田沢湖のほとりで休憩しながら宿探しをしました。

　本日のお宿は秋田県雄勝町にある「ペンション仙秋」

　という所に決定に決定です。

　ペンションっていうよりは民宿って感じだけどね。

　でも温泉はあるし、安くていい感じの所みたい。


　３人で雄勝へ向かう。
      

　途中にあった小さな食堂で夕食を済ませて

　から宿に向かいましたが、到着する頃には

　日もどっぷり暮れていました。
      

　とりあえず温泉に入って、疲れた体をほぐして

　から宴会。（かとちゃんとやなぎさわのあまり

　の長風呂に加納ちゃんは待ち疲れの表情。

　ははは・・ゴメンね）



　今日も疲れてグッスリ眠れそうだ。
　　　

　５月５日


　朝起きると昨日の大雨がウソのように

　晴れていました。

　緑をつたう雨の雫が朝日を浴びて輝いています。

　あ〜、気持ちイイね。
      

　昨日の午後は雨であまり楽しめなかったので、

　鳴子温泉郷に寄ってから帰ることになりました。

　山あいの鮮やかな緑と素晴らしい風景を楽しみ

　ながら鳴子峡へ向かいます。
　　　

　荒雄湖が見えてきました。

　巨大な鳴子ダムで目にしたものはなんと

　たくさんのこいのぼり。

　長いロープによって掛けられたこいのぼりは、

　爽やかな５月の風の中をゆったりと泳いでいました。　
      

　山と谷がおりなす、素晴らしい縦方向の景観美。

　谷の下まで降りれる道があるので行ってみる事

　にしました。　そこには緑深き急斜面とその間

　を流れゆく小さな清流があった。


　サラサラと音を立て流れていく水の音に癒される。
　　　

　遠くに見えるのが大谷川橋。

　先ほど降りて歩いた時は橋のほぼ真下まで行けた。

　渓谷の断崖は最大の所だと１００ｍもあるらしい。
      

「ところで今は何時頃だろ・・？」

　時刻確認すると、もう１４：００にもなる。

　楽しかった気ままな旅もそろそろ終幕。

　解散の時間が近づいている。
      

「帰りはどういうコースで帰ろうかな」

　誰からともなくそんな言葉が出てくる。


　そうだった・・。

　旅はここで終わりじゃない。

　みんなとはここでお別れだけど、これから

　また一人ひとりの道のりが始まる。

　好きなルートで好きな景色を見ながら帰ろう！

　　　

　そう・・現地で集合し、現地で解散することは

　決して冷たいことじゃない。　お互いのほど良い

　距離感が、より高い連帯感を生み出すこともある。

　そして何より自由なのだから・・。
      

　走り出して、しばらくしてからふと思った。

　きっと今ごろみんなの目前には、私と同様に

　東北の素晴らしい風景が広がっているのだろうと。

　そしてそれが確信に変わるまでに、それほど多く

　の時間は必要としないだろう。　

　なぜならみんな、自分の感動をメールに乗せて

　届けてくれるのだから・・。
      

　それにしても本当に楽しかった。　　　　

　遠いみちのくの大地でよくみんな会えた。

　感動もんです。