貴子先生の第1弾

仕事でちょっとキレたので、思わず現実逃避してしまいました。まだ終わってないけど、いいのもう・・・
北の大空洞へ向かう決戦前夜はティファとだけど、あれってパートナー選べれば良いのに。いや、ティファが嫌いな訳じゃないんだけど、ゴールドソーサーでのデートイベントの逆バーションでクラウドが相手を誘いに(?)行けたらきっと、たぶん、うちのクラウドはヴィンセントのとこ押し掛けるでしょう(プレイヤーの願望、そのままじゃん)^^;



<という訳で ヴィンセント編>
ハイウインドの中。クラウドはヴィンセントの部屋の前で溜息をついた。
明日はとうとうセフィロスがいる北の大空洞へ向かう日だ。
これから先はどんな危険が待ち受けているか分からない。ゆっくり話ができるのは今夜しかなかった。
「ヴィンセント、入ってもいい?」
トントンとドアをノックして、クラウドはドア越しにそう尋ねる。中からの返事はなく、暫くしてドアが開いた。
「・・・ああ」
ヴィンセントは短くそう返事をすると、クラウドを部屋の中へ促した。

「どうした? 何か用があるから尋ねてきたのだろう?」
部屋に入った途端黙り込んでしまったクラウドに、ヴィンセントは尋ねる。
暫くして、クラウドは躊躇いながら口を開いた。
「俺・・・ 怖いんだ」
「怖い?」
「セフィロスを目の前にして、また自分を見失うかもしれない。そうしたらエアリスの時みたいに・・・」
不安そうにクラウドはそう言うと、じっとヴィンセントを見上げる。
「・・・大丈夫だ、クラウド」
優しい声と共にそっと抱き寄せられ、クラウドは思わずびっくりする。
「え?」
「私が・・・ 何があっても私がお前の側にいる。だから何も心配するな」
「・・・うん」
決戦の前の不安な気持ちが、みるみるうちに消えていく。
「おい、クラウド?」
クラウドは安心したのか、そのままヴィンセントにもたれ掛かり眠ってしまったようだ。
「ったく、何しに来たんだか」
ヴィンセントはそう呟くと、それでも嬉しそうにクラウドを抱き上げるとそっとベッドに運んだ。
「何があっても私がお前を守るから・・・」
そっとクラウドの額にキスをし、ヴィンセントは優しく微笑んだ。
そして、明日はいよいよ、決戦の日。

ゲロ甘です。自分でも書いてて嫌になりました。夜中に書いて昼見るともっとだな。やぱりこーゆーのは無理があるようなので、以下、ギャグで逃げます。


<おまけ ケット・シー編>
「しかし、用って何ですか? クラウドさん。こんな夜更けに」
夜中に突然押し掛けてきたクラウドに、ケット・シーは困ったように言う。もうそろそろ電源を落として(ここら辺、設定分からん)寝ようと思っていたところなのだ。
「実は、前から気になっていたんだけど」
「何がです?」
「その・・・ さあ・・・」
何故か照れたように顔を赤らめて言うクラウド。
「???」
「その背中のチャックの中身を見せてくれっ!」
クラウドはそう言うやいなや、ケット・シーに襲いかかった。
「うわあああ・・・・ あきまへん、クラウドさんっ!」
「いいじゃん、減るもんじゃないし」
「そ、そういう問題やあらへん」
「・・・ケチ」
そんなこんなで決戦前夜は更けていくのであった。

<例外 セフィロス編>
トントンとドアがノックされて、クラウドはベッドから起きあがった。
明日は北の大空洞へ突入するため、今夜はみんな早々に休んでいる筈だった。
(今頃誰だろう?)
眠い目を擦りながらクラウドがドアを開けると・・・・
「やあ、クラウド」 ←何か、爽やか。イメージ違うよな。
何とそこにはセフィロスが立っていたのだった。
「セ、セフィロス!?」
びっくりしているクラウドをよそに、セフィロスはズカズカと部屋に入り込んできた。
「な、な、な、何でここにっ!」
「いや、実は、お前が私に逢いに来ているという情報を仕入れたので、逢いに来る手間を省いてやろうと思ってな」
「俺は逢いに行く訳じゃなくってっ!」
「まあ、そう照れずとも」
セフィロスはそう言うと、ムキになってそう言ったクラウドの腕を掴んでそのままベッドの上に押し倒した。
「ち、ちょっと、セフィロス。何すんだよっ」
「何って決まってるじゃないか」
大胆不敵に笑ってそう言ったセフィロスに、クラウドは声にならない悲鳴を上げた。
(ぎゃ〜っ!)
「フフフ・・・ 可愛いよ、クラウド」
・・・こうしてやっぱり、決戦前夜は更けていく。


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