瀬尾先生の第47弾

とあるホテルの一室。ルーファウスとクラウドがモニターを見ている。
「ねぇねぇルーファウス何してんの?」
「まぁいいから見てろよ。あ、僕の分もケーキ残しといて。」
「うん…あ、ツォンさんとセフィロスが映ってる…」
「やっと来たか…(にんまり)」

その隣の部屋
「…何だおまえは…」
「それはこちらのセリフだ。私はクラウドに呼ばれてきたのだが…」
「…?私はルーファウス様に…妙だな…」
「……???」
そのままじーっと睨み合いを続ける二人。モニターで見ているルーファウスの方が最初に根負け(というか、彼の辞書に我慢という言葉はない。)した。

「うーん・・何時まで経っても何にもおこらないなー…企画書でもまいてみるか…」

「企画書」
攻×攻のカップリングはどうなるのか。ぜひとも見てみたい。
今回のモルモット・・鬼の総攻セフィロス。常識派攻の要ツォン。

ファックスから出てきた紙を見て絶句する二人。
「…なんだこれは…」
「要するに…私とお前でセックスしろと…私は別に構わんが…」
「何故だ。まさか私が受けだというのではないだろうな…」
「当たり前だ。」
「馬鹿を言うな。私のほうが年は上だ。二十八の若造のくせに。」←注、せのおの設定ではツォンはルーファウス二十四+十=三十四。
「それはライフストリームに落ちた頃の設定だ。外見は変わっていないが年は取っているっ。大体、身長と体格なら私のほうが上だ。」
「ふっ・・やるな…」
「お互いにな…・←何牽制してる…汗」
「ではそれで五分五分として…」
「いや、やはりお前のほうが受けだ。」
「どういうことだ。理由をつけてみろ。」
「くくく…メンタル値の低いほうが受けだという鉄則を知らんのか。」
「メンタル値だったら私のほうが高い。ふん、このマザコン唯我独尊男が。」
「うっ…痛いところを…しかし私は攻だっ!受けはお前だっ!」
「なんで私が受なんだっ。私が受なんて聞いたことがないぞっ。(汗)」←嘘です。実はプレツォンとか考えてたことあります。ははは。
「私は総攻だ。(きっぱり)」←嘘。宝条のことは忘れているらしい。ついでにせのお、今ザックス攻で書いてんだよ。
「どーいう神経構造をしているんだっ!」
「ふん。お前こそあの底無し我が侭ルーファウスと付き合ってて平気でいられるのだからさぞや図太い神経をしているのだろう。」

ルーファウス、かちんとくる。
「誰が我が侭なんだよ。」

「ルーファウス様のことを悪く言うなっ!お前こそあの年中オッケークラウドと付き合ってる種馬絶倫男のくせに。」

クラウド赤面。
「年中…おっけー…?」

そこでふと気づく攻二人。ということはー・・もしやこいつは自分の相手とも出来ているのか・・?
・・はい、大当たり。ぴんぽーん。

「ルーファウス様にまで手を出していたのか、この種馬がーっ(怒)」
「お前こそルーファウス命とかいってたくせに私のクラウドにまで…殺す…」
お互い様なんだけどね。正直。そこで熱くなった脳裏に、ふとよこしまな妄想が…
「ちょっとまて…ということは…まさか・・ルーファウス様とクラウドも…」
いやな予感が二人の脳裏を過ぎる。彼らにとってそれは禁断の花園、薔薇咲き乱れる百合の世界(笑)

「ところで…なんだ、これは。」
落ち込んで冷静になったついでにテーブルの下から超小型マイクロホンを摘み上げるセフィロス。ツォン続いて壁際に隠しカメラ見つける。
「って、はっ、もしやルーファウス様……」

「あらー…もう気づいたか…逃げるぞ。」
「え?」
そそくさと帰り支度をするルーファウス。クラウド状況が良く分かっていない。

「ルーファウスさまー…・」
「クーラーウードー…・」

ゆらりとドアから現れる長髪二人…早すぎる。

「げ…なんでここだとわかる…・」
セフィ・ツォン二人同時に「分からないわけないだろうっ(怒」

「それまそうと…くーらーうーどー…(怒ってるけど嬉しそうかも)」
「あ・・あのね、これはルーファウスがー…(冷や汗)」
「ということは・・ルーファウスと浮気をしていたということになるな…くっくっくっ・・悪い子だ…・」
「あぁあー…なんでそーなるのー?!」

軽々と引きずられてくクラウド。直に隣の部屋からあられもない悲鳴(?)があがり始める。

「…お盛んだねぇ…」
人事のように呟くルーファウス。元凶が誰かということはぜんっぜん気になんかしちゃいない。
「ルーファウス様…・何か私に言わなければならないことがあるんじゃないですかっ(怒)」
「ん、何?」
「ん?じゃないでしょうっ!!あなたのしょーもない提案のせいで私は危うくカマ掘られそーになったんですよーっ?!」
「……見たかった気もするんだけど…なんとなく…(ぽつり)」
「ルーファウス様―?!」
「…ごめんごめん。退屈だったもんだから…」
「退屈だったって…そ・・それだけで…・・(涙)」
「愛してるよ、ツォン♪」
「うぅ…報われないかも……・(涙)」


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