初投稿のバジソンさんです。どうもありがとうございます。さて、これは「週感ジョジョンプ」増刊第3号PAGE29、まいむさんの投稿に対するメッセージなのですが………ボスの能力について。
投稿者:バジソンさん 「現象的にみた場合、ボスの能力は「ワープすること」です。」 これはいけません。前提が間違ってます。手元に資料が無いのではっきりしたことはいえませんが、教会での能力初披露時に説明があったと思います。
特に重要なのは2番目の点で、一見時間停止、または操作のように見えるが、先読みの例もあるとおり、そこで起こる現象には一切干渉できない(「読んだ」現象は必ずそのとおりのことが起こる)。
射程が2mといいながら、外にいたジョルノたちまでが吹っ飛んだ時間を知覚していない(ただ不自然さは感じるらしい<「ネコが通ったのに気づかなかった」ことに気づいたと思う)ので、かなり広い範囲までは知覚障害(?!)を巻き起こすらしい。 また、ボスは任意に他の人間に知覚を与えることができる。(ブチャ自身に先読みさせて未来のブチャを殴らせている。エピタフは関係なし)
なんか、時間なんてぜんぜん操ってないみたいですが(笑)。というわけで、キンクリの肝は「先読み」です。
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あれ、なんでそうなったんだろう?という事で、キング・クリムゾン能力お披露目の回を見てみましょう(『★キング・クリムゾン!!』の回。気分はJOJOが第四回で、エアロ・スミスとセックス・ピストルズが紹介されているぞ)。
ブチャラティが未知の敵に対して一矢報いていると、キング・クリムゾンが変なポーズで能力を発動させ、ブチャラティのパンチを避ける位置に動いていますね。そしてキンクリがのんびりと「読める………『未来への動きの軌跡』が………」と言っています。これがもちろんブチャラティに聞こえるはずもないので、あんまし意味のない独り言みたいな感じですけど………。
要は、「どっち側で見ているか?」という事がポイントになるんじゃないでしょうか? つまり、読者としての「神の視点」で見ていれば、キング・クリムゾンの能力はやはり(「移動できる事」もかなり特殊な現象として挙げなければなりませんけど………ジョルノのゴールド・エクスペリエンスに殴られたブチャラティの実際の動きがあまりにも遅かったのと同じように………)「未来の知覚」、つまり先読みという事になるでしょう。
しかしまいむさんが「現象的に見た場合」としている前置きがカギです。この「見た」というのは、「作中の人物として現象的に見た場合」なのです。キング・クリムゾンは今のところ(笑)未来の時間の中で現象に干渉する事はできないようですから、「動く」ほかないでしょう。つまり、これは「ワープ」なのです! ジョルノ達はキング・クリムゾンの能力を「ワープ」としか言えないはずなのです。しかし、ヴェニスでの「知覚障害」からジョルノが正確にこの能力を推定し(日本語が変だ)、「時間うんぬん」と言い出したのはかなり頭いい!と言わざるを得ないでしょう。ここでジョルノがもう一歩突っ込んで「いや時間なんて全然操っていないですよ」と言ったら彼は間違いなく宇宙人か読者でしょうね。
そんな訳で、どちらも正しいんじゃないのか?というのが私の見解です。
キング・クリムゾンの能力については、その効果範囲など、かなり謎と多少の矛盾が有ります。これはJJNのリアルタイム掲示板でも議論されていた所なので、もっと深く………という方は「ジョースター家の謎」などに投稿してみてくださいね。
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