こんばんわ。CON$です。今回、いの一番で予想を送っていただいたのはやっぱりこの方、"ロマンサー"Y.Bさんです。
衝撃の「吉良吉影登場」からすでに一週間が経とうとしています。皆さん、自分の中で何となくまとめることはできましたでしょうか?
投稿者:"ロマンサー"Y.Bさん
ジョジョ第6部スタートを待たずして 世界は震撼!!
奴は来た! 装いも新たに、しかし、やっぱり殺すため!
その男「吉良吉影」。彼は四部のあの吉良なのか? それとも同姓同名の別人!?
そんなもん、四部の吉良のなれの果てに決まってるじゃねーか!
「わたしはどこに・・・連れていかれるんだ・・・? あ・・ああ。」
吉良吉影、衝撃の末路! その世界が今、描かれる。
本来、安息に解き放たれるはずの霊魂となってすら、今夜休む場所に頭を悩まし、死してなお『幸せ』を求め・・・そのための生きがいとして打ち込む『仕事』・・・だが、それさえも彼の『幸せ』を何ら保証するものではなく、ただそれにすがるしかないから打ち込んでみるというだけ・・・。
オールマンの読者層に何を問うのか? 吉良吉影!!
果たして彼の問いかけは我ら生者に、いかなる鎮魂の歌を奏でるのか・・・・・・?
デッドマンズ・クエスチョン!
なんちゃって、勝手にメートル上げちゃいましたが、あの主人公があの吉良なのかなんてのはジョジョンプ的には、それほど大切ではないかもしれません。予想だ、予想! 書を捨てよ、予想をしよう!
そう、大事なのは・・・これからの『吉良吉影』なんだから。
予想の鍵となるのは、予告ページのアオリです。
謎の依頼を受けた吉良吉影。次の目的地で、彼を「待つモノ」は?
魂の殺し屋、吉良吉影・・・彼が見出した今夜の宿・・・・・・それは、ショーウィンドーの中。
なるほど、夜のショーウィンドーならば、優雅に安心して休むことができるのではないだろうか?
そう考えた。さっそく侵入、だが入れない。
誰もいない空間なのに何故・・・・・・・・?
「許可するわ・・・・・・入って、・・・・・・・同類さん」
なんと、ショーウィンドーの中から、彼に話しかけたのは・・・マネキン人形!
彼女もまた吉良と同様、呪われた前世の送り手であり、天国には行けない実感を持ちながら、マネキンとなって死後の因果を送っている霊魂であった!
彼女は吉良とはまた違ったルールに従っている霊魂。
・・・・・・おそらく、デッドマンズの世界の死者たちは、様々なルールのもとで前世と闘わされる霊となっているのでしょう。
彼女には片手がありません。
彼女は吉良に、デザイナーを殺して、手をとり返すのを頼みます。
(うんちくメモ:マネキンは、ウィンドゥ・ショーアップ用や、屋内展示用など、用
途別に種類が違うのです。)
マネキンの花嫁! 静寂なる伴侶。
それもいいだろう。
彼女のなくした「手」を取り戻すため、魂の殺し屋、吉良は彼女の依頼を受け、夜の街へ・・・・・・。
その先に待つ、悲劇の運命も知らずに・・・・・・・・・・。
四部吉良を匂わせつつ、四部にはリンクしていかない。ファンをニヤッとさせつつ、新しい読者と読者層にも訴求するなら、こんな感じでしょう。
『鼻をなくしたぞうさん』ならぬ、『指輪をなくしたマネキン』です。
まず、大事なのが、この表紙。着目している予想者も多いことでしょう。
あやとり・・・これは吉良吉影の陥った『数奇な運命』を暗示しているアイテムです。ですから、これは『あの』吉良吉影を四部から引き続いて、デッドマンズ・クエスチョンズ中編、後編と、更に彼の魂の行く末などを描いていくという作者からのメッセージ。
テーマも、5部からのテーマをそのまま引き継いで、運命の糸を自分の手で変えてゆく・・・・・・そんな物語になる可能性大。
ですから、話の内容も、彼は安住の我が家を手に入れられるか?を柱に展開していくでしょう。
そうなってくると、枕として持ってきた前編のエピソード全体が伏線としての意味合いをダンゼン強めてきます。
彼女は知っていて匿っていた・・・・・・そう考えるのが自然!
彼女とは、誰あろう川尻しのぶ!
夫が殺されたであろう事も、そして今、自分が恋しているのは夫に成りすましているだけの危険な男だということも!
繰り返すッ!
彼女は・・・そう、彼女は知っていて匿っていたのだ!
繰り返すッ!
そう考えるのが自然!・・・・・・・・戦慄の新事実! 戦慄の伏線!
ならばッ! 死んだ吉良が辿り着く我が家とはただひとつ。
タイトル・・・表紙のタイトルの下に杉本鈴美が隠れてます。
しかし、吉良吉影にそうそう簡単に憩いの我が家など与えるもんか!
現役の・・・町の守護精霊たちへと!
町の守護精霊VS帰ってきた町の死神・・・・・・・・・決戦再び!
「わたしは何故、彼らに敗れたのか?」
吉良吉影の明日に、答えはあるのか!?
|
巷ではこのままドッピオが出てくるとか、第四部の人物がぞくぞく出てくるとか言われていますが、あの吉良はみなさんが知っている吉良ではない、そういう指摘も有ります。
少年誌の中で、まぁ、勧善懲悪なのかというラインで、吉良は闇の中に処理された形にはなっています。あの吉良の殺人に対する姿勢………必然性でも、原因でもない、あの「姿勢」としか言いようの無い人物描写………を描いていた上に、やるとしたらもっと別な吉良へのアプローチが必要だったかと思うのです。今では、[デッドマンズ・Q]は吉良の物語、世界背景や物語、それらを洗い流して、人物だけに別なアプローチを試みた短編なのでは?と思っています。物語構成が変っても生きている人物の性格は変らないはずだ、舞台が変っただけで………そう思いがちですが、物語が変れば人物も微妙に変ってくる、それが荒木漫画だと思います。
さて、Y.Bさんも予想の焦点にしている、第四部に絡む/絡まないですが………今回も、ジョジョを知らなくても解るような展開でした。その範囲でドラマがあるのなら、あるいは………?
PAGE6に進む
「週感ジョジョンプ」増刊第8号トップに戻る
「週感ジョジョンプ」バックナンバートップページに戻る
「週感ジョジョンプ」トップページに戻る
CON$ E-mail: condor@edit.or.jp