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 旧中山道を走って、長野県でも岐阜よりに位置する

 南木曽の妻籠宿(つまごじゅく)へやって来ました。

 妻籠宿は江戸時代に交通の要所として栄えた古い

 宿場町で、当時の風情が今なお残っています。
      



      
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 まるでタイムスリップしてしまったみたい。

 古い造りの宿が道を挟んで立ち並ぶ。

 ほとんどの軒下には燈篭が掛けられていて、

 昔の宿場町の雰囲気が伝わってくる。
   
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 宿の他にもこういった民芸品を扱う

 お店がたくさん点在する。

 そういった建物でさえ、外観は昔の

 形状のまま保たれている。

 
      

 町はずれにある水車。 白い壁の蔵。

 その一つひとつに現代の感覚さえ奪われていく。
      
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 どう表現すればわかってもらえるかな?

 ・・そう。

 夜にもなればこの道を、遠くの闇から "御用" 

 と書かれた沢山のちょうちんが、今にもこちら

 に向かって来そうな感じ。
      
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 なんか喉が渇いたな。

 一軒の甘味所に立ち寄り、カキ氷を食べた。

 古い造りの和室。引き戸の向こうには庭が見える。


 あ・・

 風鈴の音がして、風が部屋の中へと舞い込んできた。

 うっとおしかったセミの鳴声がなぜか心地よくなる。

 夏やすみ最後の時間はゆっくりと過ぎていきました。 
      



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