write 1998/09/26
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「週感ジョジョンプ」増刊第3号

PAGE34・まいむさんより


 またまたボス予想の投稿で、まいむさんです。前の投稿とは全く関係ありませんし、はっきり言ってボスの予想ではないのですが(笑)、是非まいむさんのその他の投稿も読んで欲しいな、と思う次第であります。理由は下を読めばわかる。

投稿者:まいむさん

 どうもこんにちは。今回は、ボスとディオの能力の類似点と相違点について。
 ボスとディオのスタンド能力はむちゃくちゃ似てます。たとえ、ボスの能力が「時」に関係がなくても似てます。

 いきなり露伴先生「ほんのちっぽけな差だって? そのちっぽけさがいいんじゃないか。康一君(違う)」
 彼らのスタンド効果は、要するに無敵空間引きずり込み型(イルーゾォのマン・イン・ザ・ミラー、デス13)です。考えてみれば、これに近いタイプの、特定の場所においてその能力を最大限に発するスタンドというのは第3部には結構いて、船のスタンド、ストレングス(地上戦闘不可!)や霧のスタンドエンヤ婆のジャスティス(町の住人を支配しておく必要がある)、人形のスタンド呪いのデーボとか、かぶと虫のスタンド灰色の塔(後二者は通常なら一撃)は罠を仕掛けておく必要がありますが、それがうまくツボにはまったときには「強すぎる!!」と賞賛されることになるのはご存じの通りです。

 ジョジョにおいて強すぎる弱点がねえなどと呼ばれるスタンドにはこのような「自分の有利な陣地に引きずり込み型」と他にもヴァニラ・アイスやギアッチョのような「一対一なら最強型」があります。
 また、第3部が場所に依存するスタンド能力が多かったのに対して、第5部は状況に依存するスタンドが増えます。「みんなは俺の能力のことくだらねえって言うがよー、くだる、くだらないってえのは使い方ひとつよー」のホルマジオやアバのムーディー・ブルース、そして御大トーキングヘッズのティッツアーノ等々。
 ところで、無敵の名をほしいままにする引きずり込み型の面々ですが、彼らにも弱点があります。言うまでもないことですが、彼ら(あるいはたいていのスタンド)は特定の場所あるいは特定の触媒(マン・イン・ザ・ミラーやJ・ガイルのハングドマンだったら鏡、スクァーロのクラッシュだったら水)が必要条件となります。
 そんな彼らの理想、渇望するものが、自らの強靭な意志以外にいかなる条件も妨げも存在しないスタンド!! 「起きてるときもデス13」「鏡のない国でもイルーゾォ(笑)」、それがディオのワールド21であり、ボスのキング・クリムゾンなのです。ああ! 偉大なるスタンド使い。かように2人はよく似ています。

 しかし! キンクリ能力初登場時の「ろうそくの炎はかき消される瞬間それ自身でさえ、そのことを認識しない!!」というセリフ! ドッピオ vs リゾット戦のラスト、エアロスミスの弾すり抜けのシーン! どちらも非常にグッド! この(もりあがるシーンとその後の説明に対する)かっこいい!という感覚を反省的に考えてみると、それはディオの時のように不思議だ! でも「謎」といっている以上、何か説明がつけられるんだろう、という感覚ではなく、異常なものが、理論的解決なしで異常なまま放り出されている感覚ではないかと思います。どなたかが書いていましたが、ディオは時を止めた世界で、ポルナレフを階段から下ろしたり、ヌケサクを棺桶の中につっこんだり、恐怖を演出するためにこまめに動き回っています。ボスのスタンドはそのような演出なしで恐ろしいような気がします。ボスのスタンドを倒すのは誰だ!(って予想になってない)

 今回の投稿はジョジョンプやってて良かったな、という投稿でしたね。いや、別にこの投稿を一週間ほったらかしていて良心の呵責が(笑)という事ではなくてですね、「カッコイイ!」という所ですよ。ジョジョの魅力は一言では誰も言い表す事ができませんし、展開に夢中になるとき、多くの人はその事について考える事を忘れがちです。それをたまに書くのもいいものです。これ以上は蛇足ですね。


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