こんばんわ。
どたばたではありますが、今週の2PAGE目。今週の映画として『スリーピーホロウ』を真っ先にレビューするつもりでしたが、なにぶん時間が無く、未見であります。スピーディーかつ実用的なマクラというものを期待していた皆様、すんませんねぇ。
という訳で先週に引き続き今週の映画はビデオで楽しむこの一本。『ゴールデンボーイ』(98年・アメリカ)です。言うまでもないのですが監督はGIOGIO第五部ファン必見『ユージュアル・サスペクツ』のブライアン・シンガー。原作もこれまた言うまでも無いのですが、S・キングですなぁ。先週からS・キング繋がりなのですよ。実は映画館で未見でありまして、今回ビデオで初めて観た(………と思うたぶん)のですよ。
主人公トッド・ボウデン(ブラッド・レンフロ)は授業で学んだホロコーストに異常な興味を持つ。図書館などで関係資料をあさるトッド。彼はある日、バスで一人の気になる老人を見かける。老人の名はアーサー・デンカー(イアン・マッケラン)。彼こそはかつてのナチス高官クルト・ドゥサンダーであった。トッドは警察への通報をほのめかし、老人を脅す。トッドが老人に要求するのは、過ぎ去りし日のホロコーストの話であった………てな感じのストーリーで、白人の美少年トッド(成績優秀、スポーツもイケてる)のどす黒い内面と次第に加速していく狂気、現実を描いたサイコ・サスペンスな訳です。
この映画、ありがちな話ではありますが原作と結末が違うのですよ。これがちょっとびっくりしましたねぇ。後を引く終り方というか………。で、観終わった数日は「なんであんな終り方になったんだよー!」って思っていたんですが、だんだんと「原作のような終り方だと割とつまんなかったんじゃないのか?」と思えてきました。これについて詳しく書くと、ネタバレになってしまうのですが、ブライアン・シンガー監督が「現実」と「狂気」というものを描く上で最後にカタルシスを用意しておくにはあまりにもヒネりが無さすぎだと考えたのでしょう。伝え聞く所によると、98年の東京国際映画祭でも結末の変更に対して「原作のラストでは映像にした時に信憑性を持ち得るか?」という事がひっかかって変えたと言っていたらしいです。私もこれは正解だと思いますが、どうも釈然としないものが残るのです。それだけ、原作は活字に向いたテーマだったという所なのでしょうか? 難しいものを映画化してしまったものです。ともかく、じわりじわりと心の闇にはまっていく所は見ものですね。もうすぐ公開の『アメリカン・ヒストリーX』もレイシストの話らしいし、これも観ておけば?という程度のオススメ感。トッド少年のその後が気がかりではありますが………。
文庫版原作の昔のカバーにはクルト・ドゥサンダーの横顔とおぼしき絵が載っていたのですが、今の版ではブラッド・レンフロの写真が載っています。最初のカバー絵とクルト・ドゥサンダー役イアン・マッケランの風貌にギャップがあるので面食らいますが、一見人畜無害そうなので潜伏していた事も納得がいく感じ。ナチは今でも見つかったら大変な目にあうんですなぁ。そのくせ『リングにかけろ2』ではおもいっきし出ていたような気がするのですが、私の重大な勘違いでしょうか。
投稿はFARAZさんです。今回は重大な覚悟がおありのようで………。
投稿者:FARAZさん
畜生ッ!!まんまやんけ!!
■それじゃあ、ACT11の予想いってみましょう。
ハズれたら、予想師やめます!! 多分・・・
そういえば・・・。
えぇえぇえぇえぇえぇえぇぇえぇえぇえぇえぇえ〜!!
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いやー、さすがに次回はエルメェス登場するでしょ?と思うのですが、いろいろ消化しなきゃいけないエピソード、ありますからね。エルメェスも久々でフキダシの中に顔が登場するほどの忘れられっぷりなのに重要人物!? なんだか解りませんね。で、結局ベースボールボーイはなんなのかな? 面会人はボスなの? 何回も死んでいるんスか?
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