write 1997/03/04
ジャンプ第14号 ジョジョ497話「★『覚悟』の行方!」

「週感ジョジョンプ」第8号!

 CON$より

 97年3月4日に書かれたものです。この頃から、だんだんとペースがつかめてきましたが、4月からこんなことできないな………という焦りから、いろいろ書くようになりました。ブチャラティが自分の体をばらばらにしてペッシを出し抜く、という回だったのですが、アオリ文句は結構苦労しました。


 はい今日は! 一週間って、あっという間に過ぎちゃうものですねぇ。今週も「週感ジョジョンプ」の日がやってまいりました。

 お祭り騒ぎの先週から今回もちゃんと載っていて安心というところですが、またまた荒木ファンに嬉しいお知らせ! ジャンプ32Pを見よ………「ジャンプ愛読者杯'97」に選ばれている! という事で読み切りを読む事ができるのだ! もちろん22号だよねぇ。さて、どんな短編なんだ?とか、続きは伝言板でやるとしてジャンプ第14号、ジョジョ497話「★『覚悟』の行方!」、いってみましょう。

●バラバラブチャラ! ツキの強さもリーダー格!

 第三部の承太郎対ディオ編を思い出します。ディオが心臓の音がするかどうか耳をそばだてて確かめるとき、承太郎が自分の心臓を握って心音を消すという………。

 前回、「ブチャラティはプロシュートに止めを刺すためにあの場所に移動したんではないか?」という話をしていたのですが、ペッシもそう考えたらしい。だがペッシ、冷静になるどころか電車をブッ叩いて止めていました「電車でGO!」をやっていりゃ止め方、すぐにわかったのにねぇ。完全にブチャラティのペースにのまれていくというところが見どころ。とはいえ、ブチャラティも一時、「死狼煙」を出してまで敗北を悟っていましたが。

 先日、メル・ギブソンが出ている『身代金』という映画を観に行ったのですが、犯人と被害者の父との心理的優位が「覚悟」で逆転していくところが面白かったものです(でも全体的に脚本はヘボい)。心理的優位は単純に考えると、言動とか逆上した行動とかでしか現すことができないのですが、それを補うのが視点や性格描写。ペッシの場合、登場時の個性は下っ端としてゼロ。そこを他のキャラとのからみでなるほどという性格に仕上げてますよね。第三部、第四部のキャラクターだと「いきなり変なタイプ」(アレッシーとか)、「『きっちりした』とかいうステロなタイプ」(虹村形兆兄貴とか)、など基本を押さえていたのですが、第五部はキャラクターの作り方が違ってきている。これは、第一部から第二部にかけての「血の運命」というバックグラウンドに匹敵する面白さではないでしょうか………。

 もっとも、それが主人公達に当てはまらないのが辛いのですが、これからしばらく時間がかかるんではないでしょうか。私はジョジョは第五部は意外と早く終わり、第六部まで、現在のイタリアを舞台にするんではないかと考えています。運命的悲劇など描けるのは長い世代が必要なので。

●次回一騎打ち!

 いよいよ一騎打ち、という事を銘打っている訳ですが、電車、止まっちゃいましたね。目的地までどうやって着くんだか。まさか亀に鞭打って………という事はないだろうけど。

 このぶんだと、ミスタが出てきそうにないなぁと思っているのは私だけでしょうか。次回は………駅まで歩くんでしょうが、駅で残りの暗殺者が待ち受けているという事になるんだろうなぁ。えっ? プロシュートはどうなるかって? 今号を見る限り、今でもスタンド能力が生きている訳だしなぁ。ブチャラティがうっかりして「直」で触れられなければいいんだけど。よそうがつかないっち。


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