write 1999/06/16
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「週感ジョジョンプ」増刊第8号

PAGE C [デッドマンズ・Q]中編内容概要


[デッドマンズ・Q(クエスチョンズ)]

「中編」

  1. 毎日施錠を確認する。
  2. 蛇口はしっかり閉める。
  3. CDを聞き終わったら、ケースにきっちりしまう。
  4. バッグの中で懐中電灯のスイッチがONになりっぱなしなのを発見した時、冷静ではいられない。
  5. 本を読んでいる時は、何があってもページを下にして置かない。
  6. 支払いの前に必ず財布は出しておく。
  7. 何であっても中古は買わないが、人から物をもらう事はある。
  8. 子供はあまり好きではない。
  9. 数える数はなく、結果的な数があるだけだ。
  10. 1ページずつめくる。
  11. 売り切れるものは買わない。
  12. よく物を見る。
  13. 質問は立て続けにするし、疑問は続けて考える。
  14. 熱くなっても一部冷静。
 こんばんわ。ようやく、中編です。衝撃の前回から、すごい引きだった訳ですが………ジョジョはこう言うと抵抗ありますが、少年漫画なので、様々な人物が出てきました。今現在、数百万売れる少年漫画雑誌というと、一人の絶対的なヒーローが登場して、それにあこがれるような………というものではなく、様々な人物が出て、どこかの人物の、どこかに感情移入するでしょう。さて、D.Q.はどうなのでしょうか? 登場人物で名前が明らかなのは、今のところ殺されたバービー、そして主人公「吉良吉影」。それだけです。

 ジョジョのリハビリとして、最近スティーブン・キングを読んでいました。文庫版で結構安いのが手に入った「トミーノッカーズ」。これはホラーというよりSFなんですが、村の住人がどんどん変貌していく前に描かれているのが、平凡な町の様子。ただし、人物はそうではない。アル中、作家、不倫、等など………。これがどういう効果なのか? 一見、平穏でも、人物はすべてそうではない。平凡かつ退屈な人物は一人もいない、全てが驚くエピソードを有してる、そういうことだと思います。吉良という人物は、それだけでエピソードの全てを引っ張れる人物だと言っていいでしょう。たった一人で、しかも死んでいるんですから。

●平穏なる場所

 前回、吉良が平穏を求める事についてちょっとお話をしました。今回も、それは変らないようです。新幹線の席、持ち歩く事の無い現金(前回、ここから電話代を出せばよかったのに………小銭がよっぽど嫌なのか)。途中で会った人物に対する表に表さない「怒り」。

 依頼人はどんな奇妙な人物かと思われましたが、フツーの尼さんでしたね? あれは川尻しのぶじゃないのかとかいう方もいるでしょうが、まぁそれはさておき、なぜか吉良と話ができて、依頼をしている様子。

 今度の標的は「幽霊屋敷」。当初の予告は「正体不明の「殺し屋」に狙われた、ターゲットの数奇な運命とは!?」という事だったのですが、こうなってくるとこの「幽霊 vs 幽霊」(そんな漫画、ありましたねージャンプで)がメインの話になってくる様子。

 さて、尼さんが「君はなぜ『あの世』に………」と言っているように、この物語中では、幽霊という存在は特殊なようです。波紋→スタンドという流れを考えると、D.Q.は自然なのかもしれません。
 「うしろの百太郎」を見ていて、助けるんなら自分で殴れよ背後霊よぅ!という所から出てきた「スタンド」でしたが、今度は誰にも命令されないで、自分で考え、自分で動くという………。ジョジョ第六部はスタンドなのか? あるとしても自分でしゃべるスタンドなのではないか?という話がありますが、ある意味つきつめると、こういうところに来るのでしょう。

 世の中のあらゆる所であらゆる側面を見ている「吉良吉影」。今回の見所は、その孤独感がよく解る、「熱しているがいきなり冷静」のシーンでしょう。幽霊屋敷?内での反応………。

 反応としては当たり前なのですが、よくよく見るとやっぱりおかしい。孤独な男の見えない戦いが次回の肝になりそうです。

 最後に、やっぱり気になるのがあの。現在も魂の卵とか、引っかけだとか色々言われていますが、どうなのでしょうか?


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