瀬尾先生の第55弾

「・・ほれ・・力ぬいて、と・・」
「ん・・」
某所某室某時刻・・今まさに事に及ぼうしているルーファウスとレノの姿があった。

がー・・(笑)色々なことでストレス溜まってる瀬尾がそのまんま素直に筆を運んであげるわけがない。くっくっくっ・・モルモットだ、君たちは(笑)

「じゃ、いただきまーす、っと・・」
レノの手がルーファウスのスーツにかかった。肩から滑り落とすようにして、まず一枚。次に二枚目のシングルのスーツ(ですよね?あれ・・)のボタンを一つ一つ外していく。
(・・う・・面倒だな・・と・・(汗)でも我慢我慢、っと・・)
目の前に横たわるおいしいご馳走のことを考えてようやく二枚目のスーツを脱がそうとしたレノ。しかしその下に防弾チョッキを見つけて愕然とする。
(ま・・まだあるのか・な・・?)
いい加減にしろといいたいのを押え、むやみやたらと丈夫な防弾チョッキのベルト部分を外す。やっと目指す獲物の全貌が見えてきた。
(しかし・・今度は被り物か・・これって脱がせにくいんだな、と・・(汗))
それでもなんとか黒いニットを脱がせようとしたら・・ルーファウスはその下になんと同色のシルクのシャツを着ていた。

「しゃちょー!!あんたなーーーーーーーーっ!!!」
レノは遂に切れた(そりゃそうだ)。
「人が折角コトに及ぼうとしてるのに、その厚着はなんなんだーっ、玉ねぎじゃないんだぞーっ、と?!」
きょとんとするルーファウス。自分の服の裾をまくりあげてしげしげと見る。
「玉ねぎ?」
「ってー・・(怒)あんた、一体何枚着てるつもりなんだな、と?」
「え、えーと・・?」
「おまけにやっとたどり着いたと思ったら・・そんなシャツなんか着てるんだぞ、と・・(涙)」
「・・ニットを素肌に着ると皮膚が荒れるんだ。」
「そーいう問題じゃないんだなーっ、とっ(怒)」
「・・じゃあどういう問題なんだ?何か不都合でもあるのか?」
「不都合も不都合、大有りなんだぞ、と・・」
「・・なぜだ?」
「なんでって・・(涙)」
(ったく・・全部はがしてるうちにこっちのやる気が失せるんだぞ、と・・(涙)

ルーファウスの厚着は人一倍自分の容姿に無頓着な彼に余計な虫を付けない為の、ツォンの策略ではないかと思ってしまうレノであった。



すみません。夕食準備の玉ねぎ剥きながらふと・・(笑)だってー・・あれってクラウドの髪とセフィの触角(失礼)とヴィンのマントの中に続くFFの謎だと思うんですー(笑)


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