瀬尾先生の第42弾

パソコン買った記念(笑)お父さんお母さん透さんごめんなさい(笑)でも一番最初はちゃんとレポートかきました。嘘はついてないと思います(笑)
さて問題です。…これは誰でしょうね(笑)



路上に白い日差しが照り付ける。狂気染みているくらいの蝉の鳴き声が青い空に響き渡っていた。
鬱蒼と茂る木々のある家の前に一台の黒い車が止まった。運転手が恭しく開けた後部座席からは、一人の女が姿をあらわした。

盛夏だというのに、女は青い地に大輪の白い乱れ菊の派手な着物をきっちりと着ていた。適度に貫いた襟からは後れ毛もなくぴたりと整えられた首筋が続いている。その様子はいずこかの成り金社長の暇を持て余す若妻か、それとも或いは金のある男に囲われているのかといった風情を窺い知ることができた。
「…暑いわね…まったく……」
一人呟くように言った女の上に、紺と白の日傘がそっと差しかけられる。女は上を向き、運転手の陰になった顔に艶やかに笑いかけた。
「ありがとう……」
「いいえ・…それよりも…」
「ふふ・・心配なのかしら…・」
運転手の手に柔らかな手を触れ、立ち上がる。すらりとした姿態が夏の日に輝いた。そのまま傍らに立つ運転手の肩に腕を回し、白日に反射する整った爪が、黒く長い髪を透く。
「大丈夫よ、あんな奇麗な話を書くものすごい変人ってのに興味があるだけ…どうせ心の中では何考えてんだかわかりゃしないわ…」
喉の奥で面白そうに笑う。少し憮然とした面持ちの運転手の頬に紅を塗った唇でが軽く触れた。艶やかな笑みに、残忍さが浮かぶ。
「あなたのことが・・心配です…」
運転手が呟いた。彼は運転手という名を借りてはいるが、実のところは社長に雇われた護衛兼、女に余所で男を作らせない為のお目付け役だった。もっとも後者についての効果はあまり見受けられなかったが。
「お願いですから…あまり私に心配をさせないでください…」
「…ん・…」
生返事を返し、女は体を離した。運転手の手から日傘を取り、高い塀の途切れるほうへ向かって歩き出す。蝉時雨がその後ろ姿を陽炎の中に溶かし込んでいった。



答え、奥様=ルーファウス(笑)運転手=ツォン(爆笑)
自分の息子愛人にしてどーするよ、社長さん(ってそれを書く自分何者・・笑)


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