write 2001/12/24
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ジャンプフェスタ2002レポート!

エピソード・4


 前PAGEに書いたように荒木先生からのメッセージでステージは終了。あとはポストカードをもらって退散。何枚ももらってすみません。皆様にプレゼントしたく思っております。
 何だかごちゃごちゃ書いてきた第五部ゲーですが、まとめると「第五部追体験環境ゲー」ではないでしょうか? 台詞もシーンもなるべく近くしてあります。そこで、ストーリーシーンが2D取り込みでないのは、ポリゴンの違和感を理解しているからこそ乗り越えようとした努力の結果でしょうね。ストーリーシーンでは上下左右にコマ枠が見えたりして葛藤の後が伺えます。
 「自分のお気に入りのあのシーンはどうなっているんだろう?」なんて事を考えながらゲームを進めてここはこうだ、あそこはスゴイなんて言いあいながらやるのがこのゲームの正しい楽しみ方、なのでしょう。これってマニアとのガチンコ勝負なので、技術力とメーカー信頼がなければ成立しない遊びですね。
 ジョジョという漫画中の爽快感を従来の格ゲー文法で突きつけた三部ゲーとは全く違うゲームです。そこを理解して発売を待つ必要があるでしょう。

 でもでも、家庭用ゲームにかけてはファンサービスのいいカプコンなら、きっとフリーバトルモードとかもつけてくれるハズ。ガードとか投げの概念がないのでちょっと大味になってしまうかもしれませんが、ブチャラティチーム、暗殺チーム入り混じっての大乱闘スマッシュブラザーズ。ちょっとだけやってみたいと思いません?

 書くのが遅れてしまいましたが今回、会場でべくさん、QTQさん、神余みーやさんにお会いして途中から一緒に回っていたのでした。『ライジングインパクト』の鈴木央(なかば)のサイン会ステージなんか見た後、色紙展示コーナーへ。

 荒木先生は今回もジョリーンでした。月刊ジャンプの作家なんかは展示用という事で張り切って色とか塗ったりしているのですが、週刊ジャンプの中堅以上の作家さんは昔ながらのサインペンでさらさらと書いたような絵。
 特筆すべきが藤崎竜先生の色紙で日付が「2001.12.18」となっております。………藤崎先生、ギリギリですよ! あのへんの作家なら色紙なんてサラサラと書けるのかもしれませんけど………。

秘宝展示あなどりがたし!

 次になんとなく原画展示コーナーへ。うわー混んでるよやっぱ。壁際に各作家の原画が展示してあるのは昨年と一緒なのですが、今回はひと趣向こらしてありまして、その作家さんゆかりの品々も一緒に展示してあるのですね。
 こういう企画の進歩はたいへん嬉しいです。今回、ステージの音もけっこう遠くから聞こえるように改善されていたし。これでバザールコーナーがもっと良くなっていたら完璧(現時点で聞いている限りでは、2日目の午後などかなり楽勝で買えたとか)。
 『ワンピース』は一話分の漫画原稿が展示されていたり、他の漫画もネーム/ラフやキャラクター設定資料などが展示されたり、漫画を書いている人にとってはたまらない展示内容だったんではないでしょうか?
 我らが荒木先生の原画は三枚でうち二枚は昨年度と一緒やん!(たしか)という内容だったのですがその他の展示物がなかなかすごい。『コミッカーズ』にも掲載されたあのアタリも何にもとっていない衝撃のラフ、キャラクター設定画、そして………アイデアメモがありました。

 何の興味もない人が通りがかったらスケッチブックに書いたただのラクガキ同然のシロモノですが、予想師にとっては聖典に近いブツでした。なんでこんな大仰な書き方をしているのかというと、ラフもアイデアメモもAct.97〜98のつい最近のものなのですよ。ジャンプ編集部もやるなぁと思った一瞬でした。

 まず、ラフ。フツーのコピー用紙みたいなのに書かれていて、擬音は墨筆(サインペン?)。ネームと状況説明を入れるのが同じスピードのようで、勢いが感じられます。これは島本和彦の「台詞は話すスピードで書け」というのに近いものがあると思います。
 キャラクター設定画はヨーヨーマッ、ジョンガリ・A、ジョンガリの仕込み銃、グッチョなどがありました。基本線を青線で書いて………というのは昔の原稿と一緒ですね。グッチョの紙にコーヒーカップの跡らしき半円が記されているあたり、ヤツの扱いの低さが垣間見えたりして。
 問題のアイデアメモ。もうこれは何と形容していいのか解りませんが、新しい敵を出した場合、生じる問題を箇条書きにしてお話を整理しているようですね。攻撃方法、XXはどうするのか?なんて事を主軸として。
 時間軸とストーリー展開の一部が確認できましたので『メメント』よろしく時間の概念が飛び飛びになる展開が予想されます。ただし、話の都合によって事実の前後が入れ替わる何て事はないように整理しているみたいですね。

 さて、ここで我々ジョジョンプ取材班は(誰だ!)見逃せない記述に気がつきました。
 ミューミューの行動・目的を示す箇条書きの中で「ニセの現実に誘導する」という一文があったのですよ。
 もし、荒木先生がこの当初のアイデアメモに忠実にお話を進めるのなら、ジョリーンはどんどん泥沼にハマる事になります。場合によっては自分の目的が何だったかも忘れてしまうような展開も予想できるでしょう。うわーエグイ!
 しかし、わざとだかどうか解りませんが、さすがにアイデアメモにはその後の解決方法などの記述はありませんでした。
 私はこのアイデアメモで「どうしても当たらない予想」というものの根元を見たような気がします。最初から最後まで決めて漫画を書く訳ではなく、時折、変化球を加えながら進行していく『ストーンオーシャン』のストーリー。
 こうなってくると、結末はホント誰にも予想のつかない形で終るんじゃあないのか?と今からドキドキものです。予想師の皆様、今後も毎週の挑戦状に応えるべくバシバシ予想していく事にしましょうね。

 さて、ずいぶんとこのレポートも長くなってしまったので、いったんここで筆を置く事にします。久保帯人先生のサイン会とか、割と面白いネタもあったのですがまたそれは別の機会に。

 あ、そうそう招待券をもらった「ジャンプフェスタ スーパーツア2002 FINAL」にはちゃんと行きましたよ。5時ぐらいでしたけど(笑)。ヒカ碁のアニメなんかも観ました。
 私の目論見通り、この特別会場におけるバザールコーナーは楽々で商品が買えました。
 待っていただいたQTQさん、みーやさん、べくさんは「布団とか鍋とか売られていたらどうしよう」と心配だったそうですがそんな事もなく(当たり前だ)終了。確かに入った時には真っ暗でしたけどね。
 今回の戦利品についてはジョジョンプを見て下さっている皆様にプレゼントしたく思いますので楽しみに待っていて下さいね。それでは、また!

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