瀬尾先生の第64弾

投稿者 せのおさん 日時 1997 年 8 月 14 日 00:37:45:

「今日もゆけゆけミッドガルレンジャー。星の未来は明るい・・かもしれない・・」

「・・・どういうことなのだ・・これは・・」
「僕が知るわけないだろう・・」
某所某室某時間。そこにはセフィロスとルーファウスが憮然とした面持ちでにらみ合っていた。
傍らについている護衛のツォン(←ついてきてしまったらしい。)は呆然としている。果たして彼ら二人に何が起こっているのだろう・・・(笑)

その沈黙を破るようにドアが大きな音を立てて開き、また一人の闖入者が現れた。
「よぉお二人さん、どーしちまったい?んーな苦虫かみつぶしたよーな顔してさ。あ、セフィロスのは地だったっけ(笑)」
「・・黙れ。お前はこの事体について何も思わんのか・・」
「って、これのことか?」
ザックスはポケットからぴらりと一枚の紙切れを出した。そこには・・

「君を今日からミッドガルレンジャーに任命する。
 任務は適当に子供たち(ついでに女性)に夢を与えることである。
 色はみんなで集まって勝手に決めたまえ。
 メンバーはあいうえお順にヴィンセント・クラウド・ザックス・セフィロス・ルーファウス
 それではせいぜい仲良くやってくれ。」

「これは一体どういうことなのだ?」
「俺、こーいうのけっこーあこがれてたんだけどー♪」
「・・お気楽な奴だな・・」
「君はこの辺の事情に良く通じているようだが・・これはどういうものなのだ?」
「えーと・・見たことないのか?(二人、力一杯肯く)・・ないんかい・・(汗)まぁ簡単に言うと、三人か五人の色違いのレンジャーってのがいて、それが敵の悪の組織と戦って、怪獣が巨大化してピンチになるとロボット出てきてやっつける・・ってとこかな・・俺としちゃ、スーパーサ○ヤ人のほうが好きなんだけどー(をい。)」
「要するに勧善懲悪お子様向けドラマ・・というわけなんだね?」
「ま、そんなとこ。」
「(ぽつり)このメンバーだと完全凶悪・・でしょう・・」
「ツォン、何か言ったかい?」
「いいえ。」
「事情は良く分からんが、とりあえずとんでもなくふざけたお遊びだということは解った。私は降りる。」
「えー、セフィロスさんたら冷たい♪」
「やめんか気色悪い・・」
「・・そうもいかないようだよ・・」
「何っ?」
「このペーパー、「作者の思い付き印」だ・・(汗)」
セフィロスぷっちん。
「おのれせ○おるるーっ!どこにいるーーーーっ!?地の果てまでも追いかけて息の根を止めてやるっ!!」
「・・なぁセフィロス、それはやめといたほうが良いと思う・・俺・・(汗)」
「どうしてだ。たかが根性悪いデブモーグリの一匹や二匹この正宗でぐさっと・・・・」
「それは俺も考えたんだがなー、あいつのことだからどんな仕返しされっかわかったもんじゃねーぞー。俺はそれでクラウドを宝条に取られたしー。」
「・・僕はそれで女装させられた。」
「・・私はむっつりすけべーだと書かれた覚えが・・。」
「・・・・・」
「な?下手に逆らうと今度はセフィロスウエディングドレス物語とかかかれるぞ。」
「・・・・・・・・・・・・(神は沈黙しているby遠藤周作)」
「ペンは剣よりも強し、っていうしねー。」
「人事みたいに言いますね、ルーファウス様。」
「だって、人事だろ?むっつりすけべは困るけど(笑)」
「私は決してそのよーなことは・・なんですか、ルーファウス様まで・・(汗汗汗)」
「ふーーーーーん(にやり)」
「なぁなぁ、んなことよか色決めよ決めよ♪まだ二人来てないけど、早いモン勝ちね。俺、黒♪黒がいいの♪かっこいーじゃん。」
「色なら何でも良いのか?・・なら僕は白。」
「私は・・そうだな、銀。」
「・・黒白銀?・・ミッドガル戦隊じゃなくてモノクロ戦隊だな・・(汗)そのー、もすこし色のあるほうが・・」
「普通はどんな色なわけ?」
「赤、青、黄が基本で・・後は白黒緑ピンクってのがふつー、かな?」
「あまり良い趣味ではないな・・それならばいっそ、モノクロでブラック・ダークグレー・ライトグレー・シルバー・ホワイトとすればよいではないか。」
「それじゃ駄目なのっ!!誰が「ミッドガルライトグレーが危ない!」とか叫ぶわけ?」
「・・こだわりだねぇ・・・」
「大体、敵はなんなのだ。ここには「夢を与える」としか書いてないが・・」
「・・コンセプトは協力、なのだろうけど、そんな器用な真似のできるようなメンバーではないしねぇ。(←協力しない奴筆頭)」
「う(汗)・・よ、よーするに、みんなの共通点を探せばいいんじゃないかな・・?」
「共通点・・?そんなものあるわけが・・」

「こんにちはー♪お土産のたい焼買いに行ったら遅くなっちゃったー。」
台詞ばかりで読者の方々いい加減飽きてきたところへ、やっとクラウドとヴィンセントがやってきた。
「クラウド今日も可愛いな♪(はぁと)」
すかさずクラウドを抱きしめようとしたザックスにセフィロス以下のきっつい視線がざくざくっと集中する。
「ざ・・ざっくす・・タイヤキ、食べる?(汗)」
冷や汗混じりに紙袋を差し出すクラウド。その様子を見ていたルーファウスがぽんと手を打った。
「そうか、ここにいるメンバーの共通点がわかった。程度の差こそあれ、クラウドが好き、ということなんだ。」
「・・なるほど・・ということは、敵はクラウドなのだな?共通の目的もできたことだし・・(嬉しそう)くっくっくっ・・クラウド、覚悟しろ・・」
「え?(冷や汗)」
じりじりじりと詰め寄る四人(ツォン含む)。タイヤキの袋を抱きしめて後じさろうとしたところをヴィンセントが食い止める。
「ヴ、ヴィンセント、冗談はやめてよぉぉぉっ?!」
「冗談ではないぞ♪」
「ちょっとまってよみんなーーーっ(汗)これ、お子様向けだろうっ?!弱いものいぢめは駄目なんだぞーっ(必死)」
「・・なーみんな、ターゲットには確か「女性」も含まれていたよなぁ?邪な、とは書いてなかったけどさ(笑)」
「子供の心をつかむのもいいけど、大人のほうが購買力があるからビジネスとしては適当だし♪(にっこり)」
「何よりも裏ページの皆様にはこのほうが・・(死)」
「この場合、6pになるのだろうか・・」
「さぁ何はともあれ総受けクラウド覚悟しろ♪」

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!何もかもみんな、きらいだぁぁぁぁぁぁぁぁー!!!」

クラウド君のささやかな抵抗空しく彼のATフィールド(別名心の壁)はいともたやすく打ち砕かれ、それからどうなったかは神様でもしりませんでしたとさ♪
              (半ばやけくそに、完)


結局使えなかった配役・
  ミッドガルレッド・ヴィンセント
  ミッドガルブルー・ザックス
  ミッドガルシルバー・セフィロス
  ミッドガルホワイト・ルーファウス
  ミッドガルブラック・ツォン 

いや・・以前からルーファウスとタークスの並び方ってなんだか戦隊物っぽいから一度書きたかったのですが・・あれだと話進まなさそうなんで・・(苦笑)
ちなみに並びから推測するに・・
  レッド・ルーファウス
  ブルー・ツォン
  グリーン・ルード
  イエロー・レノ
  ピンク・イリーナ     っぽいですよね・・なんとなく・・(戯れ言)


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