write 1999/02/20
ジャンプ第13号予想
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「週感ジョジョンプ」第171号

PAGE4・"ロマンサー"Y.Bさんより

Hermit Purple attack JUMP No.13!


 こんばんわ。人間、自分のやったツケはいつか支払う事になる………これは私の座右の銘ですが、ディアボロはまさにそうじゃねーか………という事でもないようですね? そうであって欲しい、と思うときはありますが。次は"ロマンサー"Y.Bさんです。

投稿者:"ロマンサー"Y.Bさん

 ディアボロは死に続ける!
 かっこいいなあ・・・。
 でも、ディアボロにふりかかる様々な死ってのが、実は過去、ディアボロがキンクリ使って「危なかった〜」なんつって飛ばした時間が次々と戻ってきたもの・・・とかだったら、笑っちゃうんだけど。
 特に犬に吠えられて車にはねられるヤツ。

 さて、最後になるかもしれない、来週のジョジョの予想です。

 矢を征したジョルノによって正義と真実を取り戻したイタリア・・・その上空の、そのまた上空である。
 ひとりの男の魂がフワリフワリと漂っていく。雲を越え、大気圏外で宇宙遊泳とは・・・何とタフな魂であることか!

 その魂はそこで、イタリア上空の軌道にいたスペースシャトルを発見。ただちに侵入した。
 勿論、船内にいたアメ公どもは大騒ぎである。

アメ公その1「おわーッ!そのジッパーを閉じろーッ!」
アメ公その2「な、何者だ!お前!」
タフな魂の男「俺がブチャラティ・チーム・リーダー、ブローノ・ブチャラティである!」
アメ公 一同「ガビーン!」
ブチャラティ「俺は死んだんだが、やはりみんなが心配でな、地球に帰ろうと思う。乗せてってくれ」
アメ公その3「む・・・無理だ、あんたが入ってきた時に酸素がもれてしまった」
ブチャラティ「俺は幽霊だ。呼吸はしないぞ」
アメ公その4「じゅ・・・重量制限がある。宇宙船内に乗せるものの重さは決まっているんだ」
ブチャラティ「馬鹿な。魂に重さなどあるわけが・・・!」

 あるのである。近代ヨーロッパにおいて、某国の科学者が行った実験の例を挙げよう。
 かの科学者は危篤患者のベッドに体重計をとりつけ、生前と死後の体重変化を測定した。
 そして驚くべき事に臨終の瞬間、体重計の目盛りは減ったのである!
 この発見は、「魂に重さがある」・・・という以前に「魂が存在する」ことの証明として、近代以後の科学史に重要な影響を与えている(嘘です)。

ブチャラティ「しかたない・・・ならば俺は外にしがみついているとするか」
アメ公 一同「なんだって!む、無茶だ、そんなこと!」
ブチャラティ「ええーい!しのごの五月蝿!俺はもう覚悟を決めたんだ!そら、地球へ向けて発進!」
アメ公その1「ああっ勝手に帰還スイッチを・・・!」

 ブチャラティが船外に出ると同時に、スペースシャトルのエンジンが火を吹いた。

ブチャラティ「イタリアのへんに降りてくれよな、あ、でもティレニア海はダメだぞ!」

 地球がぐんぐんせまってくる。大気圏突入!摩擦熱で起こった炎がシャトルを包む!

ブチャラティ「うおおオオォッ!心頭滅却すれば火もまた涼しじゃァァァァァァーッ!」

* * *

 その頃、決戦を終えたジョルノたちは意外な人物との再開をしていた。

ミスタ  「お・・・お前ッ!・・・・アバッキオ!」
トリッシュ「それにナランチャ!・・・・・・フーゴ!あなたまで・・・」
ジョルノ 「みんな生きて・・・一体どういうことなんです!?」
フーゴ  「フフフ・・・ジョルノ、ついにやったな」
アバッキオ「俺たちを助けてくれたのはフーゴだぜ」
ナランチャ「ヴェネツィアで別れたのはワザとなんだって。ずっと隠れてついて来てくれてたんだ」
フーゴ   「ブチャラティの命令さ。ボスを裏切ったら別行動をとって、みんなを助けるようにって」
ジョルノ「ブチャラティが・・・? いったい、いつ・・・?」
フーゴ   「ジョルノ、お前が入団してきたあの日だよ」
ナランチャ「ブチャラティはフーゴにだけ全てを打ち明けていたんだって」
アバッキオ「ボスを裏切ったら、命を狙われるのは明らかだからな・・・誰か影で助ける必要があった」
フーゴ  「そして、殺された者に蘇生処置をしていったってわけです」

 フーゴは手にしたホチキスをカチカチ言わせてウィンクをしてみせた。

トリッシュ「ブチャラティは!?じゃあブチャラティも・・・」
フーゴ   「それが・・・ミスタに撃たれた傷は完璧に閉じたんだけど・・・」

 フーゴが顔を曇らせた。すぐ後ろにはブチャラティの身体が転がっている。が、ピクリともしない。

トリッシュ「そんな・・・そんな・・・イヤアアアアアアアアアッ!」

 泣き叫ぶトリッシュ・・・その時ガバァッ!

ブチャラティ「俺がパッショーネ塾長、ブローノ・ブチャラティである!」
ミスタ   「ブチャラティ!」
ジョルノ  「ブチャラティ!」
ナランチャ 「ブチャラティ!」
アバッキオ 「ブチャラティ!」
フーゴ   「ブチャラティ!」
トリッシュ 「ブチャ・・・ラティ!」

 ブチャラティが生き返った。みんながそれぞれの思いを込めて口々にその名を呼んだ。
 涙をボロボロこぼしながらトリッシュは立ち上がったブチャラティにすがりついた。

トリッシュ「よかった・・・あたし・・・・キャアアアアアアァァァッ!」

「やれやれ、みんなブチャラティの心配ばかりしやがって・・・しかし、まあ、この姿も悪くねえかな?」

 トリッシュの足元でポル亀フが好色そうな首を伸ばして見上げていた。なにはともあれめでたし、めでたし。第5部はこれにて完結とあいなるのである。

* * *

 そして時は流れ、時代は移る・・・ジョジョは・・・・・・・・。
 平成34年、日本。国会議事堂に議長の宣言が響き渡った。

「新内閣総理大臣・・・・・・空条承太郎君」

 満場の拍手。拍手。拍手。
 新しい日本を舞台に新たな物語がはじまる・・・・To Be Continued!

 いやー、懐かしい。男塾塾長江田島。宇宙空間を「泳ぐ」ってあたりがなぁ………。ただ、バカボンにせよブチャラティにせよムチャなところはおんなじ次元、言葉を良くすればタフな魂、といった所でしょうか。ただ権力を持ったスタンド使いって日本が舞台の時はとうとう登場しませんでしたね。イタリアの第五部となっていきなり権力の頂点たるディアボロが登場した訳ですが、結果はあれで………。スピードワゴンも財団とか偉くなった割には波紋使いではなかったし、ジョセフもワムウを騙すくらいの人物で将来有望といわれながらもひっそりと暮らし続けていたわけだし。承太郎も学者となって、その後は………? そう考えると、ジョルノもボスになったりはしないのかな?


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