしてくるだろう。  

個人と社会、家庭と会社、
保育園や幼稚園、学校と家にしか、
意識が向かない思考は閉じこもりの壁型思考だ。
その中間に存在する曖昧な場所、
「ちまた」こそが壁をときはなち、
人々の心を解放し孤独から救う場所。

ちまたで、子どもたちがおおぜい生き生きと
遊んでいる姿をみることがない国は、
本当にさびしい。  

個人と個人の間に存在しつつ、
人をささえるのが愛だとすれば、
ちまたこそ愛と友情の空間。  
妖精のように存在していても見えない、
友情と愛の力こそが、
人々を幸せにし、生きる力をあたえてくれる。

kum
2021年に見た日本
子どもこそが未来だから、
イケメンよりも、イクメンに未来を託せそう!



日本に帰って5年間
娘を公立の小学校に通わせ
まったく日本語を話せなかった
娘たちもペラペラ
Go!

その間、日本に滞在中、
特にウイルスの期間を経て
日本の子どもたちや、

親子の様子を見ていると、
最初はちまたで子どもたちが、
まったく遊んでいなかったのに、

あちらこちらで、
子育てに大切なのは、
子どもたち同士で遊ぶこと!

そして、親同士が集まって
時には、ゴザをひいて
おしゃべりをしたり食べる事!

つまり、学校でも家庭でも
保育所や幼稚園や仕事場でもない、
それを一歩出たところの第三の場所、
ちまたでの交流が大事な事に、

とりわけ若い世代が
気がつきはじめたようなのだ!!!

日本の子どもたちや青少年、
そして子持ちの親子も、

人生における
本当の幸せとは、
お金や物の追求ではなく、

まずなによりも大事なのは、
友情とそして、

愛だということに、
気づき始めている気がします。























2021年に見た日本、
子どもこそが
未来だから、
イケメンよりも、
イクメンに
未来を託せそう!
NGOにとって寄付とは何か! 季刊誌『ミンダナオの風』 に寄せる思い! ミンダナオ子ども図書館 支援方法

new2
機関誌2021年6月号:82号の制作が完了しました!
日本の若い世代が書いてくれた原稿が、あまりにも感動的なので
本来は支援者のみにお送りしている機関紙なのですが、一部を抜粋して
みなさんにも読めるように掲載いたしました!
宮木梓さんにメールしていただければ、6月にお届けします!
あずささんの赤ちゃんに関する記事も載っていますよ!
 
mclmindanao@gmail.com
松居友執筆の序文

ミンダナオ子ども図書館は、
生きる希望を失って、落ちこんだり
引きこもったりしている
日本の青少年たちが心を回復し、
生きる希望を見出していく場所としても、
良いことがわかってきました。
今後は、希望を失っている日本の青少年や家族、
家庭崩壊や母子家庭や孤児の子たちが、
同じような境遇を
体験してきたにもかかわらず、
明るく元気な、MCLの子たちに出会って、
生きる力をもらえる場所に
したいと考えています。

フリースクール子たちも何度も来られていますし、
日本や近隣の韓国や
中国、ASEANのNPOとも連携し、
世界の異なった宗教や
民族の若者たちとも手をつなぎ、
友情と愛を広げたいと思っています!
小学校の頃に、家族で来られて感動し、
中学に入って頑張って、
自ら支援者になった少女の記事が、
この号にも出ていますので、
ぜひ読んでみてください!

「でも、海外まで行くのが経済的にも大変!」
という方でも、
格安航空券だと往復で5万円ぐらい!
ダバオ国際空港まで車で迎えに行っていますし、
滞在ビザもダバオでとれますし、
お手伝いします。宿泊費はとりません。
家族として迎えますので、
心が癒されるまで過ごせますよ!
食事は、子どもたちが作ってくれ
洗濯もしてくれます!
米は自給し、子どもたちが
野菜も育てていますから、
寄付は教育費や活動費に向けられています!

スタッフの活動に付き添って
山や海へ行くことも可能!
今はコロナゆえに
ミンダナオに帰れず日本にいます。
落ちついたら帰りますが、訪問可能は来年以降?
もしも、深く話したい方がいらしたら
メールをください。
今なら東京の杉並のマンションにおりますので、
ご相談できれば幸いです!
mcltomo@gmail.com
NGOにとって寄付とは何か! 季刊誌『ミンダナオの風』 に寄せる思い!


 new3
 まゆみさんが、
      書かれたものです!


 「わたしと妹のめぐみが、
MCLを訪問したのは2018年の7月です。
とっても感動しました。
行く前から、両親は
何度もMCLについて話してくれて、
わたしたちは、子どもたちの事についても
聞いていたのです。
そして、いつか行きたいという思いが、
とうとう実現したのです!
それは、素晴らしいことでした!

山での読み語りが終わってから、
村の小学校で、
持ってきた古着を子どもたちにわたして、
炊き出しをしました。
普段、貧しい子たちは、
お米も食べられないそうです!
子どもたちの嬉しそうな笑顔を見れたのは、
ほんとにうれしかった。
貧しい子たちを食べさせてあげて、
本当に必要な助けを与えてあげるのが、
わたしの誕生日の願いでしたから!

わたしの誕生日は6月でしたから、
子どもたちに食べ物や、衣服や、バッグを
渡してあげたいという願いが、
翌月に実現したのです!
こうした体験を通して、わたしは、
一日3回も食べられること、
そして必要なものが買えることに感謝しました。

現地の子どもたちは、靴もなく、
鉛筆一本買うことができずにいるのです。
そうした子どもたちを
助けることができたという体験は、
ほんとうにすばらしい経験でした。

日本にもどって、
友さんとエープリルリンさんに再会したとき、
お二人がいつもMCLのために、
一生懸命働いていることがわかりました。
わたしは、ふたたびMCLを訪ねたいと思っています。
わたしのお父さんがわたしに、
MCLの子を助けてあげたい?
支援者になってあげる?と聞いて、母がわたしに、
ミクミクさんの写真を見せてくれた時、
わたしは「ミクミクさんを支援して、友だちになって、
彼女と英語で文通をしたい!」と言いました。

わたしは、マララ ユザフザイさんが語った
「一人のこども、一人の先生、一つの本、一本の鉛筆が
子どもの人生を変える」という言葉を思い出しました。
一人の子どもを学校に行かせてあげるだけでも、
彼女の将来に、大きな違いが生まれてくるのです!」





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new4
以下にも掲載した、中西凛々子さんの続編です!

 共有できた喜び! 中西 凛々子

現地スタッフの宮木さんから、
届いたという報告と共に、
靴を手に取る子供たちの写真が
送られて来た時、心底ほっとした。
心のどこかで届かないのではないか、
と思っていたのかもしれない。
同時に子供たちの写真を見て、まず感じたのは
「共有できた喜び」だった。
子供たちが笑顔で靴を手にしているのが心底嬉しかった。
写真の中から、かつての持ち主を見つめる
靴や文房具を眺めているうちに、
買ってもらった時に感じたあのトキメキを思い出した。

これは前回執筆させていただいた
3月号でも書いたことだが、
やはり幼い頃のあの気持ちは、
褪せることなく覚えている。
だから私が共有したのは靴という物体だけでなく、
幼い頃に感じたトキメキもなのではないか、
そう思うと誇らしく思うと同時に、
少し気恥しい気にもなった。
いつか靴が入らなくなって手放す時、
箱を開けたときのトキメキを覚えていて欲しい。

このプロジェクトを通して
私なりに感じたことが2つある。
一つ目はアイデアを 迅速果断に
行動に移すことの大切さである。
あの大晦日の日、靴の箱が
大掃除のゴミの山に紛れてしまっていたら、
すぐにメールを送らなかったら、
私が子供たちの素敵な笑顔を見ることは
一生なかったかもしれない。
そう思うと、「思い立ったらすぐ行動」
というありがちなフレーズは、
私たちに大切なことを教えてくれている気がする。

もう一つは、考えを形にすることは
思っている以上に楽しいということだ。
始める前はハードにみえる作業も
楽しみを見出すことで、
やりがいに変わり、達成感も味わえる。
現に私がそうだった。
自らの経験から変に怖気付いたりするより、
アイデアを外部に発信することは、
本当に大切なことであるように感じる。

子供たちがお礼の手紙を書いてくれた、
と聞き涙が出るほど嬉しかった。
直接話したことがなくても互いを思いあっている私たちは、
立派な友人だと確信している。
かつての私の持ち物を身にまとった彼らは、
手紙に"ありがとう"と書いてくれていた。

国境を超えて感謝されることが、
こんなに嬉々たるものだとは
想像もしていなかった。
最近は、実際に子供たちと会ったら何を話そうか、
ということばかりを考えている気がする。
「初めまして!!」と明るい声で手を振って
駆けてきてくれるのだろうか、きっと私も
「初めまして!!」と駆けていく。





NGOにとって寄付とは何か! 季刊誌『ミンダナオの風』 に寄せる思い!
ミンダナオ子ども図書館 支援方法
new5
機関誌2021年6月号:82号の表紙 
2021年:無事にラマダンを迎えられた・ビデオ映像 GO!
昨年は、
コロナの中で起こったイスラム紛争と
クリスチャン、原住民地域での地震避難民の
救済支援をしてくださって、本当に感謝です!
皆様のおかげで、
多くの子どもたちが助かりました。

戦闘や地震で家が焼かれたり
倒壊してしまい、いまだに、
避難所で生活している家族も多くいます。
ミンダナオ子ども図書館では、
そうした地域の子どもたちの中でもとくに、
親が死んだり殺されたりした子を
見捨てておけず、
去年も13名ほど奨学生に採用しました。
そうした子どもたちが、
80人あまり生活している
本部の3棟の建物も、
地震で亀裂が入り危険で住めなかったのですが、
皆様方のおかげで、早急に修復されて、
子どもたちは、コロナのなかでも、
明るく安心して生活しています。

ただひとつ悲しいことは、
地震で亀裂の入った生活棟の修復を
早急に進めなければならず、
加えて、地震や戦闘による
避難民の救済も重なり、
非常用の経費も使い果たしてしまった結果、
敷地内に建てたモスクだけが、
亀裂が入ったまま残されました。
モスクの再建費用も、
資材の高騰で200万円弱ほどかかり、
いつになったら再建できるか、
まったく、見通しが立たない現状です。

しかし、それにも関わらず、
イスラムの子たちにとっては、
一日5回モスクで祈ることが心の救いで、
「危ないから、はいっちゃだめだよ!」といっても、
「アッラーが守ってくれるからだいじょうぶ!」
と言って、柵を超えて入っていきます。
先住民やクリスチャンの子たち曰く
「イスラムの子たちのモスク、早く再建してあげて!」

ビデオ映像へGO!


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ミンダナオ子ども図書館へ行って
感じた事

駿河台大学 太刀川悠介
ミンダナオ子ども図書館へ行って感じた事

駿河台大学大澤ゼミのメンバーと仲のいい友人で、
フィリピンのミンダナオ子ども図書館に行ってきました。
初めての海外渡航で大澤先生や
現地のMCL スタッフの方々に助けていただきました。
ありがとうございました。
日本と違い恵まれていない部分が多い国、
ニュースでもドゥテルテ大統領の発言など見ていましたが、
実際日本を出発するまでは他人事程度でした。
フィリピンについてまず感じたのは、気候の違いでした。
日本を出発したときは、
肌寒くなってきたくらいの時期でしたが、
とにかく現地は暑い、蒸し暑い感じでした。
そして日本円をペソに交換する際も、
英語もろくに話せない日本人ですので、
本当に大丈夫なのかと不安になる点も多かったです。
現地のMCL スタッフの方が、空港に迎えにきて来れました。
その方は大澤先生と仲がいいとのことで、
安心してぎこちない英語で
コミュニケーションを取ることができました。
交通事情も日本とは比べ物にならないレベルで、
よく事故が起きないなと思いました。

夜ご飯をダバオの家でいただきました。
他国のご飯を食べるのは初経験でしたので、
食べれるか不安な点もありましたが、
素材のうまみが凄くてびっくりしました。
日本では、調味料にどれだけ誤魔化されているかが
よく分かりました。
そして物価の違いに驚きました。
僕を含め訪問したメンバーは、ほぼ喫煙者なので、
タバコの値段に驚きを隠せませんでした。
200 円程度で1箱、店によって値段も違う、
1本単位でも売ってる事は凄い驚きでした。
現地では、エナジードリンクかコーラを好んで飲みました。
コブラというドリンクは黄色のやつが1 番美味しかったです。
それ以外は、クセが強くて飲めませんでした。
ミンダナオ子ども図書館(以下MCLと略称)は、
戦争孤児や天災で親を失った子供たちを、
保護、通学、通院まで行なっている施設です。
MCL に到着したら、
笑顔の絶えない少年少女たちが出迎えてくれました。
正直想像していたのと違いました。
大人を信用できない、笑顔なんて見せない、
そんな子供達がいると思っていました。
実際は全然違いました。

英語もろくに話せないのに積極的に話しかけてくれて、
コミュニケーションを積極的にとってくる、
内気な日本人にはない性格だと思います。
なにより笑顔が素敵だった、辛い過去を背負ってるはずなのに、
純粋無垢な笑顔に心が痛くなったと共に、
MCL の行っている事に尊敬するレベルでした。
戦争は良くないなんて口で言うのは簡単なんだなって思います。
街中にはライフルを持った軍人が検問をし、
家はブルーシートで囲う程度。
日本とのギャップが凄かったです。
フィリピンのネガティブな所を伝えても、
なんの足しにもならないので、
MCLに滞在して経験した事を伝えたいと思います。
少年少女達には、
中々クレイジーな日本人が来たと思われてたかもしれません。
でも笑ってくれるなら、それでよかったと思います。

最高の経験をさせてもらいました。
友さん、大澤先生、現地スタッフの方々、
MCLの子たちありがとうございました!


太刀川悠介くんの体験を
ビデオで見ることができます。

地震の悲しみで父さんが  
ビデオ映像へGO! 10分











NGOにとって寄付とは何か! 季刊誌『ミンダナオの風』 に寄せる思い!

いらなくなった文房具とか
絵本とかあったら、欲しいんだけど

立命館宇治中学校3年 中西凜々子
「いらなくなった文房具とか
絵本とかあったら、欲しいんだけど」


三年ほど前、
四歳下の弟が言ってきた。
寄付なんて大人が
お金を送るものだと思っていた私は、
弟のような小学生たちが文房具を集めて
フィリピンの島の子どもたちに送ると知って
驚いたのを覚えている。
昔好きだったキャラクター、
クリスマスにもらった絵本、
母にねだって買ってもらったおもちゃ。
送るものを探しているうちに
物に込められた様々な記憶が蘇り、
懐かしい気持ちになった。
そうやって探すことも楽しかったし、
何より何の役にも立てないと思っていた
ちっぽけな自分でも子供たちを喜ばせる
手伝いをできることが本当に嬉しかった。

拙い言葉で子ども図書館について
目をキラキラさせながら話す弟を見て、
私も直接何かできるわけではないけど
子供ながらにできることをしたいと思い、
寄付に対する興味が湧くようになった。
小学6年生のとき、
たまたま生徒会長を務めていたこともあり
お昼の給食放送で
文房具の寄付を呼びかけた。
ミンダナオ島に送ってみたい!
私もやってみたい!
そんな軽い思いで始めたそのプロジェクトは
思いの外反響を呼び、
回収ボックスにはたくさんの文房具が集まった。

結局、まだ小学生で
後先考えずに行動に移したせいで、
送料の問題が解決できず
ミンダナオへの文房具の寄付を諦め、
集まったものは
近くの児童館や保育園に配った。
悔しい思いだけが残り、
幼いながらも
いつか必ずリベンジすると心に決めた。


靴箱プロジェクトを思いついたのは
今年の大晦日。


年を越したその日の夜中に
半ば勢いでホームページに記載があった
アドレスに自分の思いをぶつけた。
靴が不足していると聞いたので
ミンダナオに靴を配りたい、
靴の空箱に靴や文房具、お菓子や手紙を詰めて
デコレーションしたものを送りたい、
きっと喜んでくれるはず。

初詣では
「無事に靴が届いて、喜んでくれますように」
と手を合わせた。
元々、私は寄付というのは
「やってあげる」ものだと思っていたし
寄付をする側には
利益がないものだと考えていた。
しかし、それは大きな誤解だった。
ホームページの子供たちの様子は、
不思議なくらいに輝いていて
画面越しにこちらまで
エネルギーを貰えるものばかりだった。

箱を飾っている間も
海を挟んで
遠く離れたところにいる子どもたちが
箱を開ける姿を想像して自然と顔を綻ばせた。
寄付というのは、 お互いがお互いを
思いやることで成立するものだと思う。
フィリピンと日本。
顔も知らないし話したこともない。
でも、靴箱を無事に届けることができれば
私たちの間には
硬い友情ができるはずだと信じている。
今の私の夢はミンダナオ島に行って、
子供たちの笑顔を直接見ること。
現地でたくさんのものを吸収したいし、
思い出も友達も作りたい。
お互いの思いが詰まった靴の箱が
海を渡って無事に現地へ届きますように。
立命館宇治中学校3年 中西凜々子
 







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17歳で初めての海外旅行で
飛んできた
鈴木琴美さんの記事で
12月号からの抜粋です!
 
琴美さんの連載(2)を全文読まれたい方は、
今回のみ、抜粋PDFで読めるようにしました。
PDFへGo!

『子ども達の中に、片腕がない子とか両足がない子がいた。
びっくりした。
紛争とかのせいでそういう体になっちゃったのかな・・・』
MCL には、たくさんの子ども達がいますが、
その中には五体満足でない子も何人か暮らしていました。

私が日本で生活している中で、
身体的障壁を抱えている人と生活した経験は
一度もありませんでした。
町中ですれ違うことや、
テレビの特集で見ることはありましたが、
そういう人たちを見るたびに、当時の私は率直に、
「可哀想」と思っていました。

私は勝手に、自分たち五体満足の人とは違う生活を、
自分たちよりも不便な生活を送っていると決めつけ、
同情の意味を込めて「可哀想」という
視線を向けていたのだと思います。
不幸な気持ちを抱えて生きているのではないかと、
心の中ではそう思っていました。
しかし、MCL での生活を経て、その考え方が変わりました。

『ここには五体満足じゃない子が何人かいる。
だけど、みんなと同じように生活している。
溶け込んで生活している。
ピーターは、片腕しかないけど
私が弾けないギターをめっちゃ上手に弾いてる。
それに、いつも私のことを気にかけて、
“元気?大丈夫?”って声をかけてくれる。

カートは、両足がないけど、両手にサンダルをはめて、
みんなと同じように歩いて移動してる。
こないだは、私にコーヒーを入れて飲ませてくれた。


琴美さんの連載(2)を全文読まれたい方は、
今回のみ、抜粋PDFで読めるようにしました。
PDFへGo!
   ***************
ミンダナオ子ども図書館では、
わずかでも支援をくださっている方々に、
隔月で機関紙『ミンダナオの風』を送っています。
ダバオで印刷して郵送で送るので経費はかかるのですが、
子どものころから本を読んで育った?こともあり、
印刷物にはインターネットとは異なった
それなりの価値と良さがあると思っています。

サイトの良さは、無償で情報を提供できることでしょう!
多くの心に問題を抱えたり
貧困や引きこもりで落ち込んでいる
青少年や中高年の方々からも、
「ミンダナオ子ども図書館のサイトを見ることで、
生きがいがうまれて救われています!」
というお言葉をいただいています。

ただし、それでも機関紙を発行し発送する理由は、
ネットは、電源を切れば消えてしまって、
まるで妖怪やお化けのよう!
機関紙は、毎月ためておいていただく方も非常に多く、
ときどき古い号を読んでみたり、
そして本と同じでいつもそばにいてくれる天使のよう?

「ミンダナオ子ども図書館の機関紙は、
単なる報告と違って読みごたえと感動があります!
まるで絵本か本のよう!」と、みなさんおっしゃいます。
機関紙を四色刷りにして、明るい子どもたちの様子や
現地の状況を伝えるようにしているのもそのせいです。

現在は、あずささんの「現状報告」と、訪問してきた若者の
「若い世代の感性が見たミンダナオと日本」
を連載しています。
現地スタッフの宮木梓さんにメールで、
住所とお名前を書いて「機関紙希望」と
おっしゃっていただければ、お送りします。
お子様たちにも、見せたり読んであげてくださいね。
mclmindanao@gmail.com
フェイスブックは、Azusa Miyaki
https://www.facebook.com/azusa.miyaki.18

しかし、インターネットよりも、本や絵本や機関紙よりも、
もっと素晴らしい体験は、琴美さんのように、
日本から飛び出して、現地の子どもたちに直接出会い、
スタッフたちと山の村々を巡ったりして、
山の子たちと遊んだり山芋掘ったり
カエルをとって食べたりする実体験!

若者たちの未来を意識して、米は自給していますので
MCLでの宿泊費はタダでOKです!
ただしお客様ではなく、家族としてお迎えしますので
スタディーツアーなど特別なことはいたしません!
ご家族でも、どうぞいらしてくださいね。
詳細は、訪問規定をお読みください。
訪問希望の方は ここをクリック!
宮木梓さんに、メールで相談して、
ダバオ空港の到着時刻を伝えておけば、
迎えにいっていますし、
その後は、いっしょに車で移動・・・。
子どもたちが、大喜びしますよ!


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ミンダナオ子ども図書館 支援方法

ksb
下新倉小学校の6年生の子たちの
講演を聞いた感想文!

講演にうかがった、埼玉県の
下新倉小学校の5年生と6年生の子どもたちが、
感想文を書いてくれました。
その心のこもった文章に感動して、
これこそ、多くの方々に読んでいただいて、
今の子どもたちが、どんなに素晴らしい感性と夢を持って
生きているか実感し理解してほしいと思いました。
そこで、学校の了解を得て、個人名は消していますが、
6年生の感想文をサイトに載せることにしました。
2021年の今、この子たちは中学一年生になっています。
でも、サイトに載せておけば、友人との共感も得られますし、
高校や大学、大人になっても読み返して、
たとえ落ち込んでも、子どもの頃の感動と想いが蘇り、
夢を持って生きていけると思います!


bd
卒業していった子たちから、
誕生日のメッセージが届いています。
卒業生たちがMCLをどのように思っているかの例として
その一部を紹介しますね!

先生になっている子です。
May God fill your life with a brighter smile and
more joy than ever.
Thank you for being the superman in our life.
You always made us feel special with your love and
care together with my dear siblings in MCL Family.
I want you to know that you are truly an inspiration,
a friend and a teacher to all of us.
I feel truly lucky to have such a loving, caring, and
encouraging father. Wishing you an entirely
peaceful day, full of pleasant and joyful moments!
Wishing to the Almighty for your better health and
great days in the future. May you always be happy
because you deserve it.
I wish nothing but absolute best for you as this is
what you truly deserve! Proud to call you PapaTOMO.
Thanks for making all the sacrifices silently and
working hard all day and night just to get us
a better life, you are one of the most important
persons in my life.
Thank you for always showering us with your kindness
and fatherly love. Thank you for making our life
beautiful with your existence.
You are truly one of a kind!
No exact words could measure how grateful i am to
Almighty God for giving you as our PapaTOMO
in our big Family.
Without you, I could never be the person
I am today.You are my true hero! You have always
inspired me and will always continue to do so.
May you witness the unlimited amount of joy in the
future years and expand through great possibilities.
You are an inspiration, you make days brighter
and night warmer.
HAPPY HAPPY BIRTHDAY PapaTOMO BestWishes in life
stay healthy and keep safe always po.. Please continue
to be someone's blessing not just mine and live a life
that honor and glorify God Godbless You and Family
************

 
Happy birthday Tomo san.
To the man who always stand as our second parents,
thank you is not enought but
Allah/God counts and witnessed for everything
you did to us.. Wishing you more years to come
and have a good health always..
************


 
日本公演の天才ギタリスト!
Belated Happy birthday tomo san.
stay strong. God bless you!
Walter Jhon Magbasa

************


 Before this day would end, I would like to greet a
Happy Happy Birthday to our Papa, Tomo san!
Thank you very much for all the support and love you
gave to my family! God bless you always.
I pray for your good health and strength.
Take care always.
We love you and hope to see you soon.
Stay happy with your whole family!
This is the only photo I have with,
and i will treasure this. Thank you so much To...
彼女の亡くなったお母さんとの映像をご覧になれます。
映像を 見たい方は ここをクリック
映像を 見たい方は ここをクリック
************



Happy bday tomo sang more bdays to come stay
who you are and good heart ..salamat sa tanan nga
kaayu nmu sa mga scholars ...miss you 💓💓

日本の英会話スクールで教師になっているクインクイン
Happiest Birthday Tomo San
The man behind the success of many children
in Mindanao.
May the Lord bless you more and your family.
You are a great blessing especially to the people
in Mindanao. We will always be grateful to you.
Our prayers and love are always with you.
May you have an amazing year ahead.
Thank you for helping me and my family.
Whenever I am right now, I owe this success to you
and ate Aprilyn Getuya Dizon Matsui
Thank you so much!

************

  
Happy Happy birthday to the Loving Father of MCL
Happiest birthday tomo San,god Blessed you olwiez
Thank you sa support

************

 
Happy birthday papa tumo.. I hope nga daghan pang
katuigan nga moabot sa imoha... Og i hope pud nga
padayon japon ka tabang sa mga bata para maka
skwela.. Og onta naa ka sa maayong panglawas..
Stay strong lang mo ate aprilyn .... Padayon sa pag
alagad sa ginoo .... Onta naa ka sa maayong panglawas..
Padayon sa pag ka buotan papa tumo.. Salamat sa
tanan. Wala nako masoklii imong tabang ngari nako saona... ...
Pero.. Sige lang papa tumo.. Kaloy an.. Maka padayon
pako skwela puhon.....
Og salamat osabon nako..
"'"""" HAPPY BIRTHDAY PAPA TUMO""""""
GOD BLESS

************


  Happy Birthday Tomo Matsui (Tomo San)
Di royd koopput dos konamin mgo nongo inguma
koungkay na kurso kun di pomon kikow
Sokkad kon sumbanan to langun, pomot moura ked no
Tribu Kos nongo PROFESSIONAL pomot I'd tavang du
konami no SCHOLARSHIP.
Nanoy ponayun ka nod boggayat Monama to Konokka
amoy moura Pon mgo anak no iling doy dongan I'd
ponganduy ra nod pokoipongga to kod-eskwela.
We're here tungod sa imong pagpaningkamot
Dakkon Solamat

************

wmp
機関誌『ミンダナオの風』の過去のバージョンPDF 
二年前以前の作品のみを掲載していくと同時に、
データー管理が悪く、アップしていない機関紙は、見つけ次第、加えていきます。
最新版を購読されたい方は、宮木梓さんにメールしてください!mclmindanao@gmail.com
1号
2号 3号 4号 21号
2008/10
24号
2009/7
25号
2009/10
26号
2010/2
27号
2010/5
28号
2010/7
29号
2010/10
30号
2011/3
31号
2011/5
33号
2011/10
34号
2012/3
Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go!
35号
2012/6
36号
2012/8
37号
2012/10
38号
2012/12
39号
2013/4
40号
2013/6
41号
2013/8
43号
2013/12
44号
2014/3
45号
2014/6
46号
2014/8
47号
2014/10
48号
2015/1
51号
2015/10
52号
2016/1
Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go!
53号
2016/3
54号
2016/5
56号
2016/10
57号
2016/12
58号
2017/2
59号
2017/4
60号
2017/6
62号
2017/12
63号
2018/2
64号
2018/4
Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go! Go!

nki
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ミンダナオ子ども図書館 活動日記


2021年の活動記録:目次
2021年:無事にラマダンを迎えられた GO!
梓さんに赤ちゃんが生まれた!
GO!
卒業生たちから誕生日のメッセージ 
GO!
MCLの年越しと年明け2021年
GO!


2020年の活動記録:目次
ウイルス閉鎖期間に洪水が襲った! GO! 奨学生の少女を緊急手術  GO!
イスラム避難民に読み語りと物資支援 GO! 保育所建設地と地震被災地を巡った GO!
ウイルス閉鎖期間に戦闘が起こった! GO! 地震の悲しみで父さんが! GO!
全保育所を調査して修復を開始! GO! MCLの日常生活から2020年 GO!
日本での5年を経てMCLに移転し活動、子どもたちと生涯を共に! 
GO!

2019年の活動記録:目次
ji19
ミンダナオ地震支援の記録
クリックするとサイトから映像に飛べます!
    
   
地震被害調査の記録(1) GO! 読み語り支援の記録(2) GO!
山の先住民の状況から(3) GO! 山崩れで亡くなった(4) GO!
 滝の村から避難して(5) GO! マノボ族の酋長の依頼で(6)  GO!
 スカラシップ決定調査(7) GO!  立正佼成会とMCL現状(8) GO!

夏の訪問者の記録・・
クリックするとサイトから映像に飛べます!
若者たちと
絵本画家の体験記

GO!
最後に海の
下宿小屋に泊まった
 
GO!
避難民に読み語りと
炊き出し支援を行った
 
GO!
イスラム緊急避難支援に
訪問者と行った
 
GO!

ミンダナオ子ども図書館 活動日記
最近の活動報告


幸せな人生を始めてもらえれば、
それでうれしい

ミンダナオの結婚観と妊娠観!2014年の記事に書き足しました。

2021年の6月末に、子どもたちは卒業を迎えました。
今までは、3月末が卒業で、4月初めに卒業式を行ったのですが、
フィリピンでは、今年から6月初めに卒業して、
8月初めに新学年が始まる形になりました。

そのために、夏休みはかつて3月、4月だったのですが、
今年から、6月と7月が夏休みになったのです。
ただし、今年はコロナのために卒業が遅れ、
6月初めの卒業が、7月初めになり、
学校にも、行けずに家で学ぶ状態が続いています。
そのために卒業式も行われず、
卒業はしても、さびしい限り!

そこで、ミンダナオ子ども図書館では、
小学校から大学までの卒業生を対象に、
キダパワンに住んでいる奨学生たちを呼び集めて
夏休みが始まるので、
車で故郷に送り届ける前に
ミンダナオ子ども図書館で、独自の卒業記念セレモニーと
パーティーを行うことにしたのです!

子どもたちは、大喜び!
卒業生たちには、とっておきの白い服と帽子をかぶせて
子どもたちが中心になって企画した
卒業式と記念パーティーがはじまりました。

7月初めに卒業式をやるようになりました。
このために夏休みは、7月になり、
新学年は

コロナの影響で








sg49
奨学生の
学業ストップの
現状と悩み


気になるのは、
今年後半になって、
MCLの奨学生に、
ストップする子が急増したこと。

その原因が、
転居して
行方がわからないケースの激増。

学校に教材を届けたり、
授業料の支払いに行くと、
奨学生はすでにいず、

先生も、
どこに転居したかがわからない、
とおっしゃる。

特に、
イスラム地域に
そうしたケースが激増した。

考えられるのが、
2015,6年の選挙の時期に
起こると言われている、
大規模な戦争。

それを恐れて、
今のうちに親戚などをたどって、
現地から脱出しているように思える。

来年は、戦闘地域を逃れて、
安全なMCLに
転校したいという
イスラム教徒が増えるだろう。

円安で、
経済的に大変で
悲鳴を上げているのだけど、
ヤレヤレ、がんばらなくっちゃ。

スカラシップをストップする場合は、
支援者に宛てて
「お詫びの手紙」を書くことが、
義務づけられているのだが、

家族ごと
行方がわからないケースが多く、
スタッフも困惑し

日本人スタッフの梓さんも、
支援者にどう
説明しお詫びしたら良いのか 、

途方にくれるしまつで、
見ていて
かわいそうになる。

支援者の皆さん、
本当に残念です。
わたしたちもサポートしきれず、
すみませんでした。



sg50
もう一つの理由が
妊娠と結婚


若者たち、
特に大学生がストップする
もう一つの理由が、
妊娠と結婚だ。

この点に関しても、
こちらの若者たちの
心を察してもらうために 、

少し状況を
説明したほうが
良いだろう。


以下は、まずは、
日本人スタッフ梓さんの
支援者への
心のこもった手紙の抜粋!

「大学生を奨学生に選ぶときは、
高校生から大学に入るときも、
本人のスクリーニングをしています。

特に4年制のコースの場合は、
成績も良く、
大学での勉強に関心があるのか、
将来の夢なども含めて
直接面接をして決めています。

面接の時は、
真剣に勉強するつもりでも、
大学3年生くらいになると、
妊娠する学生が増えてくるのは、
現地スタッフも困っているようでした。

2か月に1度の
学生総会の際にも、
繰り返し気を付けるように
話しているのですが、

こちらの子どもたちは、
情熱的な子どもたちも多く、

恋愛に飛び込んだまま、
結婚していく
子どもたちが少なからずいます。

そうなると、
奨学金を停止しなければならないし、
保護者もがっかりするし、

本人の経済状況では
大学を続けることは
不可能ですが、

やはりそれでも
愛の力になかなか打ち勝てず、
大学を止めてしまうそうです。

それから、
避妊について
日本ほど知識がなく、

カトリックの国なので
中絶が
禁止されていたり、

宗教的理由でなくても
授かったら産む、
という意識があります。

若いカップルの場合でも、
両親や兄弟たちに助けてもらって
赤ちゃんや子どもを
育てることができるので、

日本のように
若すぎて世話ができないから、
という理由で、
中絶することは考えられません。

また、
あまり成績の良くない子や
勉強に関心が無い子どもたちの場合は、

途中で止めることのないように
短期コースや
スキルトレーニングを
勧めているとのことでした。」

とにかく、
最大の理由の一つが、
こちらの若者たちの強い心の情熱、
そして愛情の強さと真剣さ!

とにかく、
恋愛は最高の夢で、
結婚は最高の理想!

そのことは、
こちらでの自殺の原因が 、
日本のように
孤独死や閉じこもりではなく 、

恋愛の崩壊と、
結婚を反対されて、
手をつないで心中すること!
からもわかる?



sg51
こちらの子たちの
結婚観と妊娠観・・・


まずは、
こちらの子たちの結婚観、
妊娠観の日本との違いから・・・

こちらでは、
先住民族の子たちの場合、
14,5歳から結婚することが多く 、

16,7歳になると、
結婚適齢期を
逃してしまいつつある・・・
という意識が生まれる。

20歳以上になり始めると、
日本での
30代を超えたような意識で、

仕事で兄弟姉妹を支えるという、
なにがしかの強い意志がないと、
不安になるようだ。

そうした意味で、
大学生は、
順調に進学して20歳で卒業!


sg52
しかし、
新しい制度では

しかし、今まで小学校を卒業すると、
ハイスクールが4年の後に、
日本より2年早く、
大学に入れたにもかかわらず、

来年から始まる新しい制度では、
ハイスクールの4年間が、
ジュニアハイスクールに、

さらに新しく
シニアハイスクール
2年が加わって、

18歳で大学受験。
大学卒業は、
日本と同じ22歳!

これはもう山の子たちにとっては、
結婚適齢期を、
完全に逃がしているという、
焦りを感じる年頃。

とりわけ、
学業を幼い頃受けられずにいた
子たちの場合は、
さらに年齢が上になり 、

それを考えると、
帰郷したときに
幼馴染の彼氏を見つけて、

そのまま妊娠、
結婚した方が、
幸せになれる
と思う気持ちもわかる。



sg53
結婚のための
第一ステップが妊娠


興味深いのが、
結婚のための
第一ステップが妊娠!

カトリック教会の主催する
結婚前の準備教室に
出たことがあるが、

40組ほど来ているカップルの、
なんと8割が
妊娠していた!

ある人曰く、
「妊娠してから結婚した方が良いよ。
子どもを産める体かどうか、
わかるからね。」

妊娠して
子どもを産んで、
家族を作ることが、

ある意味では、
仕事や勉強以上の夢であり
理想なのだ!

また、結婚は法律では、
17歳以上と定められている。
そこで、内輪の家庭結婚で
14,5歳で結婚して、

18歳になって
子どもを連れて
教会で結婚式を挙げて戸籍を入れる・・・!
それはそれで、いいんじゃない!

特に極貧で親もなく育った、
MCLの子たちにとっては 、

小学校を卒業するのも
不可能なのに、
大学まで
行けただけでもすごいこと。

それならば、
せめて大学をがんばって
卒業したら良いのにと
思うのだが、

ミンダナオで
大学に行けるのは、
30%ほどの
富裕層の子息たちだけ。

そんな子息たちと恋に落ち、
結婚を申し込まれたら、
それこそ夢のまた夢が、
実現したようなもので、

卒業も忘れて、
舞い上がってしまうのも
わかる気がする。


sg54
幸せな人生を
始めてもらえれば、
それでうれしい

僕は、とにかく
MCLの子たちは、
極貧のさらにマイナスから
来た子たちだから、

人並みに
幸せな人生を始めてもらえれば、
それでうれしい、
と考えている。

それだから、
スカラシップをストップしても、
孤児故に、僕が親代わりで
結婚式に参加するし 、

「子どもが生まれたら見せにおいで!
大変な状況になってしまったら、
かけこんでおいで!」 と言って、
祝福して送り出すようにしている。

彼らにとって妊娠は、
「避妊に失敗した結果」ではなく
子どもを産むことは、
彼らのあこがれなのだ!

たとえ結婚できずに
母子家庭になっても、
結構、
幸せに子どもと過ごしているし 、

親戚や親などが、
子育てを手伝ってくれる。

私生児に対する偏見も、
母子家庭に対する偏見も 、
離婚に対する偏見も、
再婚に対する偏見も、

年齢の格差に対する偏見も、
ほとんどないのが
不思議な事の一つ。

彼らの妊娠観は、
妊娠=結婚を手に入れた!
子どもを産んで
家族が持てる幸せへの一歩!

ただ大変なのが、
わたしたちで、
それをどう支援者に
説明し伝えたら良いのか・・・ヤレヤレ




sg55
イスラムのスタッフ、
バイヤンとマノボ族で
クリスチャンのニナが結婚



両親がいず、
貧民街から来た
マノボ族の奨学生のニナ。
今は大学の4年生。

クリスチャン(プロテスタント)だけれども
イスラム教徒のスタッフ、
バイアンと恋に落ちた。

イスラム教徒のバイヤンはスタッフ。
ニナの卒業を間近に
二人は、結婚を決めた。

MCLのスタッフたちは、
母屋の一室や
敷地内に家を建てて
住むことが出来る!


卒業前に結婚したニナも、
これで、貧民街にもどらずに
MCLにバイヤンと住める!

結婚式は、
キダパワン市の貧民街の一角にある、
プロテスタント教会で、

イスラムの儀式にのっとって、
行われることになった。

牧師夫妻も、
マノボの首長も参加した。


最初に
二頭の獅子と
少年の踊りがあり、

それに導かれて、
新郎が
結婚式場にやってくる。

ミンダナオに
獅子踊りがあること自体が、
驚きだったけれど、

まさかそれが、
イスラムの結婚儀式で、
披露されるとは!!!

しかし、ミンダナオのイスラム地域には、
日本軍の要塞跡があり、
敗戦と同時に多くの日本兵が
湿原に逃げて、

今もイスラム教徒のゲリラとなって
住んでいる人もいることを考えると、
不思議ではないのかもしれない!

ミンダナオ紛争を戦った
「キムラさん」の正体

日系イスラム戦士、「日本への思い」を語る

中坪 央暁 : ジャーナリスト 
GO!



いよいよ結婚の儀式。
新郎は、
花嫁を迎えに部屋へ。


新婦を部屋から連れ出すと、
新郎と新婦は連れだって、

獅子舞に先導されて、
結婚式場に向かった!

いよいよ、
結婚の儀式の
核心が始まった。

ごはんとおかずが
新郎と新婦の
前に置かれ、

ます新郎が、
新婦の口に、
ごはんとおかずを入れる。

そのあと、新婦が、
新郎の口に
ごはんとおかずを入れる。

何とこれは、
山の原住民の
結婚式でも行われる儀式!


不幸のどん底から
来たような子たちだけに、

幸せになって良かった、
良かった。







lama
2021年:無事にラマダンを迎えられた
ミンダナオ子ども図書館の子どもたち
ビデオ映像へGO!
12分です!


2021年も前年に引き継いで、
コロナウィルスで大変な時期ですが、
幸いMCLで、4月からラマダンを
始めることができました!


ラマダンは、イスラム教徒にとっては、
とっても大事な時期です!
一か月近く、断食をして
祈るのですが、


昼間は、みんなで協力し合って
ミンダナオ子ども図書館の庭を
きれいにしたり・・・


友情を深めるために
いっしょに唄をうたったり!


クリスチャンや原住民の子たちも
「わたしたちも、
いっしょにラマダンやってもいい?」


「もちろん、良いよ!」

そして、みんなで協力して
草刈りをしたり、
花壇を作ったり・・・


それが、
習慣になっているせいか、


「もうじきラマダンだから、
モスクの周りを
きれいに草刈りしてあげよう!」


「お花も植えてあげるね!」

そして、夜になると、
皆でおいしい食事をたくさんたべて、


モスクのなかで、
皆で過ごす・・・



ビデオ映像へGO!
12分です!

2019年
大地震が襲った!


ところが、
2019年には、
MCLの近く、


アポ山さんろくのマキララで、
大きな地震が襲った!


キダパワン市のビルも
崩壊しかけ、

山岳地域に建てた
山の保育所も、
いくつか倒壊!

大量の避難民が発生し、
救済活動に向かった。


イスラム教徒が、
多い地域ではないけれど、

ミンダナオ子ども図書館に住んでいる
イスラムの子たちも、

協力して
支援物資を車に積み込み、

ラマダンにもかかわらず、
山の原住民や
クリスチャンの子を助けに同行!


街近くには、
クリスチャンの人々が多く、

山岳地帯には、
原住民のバゴボ族の人たちが多い!

どこでも、
子どもたちは、
大喜びで迎えてくれた!


ミンダナオ子ども図書館が
来てくれたあ!

すでに、保育所を建てたり、
奨学生を採用したり、

医療をおこなったり、
とりわけくり返し
読み語りに来ているから、

子どもたちは、
ミンダナオ子ども図書館のことを
良く知っていて大喜び!

今回も、
まずは、心を元気にするために、
読み語りをはじめた。

絵本の読み語りは、
愛と友情の心の支援!

イスラムの子たちも
読み語り!

原住民やクリスチャンの
唄と踊りにまじって、

イスラムの歌や踊りも、
みんなでいっしょに楽しんだ!

そのあと、
いよいよ支援物資を
子どもたちに配った!

日本の支援者から
送られてきた古着!

ふだん着るものもあまりない、
山の子たちにとっては、
驚くほどの喜び!

古着や食料をもらって
大喜び!


これで、
外で寝ても寒くない!
「また来てね!」

「だいじょうぶ、
くり返し来るからね!」


ビデオ映像へGO!
12分です!

MCL本部の建物も
亀裂が入り!

しかし、本部の建物にも
亀裂が入り!


危険で、
住むことができなくなった!


即刻、皆で協力して、
庭にシートを張って、

子どもたちは皆、
シートの下で
寝泊まるすることになった!

でも、子どもたちは、
ぜんぜん、動じない!
数知れぬ、困難を
乗り越えてきた子たちだから!

雨が降ると、
雨の中に飛び出していく!
水浴びするのー!

夜も土の上で炊き出しごはん!

山での生活と同じだもん!

皆で分け合って
おいしそうにご飯を食べる子どもたち!

ごはんを食べられて
寝る場所さえあれば、それで幸せ!



耐震構造で
建てたおかげで


MCLの理事長で、
市庁舎なども建てている、
設計技師のダニー氏が、

耐震構造で
建ててくださったおかげで、
ミンダナオ子ども図書館の建物は、
倒壊しなかった。

けれども、
ところどころひびが入り、

屋根の継ぎ目も柱を含めて、
根本的に修復をすることにした。

その結果、
皆さまからのご支援で、
さらにしっかりと建て直されて、

さらに、
安心して住める家になりました!

とりわけ、
立正佼成会からのご支援が大きく、
ぜひいつか、
子どもたちといらしてくださいね!

これからのミンダナオ子ども図書館は、
日本からの訪問者の方々を、

家族として宿泊費なしで、
受け入れていくことにきめました!

子どもたちが
料理を作ってくれますし、

いっしょに食べて、
生活をともにします。

洗濯もしてくれますし、
いっしょにすると楽しいですよ!

「洗濯が終わったら、
最後に、自分を洗濯するの!」


ビデオ映像へGO!
12分です!


ミンダナオ子ども図書館は、
生きる希望を失って、
落ちこんだりしている
日本の青少年たちが、心を回復し、

生きる希望を
見出していく場所としても
良いことがわかってきました。

このことは、
機関誌『ミンダナオの風』の
今年の6月号に書きました。
宮木梓さんにメールしていただければ、
発送してくれると思いますよ!


日本の元気な若者たちだけではなく、
とりわけ、
悩みを抱えた青少年や
孤児や母子家庭の子たちが、

ミンダナオ子ども図書館に来て、
同様に、貧困で崩壊した家庭の子や、
戦争で親が殺されたりといった、
辛い体験をしたにもかかわらず、

信じられないくらい
笑顔で明るく友情と愛に満ちた
ミンダナオ子ども図書館の子たちに会って、

生きる希望と勇気とを
日本の子たちも得られるような
家にしたいと思っています。


お客さまではなく、
家族として、
皆さんをお迎えします!

宿泊費はとりません、
心が癒されるまで
一か月ぐらい滞在したら!


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12分です!

震災後の
最後の問題は!


しかし、
震災後の最後の
問題は、


震災の避難民救済支援に
終われに追われ、

さらに、コロナの影響もあり、
日本での講演や公演もできず、

2021年になっても
モスクの修復の費用が出せないことです。

モスクの修復は、
ダニー氏によると、

基本から再構築した方が良く、
200万円ほどかかるということ・・・


周りに柵を作って
「危険だから、入ったらだめだよ!」

と、言っているにもかかわらず、
イスラムの子たちは、

中にはいって、
毎日、お祈りをしています。


「アッラーが、守ってくれるから
だいじょうぶだよ!」




ビデオ映像へGO!
12分です!

2021年の4月
今年も
ラマダンに入りました


イスラムの子たちは、
モスクの中で、
ラマダンの祈りを始めました!


原住民やクリスチャンの子たちは、
今年も周りの草を
刈ってあげたけれど、

さすがに恐れて
モスクの中には入れません。



でも、太陽が沈んだら
ラマダンの料理は
いっしょに作り、

食べたければいっしょに
皆で食べられるよ!


そんな、
クリスチャンの子たちが、
私に、言ってきました。

「パパ友、イスラムの子たちのために、
モスクを再建してあげて!」

「わたしたちも、
いっしょに、お祈りしたいの!」

「夜になったら、
いっしょにモスクで食べたいの!」

みなさん!
よろしければ、ご支援をお願いいたします!
モスク支援と書いていただいて、
振り込んでいただければ幸いです!


ビデオ映像へGO!
12分です!

戦争や貧困で
親を亡くした子も多い


ミンダナオ子ども図書館の奨学生になった
イスラムの子たちのなかには、

戦争や貧困で、
親を亡くした子たちも多い!


写真の左の青年も
両親を目の前で殺されて
ミンダナオ子ども図書館の
奨学生になった。

その時の映像が、
パックンがMCLに来た時の
テレビ東京の映像に出ています。

ez2
池上彰の
ジャパンプロジェクト

世界の”命の現場”で
奮闘する日本人
 

パックンが来た  
映像を 見たい方は ここをクリック
40年以上にわたり、
くり返し起こされる戦争で、

避難民生活を
余儀なくされてきた
子どもたち!

毎年襲う、
洪水にも関わらず、

明るさと、
生きる力を失わない、
ミンダナオの子どもたち!




宗教や部族が違っても
わたしたちは、
一つの家族!


ミンダナオ子ども図書館の
奨学生たち!


戦争で3年間学校が
閉鎖されていたの!

小学校を卒業できただけでも、
信じられない!

高校や大学にまで
行けるなんて!


お父さんが亡くなっても
私が、がんばって、

大学を卒業したら、
わたしが、
家族を支えるわ!

読み語りも、
いつもいっしょ!

ここのイスラムの子が
わかるのは、

マギンダナオ語と
タガログ語が少し!

アジアのイスラム文化は、
独特なのよ!


アジアのクリスチャンの文化も
独特だけれど、
文化も違うからこそ、楽しいもん!




イスラムの結婚式が
始まった!



なんと、
獅子踊りに導かれて!
新郎新婦がやって来る!



新婦は、もと奨学生で
クリスチャンのニナさん!

新郎は、イスラム教徒の奨学生で、
スタッフになったバイアン君!


幸せがなにより!

支援をしてくださって、
ありがとうございます!


良かったら、遊びに来てね!




2019年のミンダナオ地震支援の記録
クリックするとサイトから映像に飛べます!
    
   
地震被害調査の記録(1) GO! 読み語り支援の記録(2) GO!
山の先住民の状況から(3) GO! 山崩れで亡くなった(4) GO!
 滝の村から避難して(5) GO! マノボ族の酋長の依頼で(6)  GO!
 スカラシップ決定調査(7) GO!  立正佼成会とMCL現状(8) GO!


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梓さんに赤ちゃんが生まれた!
ミンダナオ子ども図書館の子どもたち

ビデオ映像へGO!

12分です! 

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12分です!

ミンダナオ子ども図書館の日本人スタッフ
宮木あずささんに、
待望の赤ちゃんが授かった!



ご主人は、
以前、奨学生だった
年下のマノボ族の青年。
赤ちゃんが生まれて大喜び!



赤ちゃんは、男の子で、
名前はマノボ語は、Zykeくん。
そして、日本語は巧くん。


婚約して2年、
コロナで結婚式は
まだ出来ないけれど、

理事たちは、
婚約していれば、
一緒に住んでも良いよ!


かつてぼくも、
結婚前にカトリック教会の
結婚セミナーに
出たことがあるけれど、


ほとんどの娘さんたちが、
妊娠しているか、
赤ちゃんがいる子もいた!
善悪で簡単に非難せず、
受け入れる曖昧さが、
アジアの特質?

ぼくの勝手な想像です!

彼氏の家族も大喜び!

原住民の家族では、
兄弟姉妹が
10人を超えるのは普通!


そんなにたくさんの子どもたちを
どうやって、養っていくの???


親だけではなくって、
兄弟姉妹が、
皆で助け合って生きていくのが
ミンダナオの家族の姿です!

ビデオ映像へGO!

お互いを理解して、
困ったときは助けあい、
嬉しいときは、いっしょに喜ぶ!
そんな友情と愛を育ててくれるのが
兄弟姉妹や友だちとの遊びかな!


裸足で学校にいったって、
誰も馬鹿にしないし、
見下して虐めたりしないよーーー。


そんな村でも、
家庭崩壊や戦争孤児で、
悲しい思いをする子たちはいる。


「うちの子になりな」と、
近所の人たちが言ってくれるけれど、
学校までは行かせてあげられず、
仕事を手伝ったり、
赤ちゃんの面倒をみさせられたり。


ミンダナオ子ども図書館では、
そんな子どもたちを引きとって
大学にまで行かせてあげている。


そんな日本でいえば
問題家庭?の子たちが80人余り
いっしょに住んでいるのがMCL。


戦争で親が殺されたイスラムの子や、
極貧で家庭が崩壊した
原住民やクリスチャンの子たち。


日本的に考えると
問題児たちを集めた施設で
大変だろうと、
最初は思ったけれど、
ぜんぜん大変ではないどころか、



宗教や部族がちがっていても、
わたしたちは、一つの家族!


赤ちゃんのめんどうも、
みんなで、
大喜びでみてくれる!



だって、わたしたち家族だもん!
あずさ母ちゃんの赤ちゃんは、
わたしの大事なかわいい弟!


田んぼの稲から
籾米をとった後も、
稲に残ったお米を大事に採るのよ!


残った藁は、
地鶏にあげるの!


地鶏は、山では年に一回か二回、
お父さんの誕生日か
収穫祭かクリスマスに食べる特別料理!


「今日は、ぼくがそれを料理して、
妻のあずさに、
食べさせてあげるんだ!



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無事に、
赤ちゃんが生まれて
ほんとうに良かった!


これからも、
健康ですごそうね!


ミンダナオにいると、
子育てという言葉が、
不自然に感じられる!



放っておいても、
子どもが育つミンダナオ!


貧しいからと言って、
必ずしも不幸とは限らない!


でも、つらいのは、
食べ物がないときと、


病気になっても、
薬一つ買えないし、
手術なんか受けられない!


それに、
エンピツも買えないし、
お弁当ももっていけなくて、


一年生のときだけ、
学校に行けても、
2年生になると、
60パーセントがストップするの。


でも、
ミンダナオ子ども図書館の
奨学生になれて良かった!


戦前までミンダナオには、
東洋一の日本人町があったけれど、
戦争で家族で逃げて、
日本人であることを隠して生き延びてきた
日系人も多い!


ミンダナオ子ども図書館にも、
そういう、日系人の子たちが、
けっこうたくさん住んでいる。


洗濯機があっても使わないもん!
スイッチ押すだけで、
洗濯できるなんてつまらない!
皆でやる方が、楽しいもん!


街にも、
山とは異なった貧困があって、
奨学生にもなっている。


子どもたちも、
お母さんを助けてお手伝い!
「これ買って―!」


仕事場に子どもたちがいても、
誰も文句を言わない!
何よりも大切なのは、
子どもたち!



支援者のみなさま、
300人ちかい孤児の
子どもたちを学校に行かせて
くださったり、


病気を治してくださって
ありがとうございます!


せめて、
食べ物だけは自給をしようと
お米を干したり
野菜を植えたり、


わたしたちも
がんばって努力をしています。

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あずささんも、
子どもが生まれて、



ますます、
しっかりと足を根につかせて
未来のミンダナオ子ども図書館のために
歩み続けていくと思います。



これからの20年を見据えて、
ミンダナオ子ども図書館は、
日本の青少年のことも、


アジアや世界の若者たちのことも、
視野に入れて活動していこうと
思っています。


ぜひ、
子どもたちに会いにいらしてくださいね。
お客様ではなく、
家族としてお迎えします。
宿泊費はとりません!


先住民族の文化祭
マノボデー
 
映像を 見たい方は ここをクリック 
マノボ族の酋長になった:2分
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マノボデーのカサバイモ:
33分
 
映像を 見たい方は ここをクリック
  
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 MCLの年越しと年明け2021年
写真:宮木梓とスタッフ
ビデオ映像へGO!
10分です! 


MCLの年越しと
年明け2021年


かつて日本にもあった市場の風景には、
なつかしい庶民的な
温かさがありますね!


私たちは市場が大好きで、
デパートやコンビニもあるけれど、
市場で買い物をいつもします!


ミンダナオ島の周辺は、
魚介類の豊富な南洋漁場で、
日本への南洋マグロは、
ほぼすべてがミンダナオから・・・
下のマグロは、刺身でもおいしいよ!


かつて、沖縄の宮古の神の島
池間島で徳生おじいから聞いて
「沖縄の宇宙像」を書いたけれど曰く、

「ミンダナオには、よくマグロを捕りに行ったよ!」
戦前まで、ミンダナオには日本人町があり、
沖縄や九州から来た人々がたくさん住んでいた。


戦争で山に逃げて、日本人であることを隠して
今も生きている日系人によく出会うし、
MCLの奨学生にもたくさんいますよ!


だから、食文化も日本的で、
モズクや海ブドウも生で食べるし貝もおいしく、
日本から来た若者が驚いて言った言葉は、
以下をクリック!

GO!

中国やスペインの文化伝統も入っている。
世界のおいしい料理の象徴
中華とスペイン料理に
日本料理のおいしさが加わった、
世界に誇るべきミンダナオ料理!




年越しの料理を
作るのは子どもたち


本当に、楽しそうに料理する!
男の子も料理だい好き!


大型の冷蔵庫や電気釜など
感動するだろうと思って買ったけれど、
すぐに壊れて廃棄処分!
上から目線も、壊れてしまった。


ゴムやヤシの廃材で炊いたご飯や
鳥や魚や野菜のスープは、
なぜか香りがあっておいしい!

かつての日本文化を思い出す!



Happy New Year
ことしもよろしく!


年越しは、ミンダナオでは大事な時
大晦日には、年越し焼きそばや
年越しスパゲティーを食べて長生きを祝う!
年が明けたとたん大騒ぎ!

みんな外に飛び出して、
謡って踊って、
夜空には、花火が飛び散る!



長生きを願って食べる
年越しのソバとスパゲティー!
焼きソバは、中華料理?
スパゲティーは、スペイン料理?

さすがに蕎麦は、無いけれど・・・
沖縄と同じ、皿うどんはあるよ!
うどんは、こちらでは「おどん」といって、
喫茶店でパンやケーキと食べるもの。


ほんとーーーーーに明るく
元気な子どもたち!

戦争孤児や崩壊家庭や
苦労や悲しみの体験が、
あった子たちとは思えない!
「お休みなさい・・・」



今日は、お花と
野菜を植えるの!



我が家(MCL)にいる子たちも
自分たちで計画して相談し合って
正月明けのお仕事を
みんなで楽しくこなしていく。



庭仕事は、遊びのひとつのよう。
小さな子でも
「ぼくにやらせてーー!」


サツマイモのツルが伸びてきた。
イモも甘くておいしいけれど、
このツルを料理して食べると
おいしいし、健康にもいいよ。



ミンダナオ料理の特徴は、
調味料を使わないでラマスといって、
ニンニクや小さな玉ねぎやトマト、
ショウガや香草を細かく刻んで下味を作る。


下の草は、
子どもたちが育てている香草。

いつかいっしょにお仕事しようよ!
そして、料理して食べようよ!
楽しいよ!

ビデオ映像へGO!
10分です!


新年の
お米干しが始まった!


ミンダナオで一番はやりのスポーツは、
バスケットボール!
どこの村にも、必ずと言っていいほど、
バスケットコートがある!


実は、バスケットコートは、
穀物干し場のために作ったもので、
干場が空いているときに、
みんなでバスケットをして遊ぶ場所!




200人分の米を自給

ミンダナオ子ども図書館は、
図書館でありながら
戦争避難民救済や
放っておけない子どもの手術、

200人を超える
奨学生の世話から学費まで、

膨大な経費を必要とする
支援プロジェクトを
山岳地帯や湿地帯を含む
一つの県にわたるような広範囲な場所を、

日本の方々からの支援金を
毎年、ほとんど
全て子どもたちのために使って、
日々、時には命がけで行動しています。

そこでわかってきたのが、
緊急事態になると、
日々の米も買えなくなるような
状況がしばしばおこること。

米は、200人分を支給しており
一日、50キロ消費される。

毎年、米の値段の高騰も激しく
そこで、出した結論は、
出来るだけ米を自給すること!


できれば、米以外の食費をすべて
自分たちで賄えるように努力すること!
庭での野菜の植え付けもその一つです。




寄贈された
精米機を設置開始!


ほんとうにうれしいことに
長年、お付き合いがあり、
MCLにも来られた、


宇賀神さまをはじめとする
皆さま方から、
精米機を寄贈していただきました。

これで、精米所に持っていかずとも
米を精米して作れます。
大きな経費削減です!

「ごはん、食べに来てねーー!」


ビデオ映像へGO!
10分です!


何をつくっているかって?
ひみつだよ!


トンカチの代わりに
石を使って釘を打つ!


作ることの楽しさを
知っているの子どもたち!






日本の皆さんから
届いたおみやげ!



機関誌に同封して、
子どもたちはお便りや
絵手紙を送っています。


お返事や、
クリスマスプレゼントが付くと
信じられないほど大喜び!



去年も震災や戦闘で
13人の新しい奨学生を
放っておけずに採用しました。



こうした子たちが、安心して
大人になって行ける我が家が
ミンダナオ子ども図書館です!





訪問希望の方は ここをクリック!
ミンダナオ子ども図書館 支援方法




ミンダナオ子ども図書館の日常生活から
2020年 写真:宮木梓
ビデオ映像へGO!
18分です!



ビデオ映像へGO! 18分です!


ミンダナオ子ども図書館では、
朝の4時半から5時に
子どもたちが起きて、



嫌な顔ひとつせずに、
朝食の準備をしはじめる。


スタッフの家族を入れると、
100人分の料理は、
市販の電気釜やガスレンジでは作れない。


薪を使って料理するけれど、
自然環境も配慮して、
ゴムやヤシの木の廃材を使っています!


ぼくも、最初のころは上か目線で、
電気釜やガスレンジ、
冷蔵庫や電子レンジを使ったら、
感動して驚くだろう!


と思ったけれど、
かえって効率が悪く、
すぐに壊れてしまうので、
やめてしまった!


ビデオ映像へGO!

モノやお金に頼らない、
山でのシンプルな生活スタイルの方が、
よっぽど楽しく効率も良い。


図書館の敷地で、
子どもたちが野菜も作っている。
皆様方からの寄付金は、
出来るだけ節約して、

貧しい子たちの、
学費や医療に使えるように!!!



庭には、果樹も植わっていて、
好きにとって、
食べても良いことになっている。


みなさんが来られても、
子どもたちが木に登って、
果物をとって食べさせてくれますよ!



ただし、
分けあって食べること!


野菜や果物の苗も、
子どもたちが種から育てたり、
株分けしたりして植えている。



お花を植えて、
花壇を作っているのも
MCLの子どもたち!


やらせられているのではなく、
自分たちで話し合って、
きれいな花壇を作っている!




ビデオ映像へGO!



本部には、
子どもたちが80名ほど、
スタッフの家族をいれると100名ほど。


町の男子寮や
山や海の下宿小屋、
下宿をしている大学生たちにも
米を届けて渡しているので、


総勢200人分ぐらいの
米が必要!
一日で50キロの米が消費される。


精米費だけでも、
外注すると大変だったけれど、
うれしいことに、
精米機が寄贈されました!


おかげさまで、精米費も節約され、
日本の訪問者の方々や、
若者たちが長期滞在されても、
宿泊費は取らず、



家族として、
いっしょに食べていけます!
ありがとうございます!


ビデオ映像へGO!

MCLでは、
たいていの家族が、
敷地内に一緒に暮らしています。


仕事場と家庭の境を取り去って、
仕事場の中でも
遊んだり、

子守りをしたりしてもOK!

まずは、なるべく
子どもたちの事を優先して
仕事もできるようにしています。


赤ちゃんが生まれても、
子どもがたくさんいても、


奨学生たちが、
兄弟姉妹として、
家族としてめんどうを見てくれます。


赤ちゃんや、
小さい子たちの面倒を
楽しく見る体験も、
大人になっていくための、
大きな喜び!



「子育て」という言葉が
おかしく感じられる。
「子育つ社会」
ミンダナオ子ども図書館!


いつもまにか、どこから来たのか
犬たちもたくさん住みついて、
子どもも増えていっています。


ご飯ができたよ!
鐘を鳴らしてえー!


近所の子たちも、
食べに来て
良いことになっています!





学校がお昼休みの時は、
友だちも食べにくるよー!


ビデオ映像へGO! 18分です!


授業が無いときは
洗濯をする子どもたち!


上から目線で、
「洗濯機を買ってあげたら
感動するだろう!」
とおもって、何度か買ってあげたけれど、


全然使おうとしない子どもたち!
「スイッチ押すだけで、
洗濯できるなんて、つまんないよ!」


「みんなでやる方が、楽しいもん!」


MCLの庭に干されている洗濯もの。
それを見ると、
生活が感じられてホッとする?


ビデオ映像へGO!

日本では、考えられないけれど、
雨が降り出したら、
外に飛び出して
自分を洗濯!


もちろん、
学校の勉強も
しっかりやっていますよ!



学校に行けるだけでも、
本当に信じられないことだから!


日本から届いた絵本たち!

最初は、図書室を作って、
貸し出しのためにカードを作り
図書館司書も置いたのだけれど、


誰も入ってこないので
やめてしまった。


そして、本はみなすぐに取れるように、
寝室の前のポーチに本棚を作っておいた。

そしたら、大喜びで、
いつも絵本を楽しむ子どもたち!


絵本なんか見たこともなかったけれど、
読み語りに行って
楽しみ方がわかったから、
絵本大好きになったの!


ビデオ映像へGO!

親がいなかったり、
崩壊した家庭の子たちにとって、
一番寂しくなるのが誕生日!


それを見て感じて、
誕生日の子がいる場合は、
夜明け前の4時半ぐらいにおきだして、
その子の寝ている部屋の前で、
誕生日の歌を歌うことにした


ハラナと呼ばれる、
こちらの伝統的なお祝い!


歌い終わったら、
前に立って、
祝福の言葉をかけてあげる!



感極まって、
泣き出す子も!!!


生まれて良かったね!
誕生日は、
何よりも大事な祝福の時!



そんなわけもあって、
クリスマスは、
年に一番大事な日!


なぜって、
神の子イエスさまの
お誕生日だから!


ミンダナオでは、
クリスマスの飾りつけは、
何と9月からはじまる。


まるで、
クリスマスのために生きているよう!


支援者の方々にも
クリスマスのお祝いの
絵葉書を描く子どもたち!


手作り絵葉書は、
機関紙の12月号に同封して、
全ての支援者にお送りしています。



個人の支援者のいる子たちは、
機関紙に
手紙を英語で書いて同封します。



それを楽しみにしている、
日本の家族の方々も多く、
お返事は、日本語で書かれてもOKです!
宮木あずささんが、
英語に訳して渡します!


いつか子供たちに会いにいらしてくださいね。
宿泊費はとりませんし、
梓さんにメールで、
ダバオ空港に到着する時間を
伝えていただければ、
車でお迎えにいっています。

訪問希望の方は ここをクリック!

年度末、最後の総会では、
クリスマスも兼ねて祝います。

ビデオ映像へGO!

近所の子たちも集まって、
クリスマスのパーティーが始まった!



でも、コロナウイルスのせいか、
集まれない子も多いせいか、
今年は人数が少ないなあ!



クリスマス会が終わったら、
帰りたい子は、
自分の故郷や家に帰ることができます。


そうした子たちが、
貧しい集落に帰ったら、
やはり貧しい子たちや家族たちに、
渡せるように、

日本から送られてきた
古着を持てるだけわたしてあげます!


サンタクロースは、
わたしたち!



みなさんも、いつか
子供たちに会いにいらしてくださいね。
ご家族でどうぞ!


訪問希望の方は ここをクリック!

**************************************************************



2020年の活動記録:目次
ウイルス閉鎖期間に洪水が襲った! GO! 奨学生の少女を緊急手術 GO!
イスラム避難民に読み語りと物資支援 GO! 保育所建設地と地震被災地を巡った GO!
ウイルス閉鎖期間に戦闘が起こった! GO! 地震の悲しみで父さんが! GO!
全保育所を調査して修復を開始! GO! MCLの日常生活から2020年 GO!
日本での5年を経てMCLに移転し活動、子どもたちと生涯を共に! GO!


2020年の活動報告(1)

ウイルス閉鎖期間に
洪水が襲った!
ウイルス期間に 洪水が襲った!
ビデオ映像(10分)を見たい方はクリック!

イスラム地域の
リグアサン湿原から水はあふれ、

川沿いの家々や集落や町が、
水浸しになり、


人々は、家や村を捨てて、
水の届かない高台や

道路脇に避難している。

リグアサン湿原は、
東南アジア最大の湿原で、
世界最大のワニも住んでいると
言われているけれど、

毎年、
数回の大洪水に襲われて、

そのたびに
避難民支援を行ってきた地域だ。

いつも、
支援活動の中心になるのは、
MCLの奨学生たち!

戦争孤児や崩壊家庭の
子どもたちだけれど、

本当に献身的で
しっかりとしている!

原住民、イスラム、
クリスチャンの子たちだけれど、
明るく仲が良く、
「私たちは兄弟姉妹、一つの家族!」

嫌な顔一つせずに、笑顔で楽しく、
力を合わせて
「助けてあげなくっちゃ!」

古着の支援の
準備も出来た!

持って行く
お水も用意したわよ!

今回は、コロナもあって、スタッフのみが、
現地の福祉局と連携して、
支援活動を行った。

福祉局が用意して下さった、
トラックにも

食料や古着を積みこんで・・・

いつも、読み語りや医療、
奨学生に学用品を
届けたりしている場所だけれども!

奨学生のいる小学校も、
水のなかだった。

屋根に数字が書いてあるのは、
空爆防止を伝えるため!

ウイルス期間に 洪水が襲った!ビデオ映像(10分)

ビニールシートの支援を
開始した。

シートは、
避難所で寝るときにも、

腐った屋根や
竹の床の補修にも最適だ!


ウイルス期間に 洪水が襲った!ビデオ映像(10分)

地震で避難生活を
余儀なくされていた
原住民の多い山岳地域も、

濁流が襲い、
家々が流されて、
人々は、避難生活を余儀なくされた!

地震で避難生活をさせられてきたのに、
再び洪水で、
避難生活が始まった!

家を流されてしまった
人々に、

必要なのは、
着る物であることがわかり、

ここでは、

古着の支援をした。

ウイルス期間に 洪水が襲った!ビデオ映像(10分)

2019年10月の地震で
避難民になった
山の人々は、

いまだに故郷にもどれず、
避難施設で生活している。

地震で親を失って、
奨学生に採用した子たちの
その後の状況もチェックした!

状況が落ち着いたら、
MCLに住んだら良いよ!

ウイルス期間に 洪水が襲った!ビデオ映像(10分)



MCLにもどってきた奨学生たちも
ウイルスで学校ではなく、
家庭授業でがんばっている!

MCLが、わたしたちの家庭!
みんなで協力して、
ご飯も作って!



いっしょに食べると、
おいしいよ!



ミンダナオでは、

9月からクリスマスが始まる!

支援者の方々、
本当にありがとうございます。

いつか、
いらしてくださいねーーー!


洪水と植林活動

映像を 見たい方は ここをクリック
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奨学生の少女を緊急手術
ミンダナオ子ども図書館に住んで
学校に通っている、
イスラムの奨学生の一人が、
コロナウイルスで帰省中に、
腹痛が激しくなり苦しんでいるという連絡を受け、
スタッフが急きょ駆けつけて
病院に運び診察した結果、
のう胞( 嚢胞)ですぐに
手術をしなければならないことが判明しました!
そこで、急きょ決断して手術を行いました。
医療は、自由寄付を使っています。
皆様のご寄付で、少女の命を救えたことを
心から感謝いたします。
現地の貧しい人々は、
かぜ薬ひとつ買うことが出来ません!
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戦闘のあったイスラム地域避難民に
読み語りと物資支援をした!


外出規制の日々が続いていた
5月の第1週、
本当に信じられないことですが、
ピキットで戦闘が起こり、

たくさんの避難民が
発生しているので、
支援を要請する連絡が入りました。

その後も、
戦闘は多少
落ち着いてきた物の、

避難民たちは、
恐れて帰郷できず
避難生活が続いています。

ミンダナオ子ども図書館では、
初回の緊急支援で
ビニールシートや食料を届けた後も、
物資や読み語りの
支援活動を続けています。

今回の戦闘は、
キリスト教徒とイスラム教徒の戦闘や、
IS の関わっている戦闘ではなく、
こちらでは「リドー」と呼ばれる、
ムスリムの、
ファミリー間の戦闘です。

しかし、闘っている一方の家族に
「MLLF: モロ・イスラム解放戦線」が、
敵対している家族に
「MNLF: モロ民族解放戦線」の
兵士たちが参加し、
戦闘が大きくなり、バロンギス・
バラティカン・バトゥラワンの3つの村が、
全村規模で避難しています。

外出規制下ですが、
そんなことは言っていられない状況、
「No way」だそうです。

バトゥラワンにある奨学生の
アジェラの家は、
火をかけられて全焼してしまい、
家族でダレンガウィンの避難所にいます。

宮木梓さん制作の
サイト「ミンダナオ子ども図書館だより」
により多くの写真と記事が
掲載されています。
 
Go!
最初の支援活動については
以下をクリックして
ご覧ください!

ウイルス閉鎖期間に
戦闘が起こった!
GO!
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保育所建設地の調査をかねて
地震被災地を巡った


地震被災地の復興は、
経済的な理由もあり、
またウイルスの影響もあり、
早急に進められない状況です。

倒れた学校や公共施設、
個人の家なども
とりわけセメントで
建造された建築物は、

再建の見通しが
まったく立たないまま
10ヶ月が過ぎようとしています。

以下は、現在使われている保育所です。
ミンダナオ子ども図書館で、
この近郊に、
さらに大きくしっかりとした
保育所を建てようかと思っています。

ミンダナオ子ども図書館では、
せめて保育所を建てることで、

村人たちや子どもたちの
心を元気づけようと
福祉局とタイアップして
建設場所の調査をしました。


宮木梓さん制作の
サイト「ミンダナオ子ども図書館だより」に
より多くの写真と記事が
掲載されています。
 
Go!
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ウイルス閉鎖期間に戦闘が起こった!
ビデオ映像に Go!
映像(10分)で、
ご覧いただくためには、
以下をクリック!

ビデオ映像に Go!

ピキット市の福祉局
DSWDの役員であり
MCLミンダナオ子ども図書館の
理事を務めてくださっている
カトリックのグレイスさんと

イスラムの
サミー氏が、

緊急支援を
求めて来られた!


イスラム自治区で、
イスラム同士の内紛(リドー)が起こった!

ウイルスで移動が
制限されているなか、
他のNGOは、来られない!

MCLだけが、
唯一の助け手だ!


そこで、急きょ
シートとあるだけの古着を
全て渡した。

しかし、
MCLの本部のスタッフたちは、
ウイルスのために行政から、
外出移動が
許されていないために、

現地での活動は、
臨時帰宅している
現地出身のイスラム教徒スタッフ
サダム君とバイヤン君が
活動することになった。


帰郷できずに、
MCLに残っている
子どもたちが、

手伝ってくれた。


ほんとうにしっかりした
いい子たち!


シートが
積み終わって、

日本から送られてきた
古着も
全てのせた。


送ってくださった
皆さん
ありがとうございます!


現地では、
MCLのスタッフの


ウイルス閉鎖期間に
戦闘が起こった!

ビデオ映像に Go!

バイヤン君と
サダム君が、
支援活動を開始。


状況をチェックして、

配布先の
リストを作り、
その後に
配布を開始する。


いよいよ、
配布が始まった!

受け取った人々は、
大喜び!

これで、
雨に打たれずに
夜も眠れる!


次回は、

米や食料の支援が
必要だろう。


短くても数か月、
大きな戦争のときは、
数年にわたる避難生活を

40年間以上にわたって、
数年ごとに、
余儀なくさせられてきた人々。

戦闘が、
長引かなければ
良いのだが・・・


最後に、
病気の人や

親が殺されたりして、
苦労している孤児などが
いないかチェックして、


病院へ運んだり、

奨学生に
採用することも
視野に入れて、


次の支援活動を
考えていく。


だから、
心配しないでね。

また、くり返し
来るからね!

イスラム地域ピキットで戦闘があり避難民が発生し、支援を開始!
5月10日
 
詳細は、以下をクリックして
宮木梓さん制作の「ミンダナオ子ども図書館だより」へ!

GO!  
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 ミンダナオ子ども図書館で
救済支援をしている戦闘に関する記事が
フィリピンの二誌で報道されました。

全文をお読みになりたい方は、
ホームページアドレスをクリックしてください。
インクワイアー誌
 Rido in Cotabato town erupts into gunfight again,
sends 300 families fleeing
By: Edwin O. Fernandez

https://newsinfo.inquirer.net/1288259/rido-in-cotabato-town
-erupts-into-gunfight-again-sends-300-families-fleeing

COTABATO CITY—A rido, or clan war,
raging over tracts of land in the town of Pikit,
Cotabato province blew up into gunfights again on Sunday (June 7),
displacing 300 families, or at least 1,500 individuals,
from their homes, according to the municipal disaster office.
The evacuees, mostly women and children,
had been given shelter in evacuation camps at the village of Poblacion,
according to the Pikit municipal disaster risk reduction and management office.

ADVERTISEMENT
Their number added to the 2,611 families, or 10,829 persons,
from villages of Pikit and Pagalungan town in Maguindanao already displaced
since the start of the fighting two months ago.

https://newsinfo.inquirer.net/1288259/rido-in-cotabato-town
-erupts-into-gunfight-again-sends-300-families-fleeing

フィリピンニュース 
エイジェンシー誌


 Fighting between MILF leaders
displaces 2K families

https://www.pna.gov.ph/articles/1105220
 
COTABATO CITY – Skirmishes involving factions belonging to
Moro Islamic Liberation Front (MILF)
displaced 2,611 families in several remote villages in Pikit,
North Cotabato, on Sunday.
Displaced villagers, consisting of 10,829 individuals,
fled to safer grounds after armed clashes between
MILF commander Ricky Hussein and ex-commander Butch Sanday,
who allegedly leads a band of armed men,
the Pikit social welfare office reported on Monday.
Colonel Henry Villar, North Cotabato police director,
said government efforts are underway to put an end
to the hostilities between the two factions,
which are locked in a land dispute in Barangay Talitay, Pikit town.
Sanday, a former MILF brigade commander,
was kicked out from his position in April for attacking communities
in nearby Pagalungan, Maguindanao, where Hussein was based
.
https://www.pna.gov.ph/articles/1105220
  
 
ミンダナオ子ども図書館でも継続支援をしています
その様子は、宮木あずささん作成の「ミンダナオ子ども図書館だより」に掲載されました。
ミンダナオ子ども図書館だより:サイトへGO!
6月18日に以下の報道がながれました
Ex-MILF leader vows to help gov’t attain peace
本文は以下のサイトで!
 https://www.pna.gov.ph/articles/1106281

以下抜粋です
A former Moro rebel leader who ignited a two-month clan war in the border of Maguindanao and North Cotabato provinces vowed on Thursday
to help the government maintain peace in Moro communities.

In a statement released by the Army’s 602nd Infantry Brigade (Bde),
former Moro Islamic Liberation Front (MILF) brigade commander
Sambutuan Sanday said he will assist the military and
the local government units how to put a stop to clan wars.

Sanday and his followers stormed the villages near the boundary of Pagalungan, Maguindanao, and Pikit in North Cotabato in early April
that forced more than 1,000 families of Muslim civilians to evacuate and
live in cramped evacuation sites for the past two months.



vid
2020年の活動報告(2)

地震の悲しみで父さんが  
3月
ビデオ映像へGO!
  ビデオ映像へGO!

以下の写真を
10分のビデオ映像で
見ることが出来ます!
地震の悲しみで、
牧師をしていた父さんが
いのちを絶った。

日本から
若者たちが訪れ、

山の下宿小屋に
泊まった翌日

MCLで建てた保育所の
修理をしに、
山道を登っていった。

これが
先住民の子どもたちが、

学校に通う道なんだ!

小さな子では、
あんな遠くまで通えない!


だから、ここに
MCLで
保育所を建てたんだね!


翌々日に、
地震避難民の支援をしにいった。

親が亡くなって
奨学生に採用した
子にも会った。

山の子たちは、
もう4ヶ月も

避難生活が
続いている。

地震で
教会と家が
崩れたショックで、

牧師をしていた夫が、
自殺をした家族に出会った。

妻は、
妊娠3ヶ月で、
9人の子どもがいる。

まずは、
避難民の子どもたちのために


絵本の読み語りと

歌と踊りと

おおきなカサバイモ
の劇を楽しんだ後

お菓子とパンをくばり

日本から送られてきた
靴を配り

炊き出しをした後、

父親を失った家族が集まって
今後の事を話し合った。


まずは、とにかく
5人の子どもたちを
奨学生に採用した。

しかし、
地震で家は崩れて、
住む場所もない。

そこで、
上の子たちに
案内してもらって

崩れた
山の生家に向かった。
向こうの
青いのが教会で,
手前の白いのが生家

見た目は、
セメントの立派な
家だけれど

中に入ってみると
床も壁も
すっかり破壊されて
崩れていた

行政によると、
ここにはもう
戻れないという。

私たちは、
山崩れの
現場にも向かった。

奨学生に採用した子の
お父さんも
亡くなった場所だ。

その夜は、

ミンダナオ子ども図書館での
お別れ会

男の子たちにとっては、
初めての海外旅行

父親が死んだ家族は、
MCLの敷地内に建っている
もと、
料理担当のスタッフが
住んでいた空き家に

家族で住めるように、
引っ越して
くることにした。

自分の生活だけでも
大変だけれど、
若者たちががんばって、
修理費を寄付してくれた!

家族たちは、大喜び!

天国でお父さんも、
大喜び!

みんな、また、
遊びにきてね!


お別れ会の時に
若者たちが、語った!


二度目のMCLだけれど、
みんな元気で優しくって
とっても楽しかった。

決して生涯忘れないわ、
あなたたちは、
わたしの誇り!

卒業したら
いつ来られるかは
わからないけど、
絶対にまたもどってきます!

まえに、
英国に語学留学したことは
あるけれど、
ここでの体験は、
生涯決して
わすれられないわ!

ほんとうにここでは、
みんな親切で優しくって
幸せだった!
ありがとう!

英語が苦手で
しゃべれなくっても、
心が通じて
寂しくなかった!

みんな明るく
親切で、

とってもとっても
楽しかった!

こんどは、
英語を学びにこようかな!

ミンダナオと繋がる仕事を
ぼくは
作ろうと思います。

ここのみんなは、
ぼくの家族だよ!

思いあまって
泣き出した
男の子たち。

ビデオ映像へGO!
写真を
10分のビデオ映像で
見ることが出来ます!

わたしたちの支援者になってくださいね。








 スカラシップや支援方法の問い合わせ、訪問希望
支援に関する質問は、こちらへ。

現地日本人スタッフ宮木 梓:
mclmindanao@gmail.com


日本窓口:前田容子
mcl.madoguchi@gmail.com
FAX:0743 74 6465
電話:090 5091 7514

訪問希望の方は ここをクリック!
ミンダナオ子ども図書館 支援方法

**************************************************************

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2019年の活動記録:目次
ミンダナオ地震支援の記録
クリックするとサイトから映像に飛べます!
    
   
地震被害調査の記録(1) GO! 読み語り支援の記録(2) GO!
山の先住民の状況から(3) GO! 山崩れで亡くなった(4) GO!
 滝の村から避難して(5) GO! マノボ族の酋長の依頼で(6)  GO!
 スカラシップ決定調査(7) GO!  立正佼成会とMCL現状(8) GO!
夏の訪問者の記録・・
クリックするとサイトから映像に飛べます!
若者たちと
絵本画家の体験記

GO!
最後に海の
下宿小屋に泊まった
 
GO!
避難民に読み語りと
炊き出し支援を行った
 
GO!
イスラム緊急避難支援 
GO!
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ミンダナオ地震支援(1)
第一回地震被害調査の記録
2019年11月13日

映像に入る!
2019年11月13日
現地調査をした
活動をまとめた
10分の映像を作りました。
映像に入る!  
下の写真は
映像で使用したものの
一部です

映像に入る!

今回ミンダナオで
震度七に近い地震に襲われたのは、
ミンダナオ子ども図書館のある
キダパワン市を含む

先住民族の多い
マキララの山岳地帯だった。

これら山の極貧地域から、
MCLは
多くの奨学生を
採用しているので

安否や
今後の避難生活を考えて、
早急に支援調査に向かった。

写真は、
サイトに掲載された
現地のようす。

この土砂崩れの末端に
MCLの奨学生がいる
先住民の村があり
破壊された!

国軍が村人たちを
ヘリコプターで救済し

現地の人々は、
すでに下の村に
避難している。

今年の8月に
スカラシップ採用された子も
避難していた。

10人の子どもがいて、
聾唖の母親が極貧のなかで
面倒を見ている。
当人は、
水くみに出かけていた。

日本の若者たちが、
この村に訪れたときの
記録ビデオを挿入

写真をクリックすると
映像に飛べます!


日本の若者たちが、
この村に訪れたときの
記録ビデオを挿入
映像に入る!


帰りに
スカラーの調査のために
貧しい先住民の村によった。

10人も兄弟姉妹がいて、
生活が厳しく、
中学を卒業するのも
難しい子がいた。

訪問者の若者の一人が
話を聞いて、
心を痛めた。

一日二食、
お芋がせいぜいで、
ご飯も食べられない。

これが
外の便所だ!

その場で、
支援をすることに決定!

大学まで行けるなんて
信じられない!

「私、MCLに住んで
学校に通います!」


この地域が、
地震と災害に襲われて
下の村に避難生活を
余儀なくされたのだ。

私たちと関係のある
先住民カオロ族の村で
山崩れで両親が死んでしまった
子たちがいると聞いて

奨学生としての
採用調査を行った。




映像に入る!

先天性の障害を
生まれながらに持った
子にも出会った。

優しいお父さんと
お母さんに囲まれた
ステキな家族

優等生で表彰も
されているけれど
経済的には、
小学校を
卒業するのがやっと・・・

「学校を続けたい?
高校も卒業して、
大学にも行きたい?」
「ええ!」

「何になりたいから、
 大学に行くの?」
「お医者さま!!」

MCLの理事で
イスラム地域の
ピキットの福祉局で活躍している
グレイスさんに出会ってビックリ!

さすがに戦争避難民
救済支援をしてきただけに
支援もしっかりしている。
今回は食料と水の支援。

MCLに
住みこみの奨学生で
急きょ帰郷していた
若者にも出会えた。
MCLでの体験を生かして
自ら救済活動を
実行していた。

ミンダナオ子ども図書館は、
個人支援に頼った
蟻のように小さな
NGOだから

より辺境の
支援の入りにくい地域へと
行動していく。

タダひたすら、
一人ひとりの
子どもたちの事だけを
考えて・・・

いよいよ
最初の山岳地域の
村へ向かった。

寒村地域の
現状は厳しい

子どもたちは、
私たちのこと
よく知っていて
手をふってくれる。

この地域の
人々にとっては
初めての地震体験

家も
耐震性を考えて
作られていない。

MCLで建てた
保育所も崩壊していた。

ここも以前、
読み語りを
楽しんだ場所!

山岳地域は、
地盤が弱いのが問題だ。

村人たちに、
数日後に来て
シートと米を配り

奨学生たちが
子どもたちに
読み語りをすることを
約束した。

山崩れで多くの家々が
崩壊したという。

みなさま、
ご支援を
お願いいたします。

この子たちの
里親にも
なってくださいね!


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ミンダナオ地震支援(2)
読み語り支援の記録
映像に入る!
 2019年11月15日
奨学生たちが
読み語りと
物資支援活動をした様子を
10分の映像を作りました。
映像に入る!
下の写真は
映像で使用したものの
一部です

映像に入る!

山で大規模な
地滑りが起こり

低地の学校に
避難してきた
先住民の避難所に

調査の翌日、
読み語り支援に
向かった。

今回の支援活動の中心は、
ミンダナオ子ども図書館に住む
奨学生たち。

かれらも、
避難生活を
よぎなくされている。

わたしたちが、
なぜここに来たか
知っている?

絵本の読み語りに
来たのよ!

宗教や部族が
ちがっていても、

わたしたち、
仲よく暮らしているの!
わたしの名前はジャマイカ。
イスラム教徒なの。

わたしの名前は、マイマイ。
ビサヤ族でクリスチャン。

ぼくは、先住民の
マノボ族のニコルです。

こちらにいるのが、
いっしょに暮らしている
奨学生たちよ!

いよいよ、
絵本の読み語りを
はじめるわね!

独自に民話を語ったり、
創作を語ったりもする。

イスラムの歌が、
マギンダナオ語で
謡われた。

マノボ族の歌が、
マノボ語で謡われた!


映像に入る!

「おおきなカブ」
のミンダナオバージョン
「おおきなカサバイモ」
が演劇される。

おじいさんは、
おおきなカサバイモに
ビックリ!

最後に、
ネズミが出てきて
オイモのまわりを
コツコツほりかえす。

さらに山深い、
避難所に向かった!

避難所の人たちが
集まってきた!

読み語りが終わって、
食べ物を
家族にくばった。

知人の村長さんと
話して、

寝る場所を
つくるために

ビニールシートを
はっていった。

山の避難所までは、
なかなか
支援がとどかない。

MCLは、
そのような場所を
選んで支援していく。

MCL保育所も

ガタガタ。

山の村に支援が
来ない理由は、

地滑りやゲリラを
恐れているから?

MCLに帰ってきた!

みなさま、
ご支援
ありがとうございます!

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ミンダナオ地震支援(3)
山の先住民の状況から
11月20日支援活動
映像に入る!
2019年11月20日
奨学生たちが読み語りと
物資支援活動をした様子を
10分の映像を作りました。
映像に入る!
下の写真は
映像で使用したものの
一部です

映像に入る!

山岳地域に住まざるを得ない
先住民の保護地域を
地滑りが襲った。

先住民たちは、
家を放棄して
山麓の集落や村に避難している。

キダパワン市が建てた学校が、
崩壊していると聞いて現地にむかった。

ミンダナオ子ども図書館が
寄贈した保育所も、
痛みが激しかった。

個人支援で維持している
蟻のような小さなNGOに、
再建の予算があろうはずもなく、

かといって、子どもたちの
将来の事を考えると・・・。

屋根の上に建っていた学校は、
地震と地割れで
完全に崩壊していた。

マニラ麻が干されていた。

ミンダナオでは、
かつて日本人が多く住み、
マニラ麻を栽培していたが、

大戦で山に逃げて、
日本人であることを隠し、
先住民として
生き延びてきた、
日系人と呼ばれる人々も
この地域には多い。

MCLの奨学せいにも、
この地域から来た
日系人の子たちがいる。

地震による崖崩れが、
いたるところで
起きていた。

この崖の下の川は、
MCLのある地域の水源で、
崖下の貯水槽は崩壊し
いまだに断水したまま
復旧のめどがたていない。

先住民の学校は、
この場所に再建は不可能。
保育所も含め
下の村に再建するしかない。

映像に入る!

今回読み語りは、
上と下の村で
おこなった。

上の貧しい村で、
最近孤児になった
少女に出会った。

まずは、
読み語りで
元気になってね!

後日再訪して、
スカラシップ採用調査を
することに決めた。

スタッフ曰く
「日系人みたいな顔ね!」

一家に平均
7人の子どもたちがいる。
子どもたちこそ、彼らの幸せ。
障害がある子にも家族として、
心からの愛を注ぐ。

MCLの
奨学せいと再会、
悩みを聞く。

下の避難村に
むかった。

こちらには、
市の支援物資が
届いているので、

懐中電灯と
蚊帳を支援した。

日本の皆さん、
ありがとうございます!

災害が
終わってからも、
長いおつきあいが続く。

ゆっくりゆっくり、
とぎれることなく。
いつか僕たちに、
会いに来てね-!

映像に入る!
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ミンダナオ地震支援(4)
山崩れで亡くなった
地震避難民支援活動 2019年11月25日
映像に入る!
2019年11月25日
山崩れで
父親と兄が亡くなった現場と
MCL保育所の現状
子どもたちの様子を
10分の映像に作りました。
映像に入る!
下の写真は
映像で使用したものの
一部です

映像に入る!
MCLの保育所調査で訪れた
最奥の山村で、

強大な地滑りが発生し,
3人亡くなったけれども、
見に行きますか、
案内しますよと言われた。

あそこで、
亡くなられたのです。
お父さんと息子の若者と
彼の友人が、

ゴムの林の仕事をしていて、
地震があり、
土砂の下に
生き埋めになったのだ。

死者に捧げられた
十字架とお花。

畑も仮小屋も
埋まってしまった。

保育所を建てた
集落にもどった。

一家が住んでいた家は
壊れていた。

幸い保育所だけは、
ぶじだった。

地面にも
亀裂が走っていた。

次の集落の
保育所に向かった。
一部破損はあったが
持ちこたえていた。

外部の塗装と内部の亀裂を、
全面的に補修を
することに決めた。

子どもたちは、
すぐしたの集落に
避難していると聞きむかった。

仮設テントが
保育所になっていた。

学用品と服をわたした。
全員で7人の子どもたち。

映像に入る! 
さらに麓の保育所をめざした。
山麓の村の保育所も
塗装と修理が必要。

山崩れで父親と兄を
失った若者に会った。
将来の夢を語ってくれた。

さらに山をくだっていった。
山麓の平地には、
プランテーションが広がっている。
日本に輸出される高原バナナ。

バナナ農園の仕事に
たずさわれる人々は、
比較的豊かだが、
家が破壊されていた。

そうした地にも
保育所を建てている。

国道沿いの
避難所にも立ちよった。
ここには支援物資が届いている。

山崩れで兄を亡くした
弟妹にであった。
母親はいず生活は厳しい。
奨学生としての採用を決めた。

山のMCL保育所から
避難してきた子どもたち。
約束の学用品をわたした。

MCLの卒業生が
支援活動に来ていた。
小学生たちに
学用品を渡していた。

一般支援は届いているので、
MCLは次回読み語りと、
古着の支援に来ることを約束。

よろしければ
この子たちの里親に
なっていただけますか。





映像に入る!
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ミンダナオ地震支援(5)
滝の村から避難して
地震避難民支援活動 2019年11月28日
映像に入る!
滝のあるマノボ族の村
ウォーターフォールから
下のゴムの林に避難せざるを
得なくなった村人たちの
避難生活と手術を必要とする
女性と子どもの様子を
10分の映像ビデオに作りました。

映像に入る!
 映像に入る!
ウォーターフォール村は、
アポ山への登山口の
マノボ族の村。

MCLの訪問者も
この村に泊まって

滝で
遊んだり、

マノボ族のお父さんを
ガイドに雇って、

フィリピンの最高峰
3000m弱のアポ山に、
ジャングルを抜けて
3泊4日で登頂した。

地震で避難勧告が出され
村人たちは、
下のゴム林へ避難を
よぎなくされている。

行政の勧告では、
山に亀裂が入り
帰郷は許されないという・・・。

これから彼らは、
どこでどのように
生きていったら
よいのだろう。

幸い近くの村に
建てた保育所は、
無事だった。

土台がセメントで、
伝統の竹壁のほうが
耐久性がある。

床の補修と
外部の塗装を約束した。

家を放棄して
避難所に向かう村人たち。

料理用の野菜とマキを
かついで避難所へ。

避難生活は
まだ二ヶ月だが、
村に帰れる見通しは
たたないままだ。

この村との
おつきあいは、
15年におよぶ。
片眼が見えない
少女に出会った。

将来の事を思うと、
奨学生で大学を出た方が
良いだろう。

映像に入る!

彼女(アロナ)も
かつて奨学生で、
今は村の学校の
先生をしている。

かつて奨学生で
結婚した彼女が、
病気の女性が
いることを
知らせてくれた。


下あごが
腫れ始めて7年。
微熱もある。
医者にかかるどころか、
薬を買うお金もない。

夫と五歳の子どもが
いるけれども、
夫も先天性の
足の障害を持っている。

MCLの医療は
18歳以下だが、
子どもの将来を考えて
治療を試みることにした。
(撮影許可を得ています)

今後も定期的に訪れて
病気の子どもがいないか
チェックしていく
必要がある。

「読み語りが始まるよ-!」

「わたしはノルハイナ、
イスラム教徒です。」
「アギアナ、
クリスチャンでビサヤ族です。」
「ぼくは、
マノボ族のジョジョです。」

「MCLには、
三つの基本活動があって、
第1が、
今日みたいな読み語り、
友情と愛の支援です。

第2が、
奨学制度で、
わたしたちもそうだけれど、
孤児や厳しい境遇の
子たちを採用します。

第3が、
医療で、
18歳以下の子を
薬から手術まで行います。」

「最初にカエルの
拍手をするよ。」

「蚊に刺されたことある?」
「あるよ!
ちょっといたいけど、かゆい!」
「蚊の拍手をするよ!」

さらに
下の村の小学校でも
読み語りをした。

奨学生で、
今はここの先生の
アロナも語った。

最後に
パンをくばった。

地震で
破壊された小学校。

よろしければ、
医療と奨学支援を
よろしくお願いいたします。

映像に入る!
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ミンダナオ地震支援(6)
マノボ族の酋長の依頼で
地震避難民支援活動 2019年12月9日
映像に入る!
山の親しいマノボ族の酋長から、
地震支援要請の依頼があった。
山奥に住む先住民には、
ほとんど無いので来てくれないか!
10分の映像に作りました。
映像に入る! 
 映像に入る!

山の親しい
マノボ族の酋長から、
地震支援要請の依頼があった。

国道に近い地域や
近村には支援があっても、

山奥に住む先住民には、
ほとんど無いので
来てくれないだろうか!

奨学生も採用してきた
極貧の地域だけに、
放っておけず、

中腹の
村々をぬけて

最奥の地に
むかった。

読み語りと物資支援の
両者をかねて持ってきた、
シートを敷く奨学生たち。

酋長と話し、
まずは食料の支援を
開始した。

米もさることながら、
塩や砂糖も貴重だ。

酋長の奥さんの願いは、
二人の孤児の
スカラシップ採用だという。

あれっ!
この子どっかで
見たことがある。

第三回目に
支援に行った場所で
会った子だ!



そのときの
ビデオを引用しました。

映像に入る!
上の貧しい村で
最近孤児になった
少女に出会った。

まずは、
読み語りで
元気になってね!

MCLの奨学生は、
成績よりも
孤児や崩壊家庭の子を
優先している。

後日再訪して、
スカラシップ採用調査を
することに決めた。

スタッフ曰く
「日系人みたいな顔ね!」


再会できて良かった!
両親は、
去年事故で即死。

よろしければ、
この子たちの
ご支援をお願いします。

MCLに住みたい?
ええ!
ママエープリルリンと
パパトモが、
めんどう見てくれるわよ。

エッ!
わたしの亡くなった
母さんの名前も
エープリルリン!
うれしいな。

山の集落から
子どもたちが
集まってきて、
読み語りが始まった。

先住民、イスラム、
クリスチャンの
伝統的な民謡や
子守歌をうたった。

フィリピンの
南の地方の人たちなら、
子ども時代から
知っている
懐かしい唄。

マノボ族の奨学生が
マノボ語で、
民話を語った。

絵本の読み聞かせ
だけではなく、
現地語の母語で
語りもする奨学生たち。

電気もテレビも
携帯もない村で
育ったけれど、

民話を聞いて
育っているので、

ほとんどの子たちが
語りが出来る!

お話が
生きている世界
ミンダナオ!

めったに
食べられない
パンもくばった。

「語り」と
もうひとつは、
遊びこそが
子どもの心を育てていく。

愛と友情。

この子たちの
支援者になって
いただけますか。

MCLには、
どなたでも
無料でお泊まり
いただけます。

建物には
大きな被害は
ありませんでした。

しかし、
さらにしっかりした
構造に改築します。

奨学支援者の方々は、
状況にもよりますが、
できる限り
子どもが生まれた村まで
おつれいたします。

お問い合わせは、
現地日本人スタッフの
宮木あずさまで
メールで。
mclmindanao@gmail.com



映像に入る!
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ミンダナオ地震支援(7)
スカラシップ決定調査
地震避難民支援活動 2019年12月11日
映像に入る!
スカラシップの最終決定のために
必ず候補者の家を訪ねる。
その様子を、
10分のビデオ映像に作りました。
 映像に入る!
 映像に入る!

スカラシップ(奨学生)を
最終的に決定するために、

私たちは
必ず現地の家を
訪問する。

村の状況と家
そして家族の状況を
実際に見て

周囲の人々にも
子どもの状況を
聞くことで、

候補の子の
真実の現状と背景が、
スタッフにも私にも
理解できるから。

今回は最初に、
この二人の子の
家をたずねた。

おしゃれしてきた
子の家を最初に!

アッ!
いたいた、
手をふっている!

どこが
あなたのお家なの?

少女を
受け入れている
おばあさんの家。

おじいさんと
末の息子と
4人で一部屋で
生活している。

両親は去年
事故で亡くなったと
思っていたら、
つい数ヶ月前の事だった。

お兄ちゃんは、
別の親戚のところにいる。

お兄ちゃんと一緒に、
MCLに来て見てから、
どこに住むかを
考えようね。

死んだ
お母さんの名前は、
僕の妻と一緒の
エープリルリンなんだね。

食べさせていくだけ
でも大変で、
学校までは
とても無理なことが
よくわかる。

次の候補の子の
住んでいる家に
向かった。

ここは、
ついこないだ
読み語りをした場所

何度か
来たことのある集落

ここが、
少女を預かっている
従姉妹の家

あなたが
少女の従姉妹?

ええ、そうです。
結婚して
子どもがひとり。

どこかで顔を
見たことがあるなあ。

私、
MCLの奨学生だったの、
高校卒業して結婚したけど、

幸せが何より!
今度は君が、
不幸な子を助けているんだね。

少女の父親は、
政府側の民兵で

ゲリラに
殺されたことがわかった。

MCLは、
左派でも右派でもない、
政治や宗教に関係なく

不幸な子たちへの
愛で活動し
可能な限り支えていく・・・

いつでも会いにいらして
下さいね。


映像に入る!

山のマノボ族の
村を離れ、

下界の谷間に住み着いて
日雇い仕事で
生活している、

狭い斜面に追いやられた
マノボ族の
集落にむかった。

この集落とは、
本当に長い
おつきあいだ。

精神的に不安定だった
少女も結婚して妊娠
幸せそうで安心した。

目の前で
母親が殺されたけれど、
下の弟を奨学生に
採用することに決めた。

ここから学校までは、
2時間近く
歩かなければならない。

ここに、
何とか初等学校を建てて
低学年の子たちが
通えるようにしたい!

さらに、
山の小学校の
地震避難所を訪ねた。

避難生活は厳しいけれど、
子どもたちは
元気に力を合わせて
家族を助ける!

家庭崩壊した
少女を再訪し

奨学生に採用した。
来年から中高生で
MCLに住む予定。

最後に訪れたのは、
どこの山の中??

いいえ、
ミンダナオ子ども図書館の
隣の地

土地の買えない
先住民たちは、
所有権の不明確な、
谷沿いに住んでいる。

生活は決して
豊かではないけれど、
心のつながりが生きている。

ここの二人の少年を
奨学生に決定した。
地震で親戚を頼って
逃げてきた孤児。

この土地の一族は、
マノボ族の酋長一家で
初代のキダパワンの市長も務めた。
大学を出て、
立派な仕事をしてね。

おじいさんが酋長かつ
初代キダパワンの市長で
土地を譲っていただいた
亡きインカルさんの家も、
崩れて、

避難生活をしておられた。

さらに
ミンダナオ子ども図書館の
裏の家に向かった。

孤児になって、
祖父母の家に住んでる少女。
お兄ちゃんと二人、
奨学生に採用

ご飯は
MCLで食べることに
どこに住むかは、
本人の希望にしたがって決める。

MCLに住んでいる子も、
古里がよければ、
いつでも帰れるし、
MCLに住みたければ、
いつでも戻ってこられる。

本人の意思や希望を
尊重して、
親戚などと話をして
最終的に決定する。

どうか皆さん、
この子たちの支援者に
なってください。

サイトに支援方法が
出ていますし、
宮木梓さんにメールで
尋ねてくださいね。

家族として歓迎し
家までお連れしますし、
宿泊費はとりません。
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ミンダナオ地震支援(8)
立正佼成会依頼の支援とMCLの建物の現状
地震避難民支援活動 2019年12月17日
映像に入る!
立正佼成会依頼の避難民支援と
MCLの子どもたちの状況と
建物の現状を、
10分の映像に作りました。

 映像に入る!
映像に入る! 

立正佼成会とは、
次代会長の庭野光祥さまが
娘さんや若者たちと来られて、

MCLの若者たちと
感動的な平和の祈りを
先住民の山で行って
以来のつながりで、

特に子どもたちが
一食抜いて貯めたお金で
貧困の子たちにプレゼントを贈る

ゆめポッケは、
心魂がこもっていて

多くの子どもたちに
喜ばれる、
すばらしい社会活動だと
つくづく思う。
 ゆめポッケ

映像を 見たい方は ここをクリック
今回も200万の
特別予算を送って下さり

さっそく米と食料、
生活用品を届けた。

地滑りを恐れて
山から避難してきた
避難民たちは、

半年近く
こうした生活を
続けなければ
ならないだろう。

MCLジャパンの
代表の前田容子さんも
来られ、

何と
避難生活をしていた
モクモクと出会った!

まずは
子どもたちに
愛と友情の心の支援!

絵本の読み語りと

唄と劇が
始まった!

パパ友が作った絵本
「サンパギータのくびかざり」
も語られた。

劇「おおきなカサバイモ」
が始まった!

容子さんも
大演技で大受け!

うんとこしょ、
どっこいしょ!
それでもカサバイモは
ぬけません!

劇が終わって、
ココナツの甘いおかゆ
チャンプラードと
お菓子をくばった。

そしていよいよ、
立正佼成会からの
米と食料と生活用品の
袋を渡していった。

しっかりと名簿を作り、
名前を呼んで
渡していく。

RKKのみなさん
本当に
ありがとうございます!


映像に入る!

ミンダナオ子ども図書館
本部の状況から


子どもたちは
庭に張ったシートの下で
寝泊まりをしている。

料理も食事も
シートの下

やっと井戸水が
出るようになった。

今までは
川に汲みに行っていた。

福祉局の指示により、
子どもたちは
半年間は避難生活を
続けなければならない。

子どもたちが通う
学校も
修復が必要で

校舎内の授業は
再開できず

JICAの草の根支援に、
山の先住民の学校と共に
応募する準備をしている。

子どもたちは
校庭のシートの下で
勉強を始めているが、

半年近く
この状態が続くだろう。

MCLの建物は、
大きな地震にも耐えられるように
政府公認の設計技師で
MCLの理事でもあられる
ダニーさんによって
耐震構造で作られていたので
基礎がしっかりしていて
無事でしたが、

さらに大きな地震が起こる可能性や
増えつつある訪問者の方々の
安全も考慮して
以下の補強を可能な限り
進めていく予定です。

第一棟のメインハウスは、
中央部が最初に建てられ
左右が建て増しされた構造のため
つなぎ目が離れ亀裂や損壊が出たので
対策として、
屋根を梁で一つにつなぎ
隣接空間に部屋を作って補強し、
全体が一つになるように改築します。

第二棟の男子寮は問題なく
第三棟の女子寮も
予想以上にしっかりしています。
ただ、多少セメント壁に
亀裂があるのと
避難時に階段が表と裏の二カ所で
混乱を考えると右側にも
階段を加えて作ることにしました。

スタジオは問題ないのですが、
ダニー氏の設計ではないモスクが
基礎が崩壊しているようで
非常に残念ですが、安全を考慮すると
全体を崩して隣に再建するのが
最良であることがわかりました。

第一棟と第三棟の
修復予算のめどは
多少たってきているのですが、
モスクとキダパワン、
マロゴン等の下宿小屋と

保育所の修復めどは
全くたっていません。

しかし、どんなに辛くても
試練に耐える勇気と、
希望を失わない
明るいMCLの子どもたちから
生きる力をもらって、

みんなで試練を乗りこえて
行きたいと思います。



地震支援のお願い

写真が崩壊した場所で、
下の道はいつも私たちが
通っている道です。
この地滑りで
親が死んだ3人の子を
引き取ることに決めました。


さきほど、現地スタッフとエープリルの
携帯対話からわかりましたが、
マキララのMCLの下宿小屋がある
マロゴンに行く山の途中の
バトという名の先住民の村を
土砂崩れが襲い、

家々が崩壊して
そのなかで、お父さんとお母さんが
土砂崩れに会って死んで、
子どもが三人残されました。

この村は、関係が深く、
MCLの奨学生も
採用している村ですが、
今回も子ども3人を引き取って
MCLで住めるようにする予定です。

山岳地帯の先住民の状況が非常に悪く、
調査も行き届いていない場所も多く、
ミンダナオ子ども図書館で
山岳地の状況をしらべ始めています。


急きょ私(松居友)は、
11月10日の夜に
飛行機で現地に飛び、
現地でスタッフと
活動を開始
することにしました。


日本の洪水も大変ですが、
支援が可能な方は、
ぜひわずかでも
よろしくお願いいたします。


銀行振り込みは以下へ
銀行名 ゆうちょ銀行
金融機関コード 9900
店番 019
預金種目 当座
店名:〇一九店
(ゼロイチキユウ店)
口座番号 0018057
口座名:ミンダナオ子ども図書館
































地震支援のお願い
つい数時間前(10月31日午後6時)に、
前々日と数時前よりもさらに大きい
マグニチュード7の
三度目の大きな地震がありました。

ミンダナオ子ども図書館のある
キダパワンは、震源地に近く、
ビルが倒壊しかけたり

家が倒壊したりしています。
写真はキダパワンの
ホテルです。

また、いくつもの家も倒壊しましたし、
先住民の村がある山では、
地滑りがあり、

家も崩壊して
避難生活が
はじまりました。

保育所を建てた
マキララの山の村も
地滑りがあり、
救済に向かった知人の村長が
地滑りで亡くなりました。

ミンダナオ子ども図書館の
子どもたちの
水や食料も
コメを除いて得られず、

また住む場所を
どのように修復するか
別棟の避難所を作るか。

また避難生活を
余儀なくされている
山岳地域の子どもたちの
救済や支援を

今後どのように行い、
場合によっては
MCLに引き取るか等々、

おそらく年末から
翌年の年始にかけて、
今後の緊急支援の
必要性もあるので、

急きょ私(松居友)は、
11月10日の夜に
飛行機で現地に飛び、
現地でスタッフと
活動をすることにしました。

日本の洪水も大変ですが、
支援が可能な方は、
ぜひわずかでも
よろしくお願いいたします。


銀行振り込みは以下へ
銀行名 ゆうちょ銀行
金融機関コード 9900
店番 019
預金種目 当座
店名:〇一九店
(ゼロイチキユウ店)
口座番号 0018057
口座名:ミンダナオ子ども図書館

 訪問希望の方は ここをクリック!  ミンダナオ子ども図書館 支援方法


natukiro

・・2019年の夏の訪問者との記録・・
クリックするとサイトから映像に飛べます!
若者たちと
絵本画家の体験記

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最後に海の
下宿小屋に泊まった
 
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避難民に読み語りと
炊き出し支援を行った
 
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イスラム緊急避難支援 
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vi1

「若者たちと画家の
ミンダナオ子ども図書館体験記」

2019:8-15,16
 
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日本で大学に行っている
3人の訪問者の若者たちが、
松居友の三冊目の絵本
「青い山の妖精さんたち」(今人社)の
下絵を描く画家と一緒に、
絵本の舞台になる未知の洞窟、
妖精の宿る巨木、
滝のあるジャングルを訪れました。
ミンダナオ子ども図書館を訪問すると、
どのような体験が可能か、
その一例がわかります。
こうした若者たちにこそ、
未来を託せると感じました。

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若者たちと画家の
ミンダナオ子ども図書館体験記

スタッフの仕事に同行して
日本で大学に行っている若者3人と
制作中の絵本「青い山と妖精さんたち」
を描く画家が、絵本の舞台を訪れた!

山の下宿小屋に米を届けたあと、
キアタウの村にむかった。

かつてこの道は、

4WDでも
厳しかった道だが、

今は整備されて、
驚くべき事に
電気まで来ている!

保育所の先生が、
子どもたちと

保育所に向かう。

MCLで建てた保育所を
チェックして支援者に報告

村の状況を聞くと、
六年生の双子の孤児が
いるという。

父親は亡くなり、
母親は子どもを
祖母に預けたまま
行方がわからない。
MCLに住んで学校に通いたい!

二人の青年が、
がんばって
支援することになった!

絵本の舞台になっている、
洞窟に画家と向かった。

昔は、ここは
ジャングルだったが、
熱帯材がことごとく伐採されて
日本に持って行かれた。

そのため下流が毎年、
大洪水に見舞われている。
MCLで植林活動を始めた
地域の一つだ。
洗濯で日銭を稼いで、
子どもたちを
養っているお母さん。

目的地の
洞窟にたどりついた。

この辺は、
第二次世界大戦で
日本軍が米軍と決戦

日本軍は、
最後にこの洞窟に逃げ込んで
玉砕したという。

外国人が、ほとんど
足を踏み入れたことが
無い場所。

奥には深い
鍾乳洞が残っていて、

そのなかには、
今も遺骨がたくさん
眠っているというが、

地元の人は、
お化けが出ると言って
怖がって入らない。

日系人と呼ばれる、
日本人の血の
入った子がいて

MCLの奨学生に
なっている子も多い。

今回の絵本も、
その子の体験が元になっている。

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ここでの体験を訪問者の若者の一人が
機関誌「ミンダナオの風」で書いています。
以下をクリックすれば読めますよ!

機関誌「ミンダナオの風」 74号PDFへGO!

案内してくれた子が、
グァバの実を
とってくれた

世界から
戦争だけは、

無くなって
欲しいと思う。

翌日は、
マロゴンの
下宿小屋に行った。

この下宿の
敷地には、

信じられない
巨大な大樹が
生えていて、

大樹には、
妖精が宿ると
言われていて、

死者が天界へ昇る
道になっている
と言うのだ。

今回の絵本の

舞台の一つだ。

帰りに
スカラーの調査のために
貧しい先住民の村によった。

母親は、聾唖で
10人も兄弟姉妹がいて、
生活が厳しく、
中学を卒業するのも
難しい子がいた。

訪問者の若者の一人が
話を聞いて、
心を痛めた。

一日二食、
お芋がせいぜいで、
ご飯も食べられない。

これが彼女の家と、

外の便所だ!

その場で、
支援をすることに決定!

大学まで行けるなんて
信じられない!

「私、MCLに住んで
 学校に通います!」

翌々日は、
みんなで滝に行った!

ここも、
絵本の舞台の一つで
ジャングルの入り口。

皆さんも、
来てみたら?

MCLに帰ると、
子どもたちが、

グァバの実をとって、
ごちそうしてくれた。

ここでは、
先住民、ムスリム、クリスチャン
宗教や種族が違っていても
一つの家族!

韓国人も中国人も
アジアもヨーロッパも
アメリカもアフリカ人も!
国政が違っていても
一つの家族!
遊びに来てね!

私たちの
支援者になってくださって、
本当にありがとう!


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ミンダナオ子ども図書館 支援方法

vi2

サンタマリアの海の下宿小屋に泊まり
灯台に登り、
村の奨学生や子どもたちと
浜辺を伝って学校を訪れました

2019:8-20

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3人の訪問者の若者たちが、
MCLの海の下宿小屋のある
素朴な漁村クラクシン集落にとまり
灯台に登り、
奨学生や子どもたちと学校に行き
ヤシの実をとったり、追いかけっこをして
村の子どもたちと遊びました。
「帰りたくないなあ」
「ここに住みたいなあ」
コニュニティーが生きている生活体験は
将来の日本を考え直す
よすがになると思いました。
スタッフのジェニーボーイ君が撮影!

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最後に
海の下宿小屋で
泊まった

海の下宿小屋に
訪問者が同行する場合は、

セキュリティーを
万全にするために
必ず市の警察署に行き、

最新の情報を得て
話をしておく。

まずは、
サンタマリアの市場で

食料を
仕入れた。

仕事場に
子どもたちがいても、

誰も
文句をいわない。

魚を
養殖している。

イスラムのお墓は、
うえに蓋がない。

ヤギが
飼われている。

ここでは、
イスラムと
クリスチャンが

仲良く
生活している。

クリスチャンの村では、
豚が飼われている。

クリスチャンのお墓のうえは、
閉じられている。

峠を越えて

いよいよ

クラクシン集落に
はいった。

集落の一番外れに
下宿小屋がある。

さっそく
岬の先端に見える、

灯台に登ることに
決めた。


岬の先端に

着いたよ!

さあ、

下宿小屋に
帰ろう!

着いたら
みんなで遊ぼう!

学校から
中学生も帰ってきた。

夕暮れどきから
漁にでるお父さんたち。

翌日は、
奨学生の子たちに
導かれて

学校に
行ってみた。

これが、

通学路なの!!!

マングローブの林を
越えたところに
小学校があった。

ミンダナオ子ども図書館の

奨学生たち

ハイスクール(中学校)にも
行ってみた。

竹壁のそまつな学校に
びっくり!

帰る日が来た、
いつまでもいたいのに!

さびしいなあ、
帰るの・・・

わたし、
ここに住みたいなあ・・・

だいじょうぶ、

またいつでも
もどっておいで。



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vi4

イスラム緊急避難民支援
2019:8月4日

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先日イスラムの湿原地域で
ISISと国軍の戦闘があり、
800世帯が避難生活を
余儀なくされました。
福祉局からの要請を受けて
イスラムの若者たちと
緊急のビニールシートと
古着の支援をしていきました。
日本から来られた
子どもたちを持った2家族は、
危険地域の中枢でもあり
無理だと思ったのですが、
福祉局の所長補佐で
MCLの理事グレイスさんから
「安全を確保できる」
ということで救済活動に参加!
大きな体験になったと思います。

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イスラム地域で
空爆と戦闘があり、

600世帯が
避難している!

福祉局の所長で
MCL理事のグレイスさん達と、

ミンダナオ子ども図書館の
奨学生たちとスタッフが、
即時、救済に向かった!

12月末で
MCLに帰っていた
妻と私と娘、

そして、偶然に
年末年始にかけて
日本から訪問してきていた
家族もいっしょに!

まさか、
戦闘避難民救済に
日本から来た家族も
いっしょに救済支援に行けるとは、
思ってもいなかったけれど、

今回の戦闘リドーは、
小規模でしかも、
かつて対立関係にあった
政府軍とMILFが連携して、

超過激派BIFFとの戦闘を
抑止しているので、

長年連携して
活動してきている
MCL理事で市の福祉局の所長補佐
グレイスさんと行政局から、

大丈夫であるという
回答を得て、
いっしょに現地に向かった。

グレイスさんは、
行政の福祉局の所長補佐で、
カトリックではあるものの、

現地のイスラム婦人たちと
しっかりした
信頼関係を築き、

数十年にわたり
この地域に続く
戦争避難民救済を
続けている。

正直なところ、
過去の度重なる戦闘では、
危険度が高くなるので、
訪問者の同行は、
無理だと思っていたのだが、

それだけ、
和平交渉が軌道に乗り、
反政府ゲリラと言われていた
MILFとフィリピン政府とが、
連携して、

超過激派BIFFを
抑制する体制が、
出来あがってきたからだろう。

それでも、心配なので、
訪問者には、
必ずスタッフといっしょに、
側で行動すること、

トイレに行くときにも
話をして、
女子のスタッフが同行すること
といった了解を求めた。


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しかし、MCLが
外国人は絶対に入れない
と言われている
こうした地域に入れるのは、

戦争避難民として
何度も
村人たちを救済し、

読み語りをして
奨学生を採用し、
保育所なども
建設して来たからだろう。

村人たちは、
とりわけ子どもたちは、
MCLをよく知っており、

私たちの顔を見ると
大喜びで
駈けよってくる。

しかし、
知っている子たちが、
戦争避難民となって、

不幸な環境で
生活しているのを
見るのは辛い!

避難生活で
何よりも早く
渡さなければならないのが、

雨をよけて
寝られる場を作るための
ビニールシートだ。



ビニールシートで
屋根を作ってあげることで、
せめて寝られる場所が
出来ただけで、


本当の子どもも
親も安心して、
笑顔がもどってくる。

時には、
家が焼かれ、
また湿原の中を
泳ぐようにして
逃げてきた人たちにとって、

家から服を持って
出るだけでも難しく、

貧しいと
着替えの古着も
食器やお鍋もない。

そんな子たちのために、
日本から送られてきた
古着や食器を
持ってきて渡した。



支援を継続することを
村人たちに約束し、
次回は、
シートと古着に加えて、

子どもたちのために
読み語りとフィーディング
そして、薬を含めた
医療支援を約束した。


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マニラ新聞(MANILA BULLETIN)に、
現地の状況に関する記事が出ています。
クリック!
vi3

戦争避難民への読み語り
若者たちが奨学生やスタッフと
第二回避難民支援をしました
2019:8-17

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日本で大学に行っている
3人の訪問者の若者たちが
第二回目の戦争避難民支援を
福祉局員の指示で、
スタッフ、奨学生たちと行いました。
今回は、
子どもたちの心を救うための
読み語りと炊き出しを中心に
活動しました。
MCLの独特な活動体験がわかります。
皆様方からのご寄付に
心より感謝いたします。
今後も医療や戦争孤児の
奨学生採用などを継続。
スタッフのジェニーボーイ君が撮影!

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避難民に、
読み語りと
炊き出し支援をおこなった!


前回は、
緊急支援でまず必要な
雨よけのシートと
古着の支援をおこなったけれど、

今回は、それと同時に
子どもたちを元気づけるための
読み語りと
炊き出しを中心に
福祉局と連携して活動。
ミンダナオ子ども図書館を出発!


ピキットの町を抜けて、
プランギ河の岸に向かう。
高度な危険地域だけれど、
人々はMCLのことをよく知っている。

避難所に着くと、
奨学生の子たちが、
支援の準備をすぐに始めた。


炊き出しは、
まず子どもたちのために、
バナナの砂糖焼をつくった。


こちらの貧しい
子どもたちにとっては、
砂糖もなかなか買えず、
バナナの砂糖焼は、
嬉しいおかず。


下の、黄色い服を着ているのが
福祉局の所長補佐で、
MCL理事のグレイスさん。
カトリックだけれど、
イスラムの婦人たちからの
信頼があつい。


いよいよ、
炊き出しがはじまった。

チャンプラードとよばれる、
ココナッツと砂糖の
煮こみご飯。


避難民になって
まだ数日なので、
子どもたちの顔も明るい。


しかし、
こうした生活が、
数週間、
数か月になって行くと、
子どもたちの顔も
落ちこんでいき、

表情もなくなり、
手を振っても
ぼーっとしているだけ。


戦争だけは、
絶対に嫌だと思う。

正義のために戦っていると、
信じていても、
その背後で、
罪もない子どもたちや

お年寄りが、

このような
ひどい思いを
しているから・・・。


日本で大学に行っている
3人の訪問者の若者たちの体験記
写真をクリックすると
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ミンダナオ子ども図書館が
来ることを
大喜びで待ちかねていた、

避難生活を
よぎなくされている
イスラム教徒の子どもたち。

すでに、この地域の村々には、
読み語りに
くり返し訪れているし、

戦争で親が殺されたり、
家庭が崩壊した
子などがいると、
奨学生に採用しているし。

子どもが多く
貧しい村には、
保育所も建てたりしているので、
私たちにとってもお隣さん!


歌と踊りが
はじまった!


MCLに
来たことのある人たちなら、
誰でもがしっている歌と踊り!


訪問者の若者たちも、
すっかり溶けこんで
一つの家族!


宗教や部族や民族や
たとえ国が違っていても、

友情と
愛はひとつ!


いよいよ、
読み語りが始まった!


イスラムの奨学生の子が
読み語りに選んだのは、

わたしが書いて
ペレスさんの絵で
日本語版が出ている絵本。



「サダムとせかいいち大きなワニ」
(今人社)




そして最後に、
必ずみんなで歌う
イスラムの歌、
先住民の歌、
クリスチャンの歌。


こうした体験から、

日本の若者たちが
何かを感じ、

将来に
活かしてもらえたら、
日本の未来も
明るくなる?




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戦争や戦闘が作られて
可哀そうなのは子どもたち! 
プランギ河は、大河で、
フィリピン最高峰の
アポ山から流れ出し
東南アジア最大の湿原
リグアサン湿原に流れ込み、

そこから下って、
コタバト市に流れ込む。

400年年前に、
イスラム教徒が
商業文化圏を作りながら、
マレーシア、
インドネシアを抜けて
ミンダナオの
コタバトにたどり着き、
フィリピンで最初の王国をつくった。

その後、
さらにプランギ河を
さかのぼって、

リグアサン湿原に
達して、

上の王国を
開いた。

そのころの儀式が、
今も、この地に残っていて、
わたしが、
サイトにあげたら
ユネスコ文化保存協会が、
極秘に調査に入ったほど、
貴重な文化だという!

その後、300年前に
フィリピンが、
スペインの植民地になり、
キリスト教が広がりはじめたが、
それ以前に、フィリピンに、
最初の国家をつくったのが
イスラム教徒の人々だった。

それゆえに、ミンダナオの
イスラム教徒の誇りも、
よくわかる気がする。
その後、ミンダナオは宗教が異なっていても
平和だったというのだが、
しかし、現代になってなぜここで人類は、
戦争を起こさなければ
ならないのだろうか?

現地で起こること、
そして、人々の語ることから
しだいにわかってきたのは、
自治を確立したいという
気持ちを背後で煽って、
国際的な政治や資本が、
この地域に膨大に眠っている
石油や天然ガスの利権を狙って、
戦争を作っているのではないか、
ということだ。

貧しい地域の人々が、
あんなに高性能の武器を
買いこむことが出来るわけもなく、
貧しい若者に
国の役人級の給料を
支払ってリクルートするとしらならば、
その予算は、
いったどこから下りてくるのか?

とこまで本当かわからない、
けれども、ひたすら
子どもを救うために
活動していると、
そのような話が聞こえてくる。
愕然とせざるを得ない!
可哀そうなのは、
その結果死んでいく、
貧しい地域の青少年と
罪もない幼い子どもたちだ!

今のドゥテルテ大統領になって、
和平が進展しているけれど、
今後の展開が不安でならない。
次の大統領しだいだろうけれど、
現実に石油とガスが開発されて、
大量の汚水と廃棄物が
リグアサン湿原に流出し、
漁業が出来なくなることを、
5000世帯すんでいる、
漁民家族が心配している。

そうなれば、次の抵抗運動を
戦闘をしてでも開始するという声も
あちらこちらから聞こえてくる。
アポ山に住む、
先住民たちも、
すでに希少金属やニッケルの、
開発の手が入りつつあるって、
山の汚染状況を気にしている。

今後の先進国による
開発計画しだいでは、
またさらにくり返し戦闘が、
起こるように気がしてならない。
子どもたちが可哀そう!
MCLは、これからも、
やれるだけのことはやっていきたい。

訪問希望の方は ここをクリック!ミンダナオ子ども図書館 支援方法

サイト「今後のMCL」へは ここをクリックしてGO!



クレジットカードによる寄付が可能になりました!


スカラシップの一括支払いも可能です!

毎回振込後に、宮木梓からお礼のメールが届きます!
奨学金は、毎月自動振込の適正額と物価高騰もあり、
小学校と大学のみ2000円加えた額に変更いたしました。
一年間、小学校42000円、中高60000円、大学72000円

しかし、継続して支援なさる方で変更を希望されない方は、以前の額でも結構です!
卒業後も支援継続されたい場合、別の子を紹介希望、終了希望の方は、

通信欄かメールで宮木梓宛に、要望をお書きいただければ、
宮木梓が、対応いたします。
メールが難しい方は、日本事務局に携帯かお電話で対応いたします。

郵便局、銀行またはコンビニ、ATM、ネット振込は以下です!  
基本は、自由寄付です。振り込まれた方には、隔月に機関誌をお送りします。 
郵便局からの振り込み
自由寄付、スカラシップ里親支援等
郵便振替口座番号 00100 0 18057
口座名:ミンダナオ子ども図書館

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ゆうちょ銀行 金融機関コード 9900
店番 
019  預金種目 当座
店名:
〇一九店ゼロイチキユウ店
口座番号 
0018057
口座名:
ミンダナオ子ども図書館
 振込を確認しましたら、子どもたちの写真または絵が描かれたお礼ハガキを現地からお送りしています!
領収書等が必要な方は、宮木梓までご連絡ください。
現地日本人スタッフ宮木 梓  mclmindanao@gmail.com
日本事務局 前田容子 FAX:0743 74 6465 携帯電話:090 5091 7514
ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね!

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