write 1997/05/07
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「週感ジョジョンプ」増刊第4号

PAGE10・UTAさん


 最近、ここも流行ってきました。やはり………。UTAさんの投稿でございます。どうもありがとう。

投稿者:UTAさん

 ジョジョは、第4部から憎むべき犯罪を題材にしています。
 4部。幼いながら、一生懸命戦った隼人の”裁いて欲しい”気持ちは、少年誌一般の”善対悪の図式”から、一歩踏み出した、荒木氏のメッセージであると思います。

 今回は、組織犯罪の最高峰マフィアの一端を担う、青少年が、主人公です。不良やチンピラとは違うんです。ブチャラティの人望が厚いと云え、決して、正当化できない”業績”が、彼らには、いくらでもある筈なんです。
 荒木氏が、これを無視して”ブチャ組は、皆、勇気と友情で頑張りました”とはしないと思います。

 ミスタは、彼の嫌いな4回目の絶望的状況で、死んで行くかも知れません。”ケッ!だから、4は嫌いなんだよ...。4はよ...。”何てったって、暗殺人数数知れず。罪は罪、罰は罰。生き残れないだろう。(T。T)

 ジョルノは、ジョジョ初の、主人公死亡になるかも知れない。
 副題”黄金の精神””遺産”は、ブチャラティにしては立派(彼はあくまで脇役)すぎるので、大ドンデンガエシの果てに、身を挺して放つG・E黄金体験が、トリッシュを救うかも。

 この遺産を受け継ぐのが、ナランチャかも。
 読者を代弁するかのように、泣き、笑い、叫び、次第に成長し、悲惨な戦いを生き残ることにより、人生=命の重さを語る、最近、そう思えてきました。ミスタと違って、窮鼠猫を噛むみたいな戦歴に、救いがあるかも。ブチャラティの生き方と、ジョルノの夢。ナランチャ、がんばれ!

 ブチャラティは(もう死んでます?)、アバッキオの幻影が、迎えに来るシーンで、またまたファンの涙を絞らにゃならん。この二人、深読みファンにも大いに楽しみですから。フフフ。以上です。

 この冒頭のトコロ………いいですね、まさに私が言いたかったところ。そう、違いの分かる人の漫画、ジョジョのポイントですよ。他にもそういう漫画はいっぱいあると思うんですが、それを現役でジャンプで続けているってところに注目して欲しい。

 で、各キャラの生き死になんですけどね、やはりミスタ………。この後のみーほさんの予想にも注目! さらにジョルノ死亡! ジョルノ死亡って案外、第一部を彷彿とさせて泣けてきてしまうでしょうなぁ。最後の最後で、もう大丈夫だと思ったその時に………なんて死に方だったらどうしましょうか。アバッキオみたく。次、ナランチャ。ナランチャは伝説の語りべとなるか? 偉業もそれを語り継ぐものがいなくては伝説にならない、というのは歴史の悪いところ。そして無茶大王のブチャラティ。一人でそっと………?

 こう見ると、エリア88を彷彿とさせます。前にも書いたかもしれませんが、エリア88の場合はあれだけ悪い事をやって………という重みがあるので、キャラクターの死が少しおごそかなものを帯びてくる。漫画の前でキャラクターが割とあっさりと死んでしまったりする時もあるわけですが、「俺達は悪魔に魂を売った………」と繰り返し語られてこそ、だと思います。ギャング達の行動もそれを隠せるものではないでしょう。


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