瀬尾先生の第28弾

セフィ・ルーの接点は・・というお話(笑)



「あーあ、何か物音がすると思ったら・・・」
ルーファウスが駆け付けると社長室は血の海だった。プレジデントの死体の側に、誰かが立っている。
「・・お前も私の邪魔をするのか・・・」
背の高い人間がこちらを向いた。氷のような眼がルーファウスを睨む。が、ルーファウスはそれとプレジデントを見比べ、嬉しそうに笑った。
「邪魔なんてしないさ。それよりも、よくやってくれたね。感謝している。」
「・・お前は誰だ。」
「ルーファウス。そいつの息子、兼、手下で愛人。便利な道具。いつか殺してやろうと思っていたから好都合だった。ところで、あなたは、誰。」
「・・世紀末的な奴だな・・私は・・セフィロス・・・」
「ああ、あの極秘ファイルのソルジャー。」
「知っているのか?」
「まぁね。世紀末的って・・君も似たようなもんだろ。」
「・・・・・」
「ところで、世紀末ついでになんだけど・・・」
二人の視線が意味ありげに絡む。セフィロスは頷いた。
「・・悪くはないな・・・」
「そ。じゃ、早速だけど、隣に仮眠室がある。」
「そうか・・」
ルーファウスの背にセフィロスの腕が回った。
「ところで、お前、歳は?」
「二十四。(すいません、瀬尾の設定はそうなんです。)」
「欲を言えば、もう少し若いほうが好みなのだが・・・」
「贅沢を言わない。僕だって君のようなタイプは・・まぁ、いいか。」
論点がずれかけている。
「それより、ヤるの、ヤらないの。」
「・・断わる理由はない・・」
「・・だろうね。」
二人はドアの向こうに消えていった・・・


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