とり頭先生の第3弾


うう…安藤怪鳥…生徒会名簿の得意技の処”反省文”にしといて下さい(泣)
ナイツ管理者しのぶさんの命によりナイツ×クラウドネタです(号泣)



究極のマテリア・ナイツオブラウンド…異界から召喚する騎士団の力はすさまじいの一言であり、それを手にした者は世界の覇権を約束されたも同然であるという。
ただ、それだけに生半可な人間に使いこなせるシロモノではなく、プライドの高い13人の召喚騎士が主と認めた者でなければ、アビリティを発動させる事が出来ないのであった。
クラウド達は、セフィロスを倒すという目的から大きく横道に外れて海チョコボを作成していたのだが、チョコボ初乗りの途中で見つけた最果ての島でもって、偶然にもこのマテリアを発見した。
はっきり言って、これさえあればセフィロスなど恐るるに足らず…一行が色めきたったのも無理はない。

「チョット!戦いがおわったら、このマテリアあたしンだからね!」
「…(何かオイラ、セフィロスよりユフィの方が怖いよ)…」
「噂には聞いとりましたが、実物は初めて見ましたわ〜」
「どーゆー効果があるんでぇ?」
「うーん…ねえ、クラウド。とりあえず使ってみない?」
「…えっとMPはどれくらい必要なのかな…」
「アタシ!アタシにやらせて!」

にぎやかにマテリアを囲む一行のテンションについていけず、ヴィンセントは少し離れた処でその様子を眺めていたが、ふと頭をよぎった疑問を口に出してみた。

「…だが、どうやって円卓の騎士に我々を主と認めさせるんだ…?」

しーーーーーーーーん。

ヴィンセントの一人言は、皆を現実に引き戻してしまったらしい。ゴールドソーサーやコスタ・デル・ソルで遊びまわり、すっかり根性の緩んだ彼らを、騎士団の面々が簡単に認めてくれるとは思いにくかった(自業自得ではある)

「…でも、説得するしかないでしょうしねえ…」
思案顔でティファが呟いたのが、結局この場全員の意見でもあった
「じゃ、説得は”リーダー”のお前に任せるぜ、”リーダー”に。」
「バレット、何か俺に言いたげだな。」
「まあまあ♪クラウドって化け物に好かれ易いじゃん?適役だヨ」
「…確かに…チョコボとかセフィロスとか…人外のモノに好かれているな…そういう体質なのか?」
ユフィに続いてヴィンセントがさりげなく失礼な事を言っている。しかしそういう本人だって、クラウドLOVEの人外生物だ。
「大丈夫、クラウド。あなたの魅力ならナイツなんて一発で落ちるわ!お願いよ!」
ティファも悪気なくヤな事を言い始めた。
…そう、根性が緩んでいるので、彼らは限りなく他力本願なのだった。
「おいおい、13人相手に色仕掛けが効くのかよ?」
「オイラ13Pって見てみたいなー」
「…それは流石にクラウドの身体が持たないのでは…」
おまけに、話がどんどん本筋から外れている。所詮他人事なので男性陣も言いたい放題だ。
「みんな…?”説得”の話じゃなかったのか…?(怒)」
クラウドが怒っても誰も聞いちゃいねえ。彼らはさらにエスカレートした。

「えっと、1人5分としてぇ、13人×5分だから65分?体力的には余裕じゃん?」
「ユフィ、5分は早すぎだぜ。せめて10分にしろや」
「…シド案だと130分か…それでもクラウドなら余裕か…」
「リジェネかけとけば問題ないんじゃないかしら。」
「ならW召喚で、さらに×2ってのはどうだ」
「珍しく冴えてるじゃん、バレット!」
「魔法みだれうちなら、さらに長引くんちゃいますか?」
「…ダメージ9999×13人×2×4…(ヴィンセント、攻撃力を計算してどうする。)」
「8回連続って、オイラ思うんだけど、ナイツの方がもたないよ。」
「連続って言っても、12人待ちの8回だしサ」
「いっそのことエリクサーの尽きるまで”物真似”で召喚して、エンドレスに輪●というのは。」

まさに、昼間のチャット状態。この際クラウドの意志は関係なかった。
多数決が決めた事に従うのが民主主義の大原則なのだ。

「…ねえ…もしかしてみんな、俺が黒マテリアを渡しちゃった事、まだ怒ってる…?(泣)」
「何を言ってるの、クラウド!私たちはセフィロスを倒し、この星を救うという使命の為に、このマテリアを使えるようにならなくちゃイケナイのよ!」
「そうだぜ、こいつは別に趣味で言ってるんじゃねえ。人類の未来の為なんだぜ」
「…一刻も早く、セフィロスを倒さねばならないだろう?」
「クラウドはん、ボクはあんさんを信じてます〜」
「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ!(意味不明)」
「嘘だ〜!皆のその目が嘘だと言っている〜!オレは騙されないぞ!!!」

すでに目的と手段が大きく入れ違ってしまっていたが、それを訂正する者はこの場にいないのであった。



すみません、清純派なのでやおいから逃げてしまいました(謝)


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