社先生の第1弾


テスト前の現実逃避。処女作。(まじ)
安藤怪鳥……これ、購買の上書きにして下さい………あれとっとかれても………公表されてもちと……困るというよりはずい………(笑)
題して浅木さんに続けリミットレベル緩和薬クラエア編。



「やっぱ、ここ登らなきゃ駄目みたい」
危ないからやめろと言うのも聞かず独りでそこらを調べてきたエアリスは、けろりとした顔で絶望的なことを言う。不可能ではないだろうが……出来ることなら、避けたかった。
古代種の神殿。FFTを思い出すような(まだ買ってないけど……)段差の激しいダンジョン。はっきしいって、どこが通れてどこが通れないのかわからない。蔦のような植物は見た目より頑丈らしく、つかまって上り下りすることが出来るらしい。
が。
「……登るのか、これを………?」
ポリゴンちびキャラの約7倍近く高い所にある平地まで……
表情の起伏が乏しいため、クラウドはあまり嫌そうには見えない。こういうときはしっかりはっきり意志表示をしないと貧乏籤をひくが、この場合、どちらでも同じだろう。
すべての道はローマに通ず。道はそこしかないからだ。(わけわかめ)
「じゃ、ひとまず俺様が先に行ってみっからクラウド最後に登って来いや」
基本として、危ないのは一番前、後ろだから、まんなかに女の子を入れるもんである。女性には親切に。
何故かシドがしきって、とっとと先に登っていった。(なんとなく、ブーストジャンプで一気に飛んで行かせたい衝動に駆られる……)クラウドがエアリスを促す。が、エアリスはちょっと困ったような顔をして登ろうとしなかった。
「どうした?早く……」
「ごめん、クラウド、先行って」
手を合わせて、頼まれる。滅多に見れない物を見てしまったような気がしてクラウドは狼狽えた。
エアリスはあまり人に物を頼まない。大抵のことは彼女には出来たし、何か頼むときも、それとわからないようなさりげなさで言ってくる。有無を言わせず強引にやらせたり、質問形式で約束をする。きっと、クラウドが思っているより遥かに大人で、賢いのだと思う。
「けど………」
「早く行かなきゃ、シド、怒るよ?」
「だから………」
「いってらっしゃい」
結局こうなる。まあ、実力からいって、エアリスの方がクラウドより強かったりするから妥当かもしれない。情けないが、そこはそれ。社、クラウドにドリイ夢抱いてないし……(ひでえ)。
蔦のような植物(蔦であるとは限らないし……)につかまって、金網を登る要領で黙々と上に進んでいく。暑くも寒くもない羨ましい気候の神殿内でも、さすがに汗をかいてくる。植物の青臭い匂いがする。
(なんでそこまで最後にこだわるんだか……)
蔦(の、よーなもの)を掴むつもりが、間違えて壁を引っ掻いてしまい、嫌な感触がした。クラウドは顔をしかめる。(感情の起伏が乏しいって書いた筈なんだが……)
(そういえば)
神羅ビルでのことを思い出す。裏からこっそり行こうと死ぬほど階段を上ったとき。
(ティファも最後についてきてたな……)
漸くわかった。スカートだ。
なるほど、と思うと同時に、なんとなくおかしくなる。
(……可愛いというか、なんというか……)
右手が地面と平行になった面に辿り着いた。考え事をしているうちに登り切ったらしい。左手も頂上にのせて、力を入れて躰を引き上げた。
服についた埃をはたき落とす。
下を見ると、エアリスがあと少しで届くところだった。
「ほら」
右手を伸ばす。
「ありがと」
報酬はキス一回でいい?などと冗談めかして聞いてくる。
「せっ……と」
軽い掛け声とともにクラウドはエアリスを引き上げた。反動でクラウドは尻餅をつき、エアリスはつられて抱きつくような格好でクラウドの上に倒れる。
「ごめん、重かった?」
クラウドの上から起きあがって、エアリスが聞いてくる。
「まあ………」
そんなには、と言おうとしたその瞬間、アンブレラが空を切る。
「こういうときはね!お世辞でも否定してあげるの!」
「世辞だってわかってても嬉しいのか?」
「女の子ってそんなもんなの」
存在を忘れかけてたシドが乱入して、エアリスがそれに答えた。
その間にクラウドはアンブレラで殴られた頭をさすりながら体勢を立て直した。HPはそんなに減ってない。手加減してくれたらしい。(しなかったら下手するとクリティカルヒットでお陀仏……)
「んじゃ、行くか」
またしてもシドが仕切る。もともとリーダー気質なだけあって慣れている。
エアリスが軽やかに体を半回転させる。長い髪が弧を描く。
(……………)
倒れてきた時にも気付いた。
微かに花の香りがする。



クラティファの方がひいきなんだけどね。エアリス命だけど。エアリスはザックスの方がいいな………(同士求む)
これがあまり悪評買わなかったらヴィンユフィやりたいもんだが………字で書く方がまんが描くより遥かに早いと気付いたんでネタ忘れないうちに入れといて誰もが忘れた頃にまんがにして本にしようかと………(をい)けど悪評以前にだれも相手にしてくんないような(涙)


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