「週感ジョジョンプ」第53号！

　今月、読んだ本の中で面白かったのが柴口育子『アニメーションの色職人』（徳間書店　1997/6/30　1600円）。書名からすると業界ものの本に見えそうだが、保田道世さんというスタジオジブリの仕上げチーフの人について書かれた本。映画のアニメーションと言うと膨大な人数の人海戦術で一つの作品を一枚一枚作っていくと言うイメージがありますが、内情は複雑。スケジュールがどんどん押していく中、個性が強い製作者の間で統一した色彩間を見出す職人気質の仕事ぶりに圧倒されます。実際、仕事の現場となると強引に方針を押しきったりする人には周囲が振り回されるものですが、それが正確であれば素晴らしいものができるという実例が何度も出てきて、いろいろと参考になります。
　主にスタジオジブリの作品制作の現場から、たびたび変わる色指定、色彩設計、仕上監督などの仕事の話が掲載されているわけですが、私の大好きな『未来少年コナン』の失敗の話が可笑しい。水中のラナをコナンが助けるシーンで、水の中だからと言うので肌色を水色に塗ったものの後から考えると水色にはならない。でも私が当時観たとき、すごく新鮮で驚いた記憶があるのでこの話には再びびっくりでした。

　もっとも、こういう意志で、しかもできる人と何かの仕事をしたら、とっても疲れるだろうなぁ、とは思いますが………。

　それでは、仕事が忙しい事にかこつけ一週間、インターバルを開けてしまいましたがジャンプ第46号　ジョジョ第524話『★ボスの謎を探れ！！』、いってみましょう。

　前回はイタリア旅行で一週間休みだった事もあってか、今回はセンターカラーで登場。ボスのスタンド「クリムゾン・キング」に「Ｇ」をあしらった作りになっていますが、よくよく見るとキンクリの体ってベルギーワッフルを彷彿とさせますな。

　裏面が久々の地図で、ボスとの決戦場所となったサン・ジョルジョ・マジョーレ島の場所が今、明らかに。大方の予想通り、ヴェネツィアを離れる方針が決まった今回ですが、のんびり飯を食っている場合なのか？

　一行が食べているものを見ると、ミスタが菜食主義者の話をして、フォークに肉らしいものを刺しているあたり、奴は早食いで恐らくコース料理を注文しているものと思われます。そんな中でナランチャはまだスープの段階で、別のテーブルに置いてあるシルバーセット（フォーク、ナイフなどの食器）を見ると、前菜→スープ→メインディッシュというコースのようです。だって前菜用ナイフとスープが最初の位置にあって、魚/肉用フォーク、ナイフが内側にあるし。メインはブチャラティが手をつけていない皿を見るとオマールエビのバルサミコソース添えのように見えるんですが………。よく考えるとイタリア料理って全然形式が違うような気がしたし、みんなで何皿か別々のものを注文する形式と思ったりしたので皆さんのご意見を求む。それにしても「死んで」いるブチャラティ、食事をするとやばいんだろうか。

　前回、気になっていたトリッシュに伝える「事実」ですが、何とかトリッシュが決意し一向は正面切ってボスと勝負する構えらしい。今度は「サルディニア島」。初めて聞く名前だけど一体どんな所なのか？　またまた行程が長いのか？　また、そこへ行って会う人物は誰で、どんな秘密を持っているのか？　かなり気になるところです。特に、どんな人物が出てくるのかについては期待大。

　今回、さっそく「スクアーロ」（鮫）という本体の名前どおりの敵スタンドが出現。毒がないと思って味見させたりしていた食事の中に早くも敵が潜んでいたわけで、本体がどこにいるのか見もの。また料理人じゃないかとにらんでいるんですが………。

投稿者：なすのさん 〔ＧＩＯＧＩＯの今後大予想！〕 　フーゴＶＳナランチャ・愛のおこちゃま対決実現 　皆さんが予想されてる通り、きっとフーゴはボス側のヒットマンになると思うんですが、誰が対決するのか？ってことになると、ブチャラチィ、ナランチャ、アバッキオの誰かって感じですよね。 　でもブッチはいくら何でも働きすぎだし、アバッキオだと何のドラマも無いまま死闘に突入しちゃいそうだし…やっぱりナランチャが一番適役かなぁ、と。最初にナランチャを拾ったのってフーゴだし、いっつも仲良く流血してる2人ですから。結構、何かお互いに埋めあってる所があったような気がするんで…きっと算数ドリルとかみるにつけロンリーな気分になっちゃったりするんですよ（笑） 　何ちゃって、この頃主人公の座をブッチに乗っ取られぎみで、もはやジャーマネ！の感のつよいジョルノ、もしくはこのままではただの「元公務員」で終わりそうなアバッキオのまきかえしがあったりして

　今回のスクアーロ戦が終わったら恐らく、サルディニア島に直行しそうなんですが、恐らく一回は物陰からフーゴが登場するでしょうね。もし刺客になったのならという話なんですが、フーゴvsアバッキオは確かに淡白に戦ってしまいそうで恐い。今回も何の躊躇もなく「罪のない一般人」に次のコマで蹴りを入れていましたし。

　ジョルノはもともとボスに敵対すると決めていた人間なのでそこのところがフーゴが理解するにはあまりにも時間不足な気がします。となるとやっぱナランチャかなぁと思うんですが………ナランチャ、逃げちゃだめだ。

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