write 1999/11/26
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「週感ジョジョンプ」増刊第7号

PAGE20・林さんより


 こんばんわ。さて毎夜毎夜こーやって駄文を書き連ねておる訳でありますが、これで体調が悪くならんのもすごいやと思う時があります。文章は時代によっては書く事が芸術(うへぇ)であり、字は生きており、まさしく書いたものの社会的立場を左右する事があった訳であります。その時の文字というのは特権階級のものであり、表現の仕方も和歌など限定されたフォーマットがあったゆえの立場があったかと思います。現在こうやって立ち返ってみるとどうか。フォーマットの幻想はないものの、それに少し囚われつつ、文章のプリミティブな恐ろしさを感じる事があります。
 自分で書いたものに恐れおののくとは滑稽以外のなにものでもなく、ちゃんちゃら可笑しい訳ですが酔い覚ましの午後などにやはり薄ら寒さを憶えモニターにも向かいづらくなる事が確かにあるのは何故でありましょうか、いつかは自分の文章の痛いツケを文字自らによって受ける事があるのではないでしょうか………などと書いてきてしまいましたが、実のところ自分の酒の不始末について論点をずらそうという魂胆がみえみえでありますなぁ。先日もまた小生、記憶を無くしましていろいろあった訳ですが、最近はつとに多い。でも直後は何とも思わんもので、こうしてふと思い出したりします。
 「何かを見ても何かを思い出す」なんてヘミングウェイの言葉があったかと思いますが、言葉の先を見て何かを思い出すなんてのはこりゃ重度の誇大妄想ですな。読者の皆さんならびに投稿者の紳士淑女の皆さんはこういった事をとっとと視神経から振り払いより重要な事に思いを馳せてもらいたい。

 さて本日の投稿であります。初投稿のさん。小生、その礼儀正しいMAILに感服いたしました。ただしどんな出だしであろうが投稿なので荒唐無稽、換骨奪胎、新陳代謝(注:ドバカな私が賞賛を意味する言葉を知らん故の話であり内容がこうという訳では決してない)ありの物語プディングであるところに落ち着くのを拝見すると人生まだまだ捨てたものではないと思う次第であります。タワゴトはこのへんにしてさっそく投稿いってみましょう。

投稿者:さん

 まず主人公は既に先を越されていますが、やはり「ジョースター家の人間」ということで、ジョセフの養女となった「透明の赤ちゃん」では?
 予告イラストを見ると、結構まつげが長いし、髪型がお団子っぽいし、やはり女性だと思うのですが・・・。
 そこで、ストーリーの方は・・・

 予告イラストの手錠と鉄格子は何を意味するのかッ!?
 実は彼女は「アクトン・ベイビー」の能力を使って世界中の秘宝を盗む「怪盗」ッ!
 その名は「ジョアンナ・ジョースター」ッ!! コード・ネームは「JOJO」ッ!!
(ジョセフも承太郎も、実は知っているけど知らんぷり)

 対する敵は警察,泥棒,盗賊団ッ!!
 お互いの知恵とテクニックを駆使して繰り広げられる争奪戦!!
 そんな中でライバルだった怪盗達と仲間になってゆく!
 やがて、彼女は一つの噂を耳にする・・・。
 「「ストーン・オーシャン」と呼ばれる石を手にすると「不可思議な能力」を身につけることが出来る!」という噂を・・・!
 ジョセフに育てられ、ジョースター家特有の「好奇心旺盛」な性格になっている彼女は当然興味をそそられる!

 そう!
 それこそは「ケープヨーク」に落ちた隕石の欠片でありッ!
「スタンドを生み出す矢尻」の材料なのであるッッッ!!

 そして物語は「矢」のルーツを求めて進んでゆく・・・

 ってな感じで、いかがなもんでしょうか?
 「盗みのテクニック」ってところで荒木イズム(笑)が存分に発揮されると思うのですが。

 さてさて、キャラクターとしてアクトン・ベイビー、やはり人気高し。さすがであります。そしてあのイラストの鉄格子、手錠といい、完全にクライムサスペンスのノリだ。しかしそれを越えて冒険ものと考えるのもまた楽しい(今度は女性が主人公かもしれんので)。という訳で、スタンド編+冒険とかなりジャンプの王道には沿っているものの、「盗み」というところで「HUNTER×HUNTER」とはまた違う心理戦駆け引きが見られるようなとこにも注目。
 「ストーンオーシャン」が地名ではなくて物語を進めるためのキーアイテムという予想なのは久し振りに見ましたねぇ。これが林さんだけだったらかなりの的中となりますが、どうでしょうか………。


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