こんばんわ。今週、これだと思った人、多いんじゃないのかなぁー。思っていたら口で言っておいたほうがいいですよ、いやほんと。よーやんです。
投稿者:よーやん
中村主水(モンド・・・ブチャラティ)「仕事の依頼だ・・・・門手横丁で花屋をやってる茂助という男の娘が謎の死を遂げた。堀川に浮いたその娘は、身を投げるような覚えのある子じゃあないと言うのだ」
「殺し・・・か?」 そう聞いたのは素浪人風のやさ男、阿波乃介だった。 「そうかも知れぬ・・・・しかし違うかも知れぬ・・・・ただ言える事は、娘の死因に納得の行かない父親が、この件に関して『調べてくれ』とお上にいくら願いを出しても、動いてもらえなかったと言うことだ」
そう言って笑った坊主頭に頭巾をかぶったさ作務衣姿の男はみす太という。 「お上がこの男の訴えに心を動かされなかったとは信じがたい・・・何か有る」 主水のその言葉にうなずいたのはまだ年端も行かぬ子供のような顔をした楢(ナラ)吉だった。 「オイラもそう思う」
知的な横顔を見せながら、有名な武家の子息である風五右衛門が続けて言った。 「じゃ、全員乗ったぜ、この話」 みす太がそう言うと男達はまた、闇の中に消えていった。 町外れの地蔵塚・・・・おそなえを置く場所に小判が5枚置いて有る。
「一人一両・・・・安い仕事だな」 主水は懐に小判を入れ、襟に巻いた布を寒風を避けるように立てる。
こちらは名高い仏師、啄石の家。
「若い娘の命を吸ったこの石で、掘った仏像にこそ、本当の魂が宿る。芸術のため命を捧げることが出来あの娘たちもきっと満足して、極楽浄土に行ける事だろう」
障子の向こうに影
チャララーン
トランペットのソロからテーマソングが流れる ジャジャジャーンジャカジャカジャカジャーン 音楽に合わせ、障子に写った影が踊る。 若い娘が陵辱され、その果てに石を抱かされて庭の池に沈められる様を影が再現して見せる。 「なるほど、こういう訳か。なら問答無用、情けをかける必要もねえ」 チャチャラチャラララチャチャラチャチャーン♪
「仕留めたぜ」
からくり仕掛けの鳥のようなものが、倒れた仏師の目玉と股間をくちばしで射抜いて飛び去る。 「そうだな、生きたまま腐って朽ち果てて貰おうか」 若侍が手にした玉を男の口にねじ込む。 「割れば身体を溶かす病がおまえの身体を跡形も無く始末してくれる、さあ、胃液で溶けるまであとどのくらいかな」
そういうとその男は手刀をスッと仏師の首筋に当て、スパアンと胴体から切り離した 「おのれの作った仏像に、本当の命を宿らせてやろう」 翌日、仏師は自分が作った仏像が奉られている大きな寺の本堂で発見された
下級武士の屋敷、主水が脇門をくぐりそって中に入ろうとする・・・と 「婿殿!!」 姑の、お度名が目ざとく見つける。 「夜を徹してのお勤めもご苦労ですが、世継ぎを作るという、中村家にとって最も大事なお勤めもゆめゆめお忘れ召されるな」 そういいながらうなぎの肝を山ほど乗せた御膳を運んでくる
「あなったああ〜ん(はぁと)」 それを見て引っくり返る主水のストップモーション。
というワケでなんか裏稼業っていうと時代や国を問わずこんな感じなんですよね。(笑)
予想ですが、この「石」は呪われてます。(だれでもそう思うよ)ミスタに呪いが行きました。
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エピローグだけでコミックス10冊、かどうか解りませんが、まだまだ続きそうな事は確かです。ただ今週、「あの石で誰かが死ぬ」っていう予想、ありましたねぇ。何故? 確かにヘビーそうなブツではありますが、まさかそれがたたって………なんて事はないでしょう。
「岸辺露伴は………」は、呪いの話でしたが、今回も呪いを人に擦り付けて生き延びる人々の話………なのでしょうか?
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