里中亮先生の第5弾

投稿者 里中亮 日時 1997 年 8 月 20 日 10:29:03:

以前ここに入れたツォンルーのつもり小説の続きです。
今回はセフィ×クラです。エロばりばりです。18禁かもしれません。
セフィロス視点で書きました。
やばかったら即消してください!怪鳥!



「ここはどこだ?」
周りを見回すと、直ぐにここがどこかのビルの中であるということがわかった。
何か生臭い匂いがする。この匂いはどこから来ているのか。
ふと、自分の手の中に生暖かい感触が芽生えた。頭をゆっくりと下へ向け、ゆるやかな動作で手を覗き込んだ。
真っ赤な薔薇だ・・・・・・と思ったのは自分の掌だった。
「・・・・・血?」
しばらくその赤い薔薇を見つめていた。やがて緩やかに記憶が蘇ってきた。
「私の名はセフィロス。そうだ、神羅社長をこの手で・・・・・」
そのとき背後でバタンとドアの開く音がした。男が二人部屋から出てきた。
一人は黒い長髪のスーツを着た男。もう一人の若い金色の髪の男を抱えるようにして出てきた。
二人は私の目の前をゆっくりと通り過ぎていった。血だらけの私を無視するようにして。
いや、金色の髪の男の方は私には気づく様子もなかった。黒い髪の男は一瞬私の方へ睨むような視線を向けたが、今は他にやることがあるといった表情でそのまま視線を逸らして歩いていった。
「・・・・・馬鹿野郎!誰かどうにか・・・・」
二人が出てきた部屋から別の男の叫び声が聞こえてきた。
ドアの側まで歩いて行き、そのまま無心でドアノブを回していた。カチャリという音がしてドアが開いた。部屋の中にはベッドの上に男が一人いた。その男は私を見るなりこう言った。
「・・・セフィロス!」
この男は私を知っている。では私はこの男を知っているのか?
しばらく思考を巡らせながらドアのところで立っていた。
金髪、青い目、どうやらソルジャーらしい。やはりこの男には見覚えが有る。
確認するためにベッドへ近づくとその男が叫んだ。
「・・・来るな!それ以上近寄るな!」
男の様子がおかしいことに気がついた。声は出せるようだか体が動かせないようだ。
おまけにこの男は何も着ていない。腰のあたりに薄い上掛けがかけてあるだけだった。
そうか、さっきの二人になにかされていたんだな。
「お前は私を知っているのか?」
「・・・・んだと!知っているかだと!?ふざけるな!」
魔晄を浴びたソルジャーの明かしてある瞳には怒りが灯っていた。
「セフィロス、お前が俺の故郷のニブルヘイムを滅ぼしたんだ。忘れたとは言わせない!・・・ちくしょう、今この体が動けば、お前をぶった切ってやるのに!」
ああ、そうか、この男はあの時の・・・。
「お前はあの時の神羅兵の少年か。名前は・・・そうだクラウドとか言ったな。そうかソルジャーになったのか。不適合だとかでなれなかったと言っていたが無事にクリアできたみたいだな。」
そこまで言うとその青年・・・クラウドの表情が変わった。
「不適合?何のことを言ってるんだ、セフィロス。俺はあのときもソルジャーとしてあんたに同行していたはずだ。確かに付き添いの神羅兵が二人いたが、俺は神羅兵ではなかった。」
「・・・そうかそれは悪かった。私の記憶違いかもしれない。」
いや、記憶違いではない。クラウドはあのときはソルジャーではなかった。ソルジャーとして同行していたのは黒髪の別の男だった。断じてここにいるクラウドではなかった。
そうだ、私が間違えるはずがない。なぜならあのとき同行していた神羅兵の金色の髪の男とあのニブルヘイムの宿で・・・。
「お前からだが動かないのか。・・・そうかあの二人に何か飲まされたかしているんだな。」
あれから5年も経っているのか。あのときはまだ幼くてまだ少年のようだったが、今目の前にいるクラウドは青年へ成長し、さらに美しさが増している。
そっと頬へ手を伸ばしてみる。クラウドは無言のまま私を凝視し、唇を固く結んでいる。
「・・・クラウド・・・」
そっと彼の名を呼んでみる。手を頬から首へ、そして胸へと滑り下ろしていく。
「・・・んなっ・・・なにすん・・・だ!」
男らしく成長した胸に薄いピンク色の蕾が二つ、まだ誰にもふれられたことがないであろうその突起を軽くつまんでみる。
「・・・ふ・・・あぁ・・・ん・・・」
一瞬ぴくんと体が動き、艶っぽい声がその唇から漏れる。
何か薬を投入されたらしき体では抵抗のしようがないようで、その青い大きな瞳で私を 睨み付けてくる。
「感じるということは神経そのものが麻痺しているということではないようだな。体の自由だけ奪い、感じる神経だけを残しておくとは、神羅もかなり科学力がついたらしいな。」
「・・・いや・・・だ・・・やめろ・・・ふ・・・んん・・・」
クラウドの唇はやわらかかった。舌で唇をなぞるようにたどり、そしてその唇を割って中へと進入させた。むさぼるように吸いねぶりながら、クラウドの舌をからめとった。
蕾を愛撫していた手を下へゆっくりと下ろしていくと、クラウドの熱いものに触れた。
そこは既に固く起立していた。
唇を離してクラウドの顔を覗き込んだ。うっすらと涙がにじんだ大きな瞳、頬はうっすらと桜色に染まり、半開きになった唇からは微かな吐息が漏れていた。
固くなったものを上下にゆっくりと扱くと、クラウドの唇からはさらに甘い声が漏れてきた。
「・・・やめ・・・て・・・い・・・やぁ・・・」
先端から出てきたものでくちゅくちゅという隠微な音がしている。
「ふぁ・・・も・・・出る・・・出ちゃう・・・よぉ・・・」
クラウドの耳に唇を寄せて囁いた。
「いいよ、出して。」
「あ・・・あああぁ・・・」
クラウドは私の手の中に精を放った。
「いい子だクラウド。かわいい私のクラウド。」
クラウドが放ったものをそのまま後ろの蕾へと運んだ。
「・・・や・・・何・・・・!?」
そのまま人差し指を進入させた。
「ん、やはりきついな・・・」
内壁にまんべんなく塗り付けるように指を回転させた。その動きに感じたのかクラウドが声を上げる。
「・・・指・・・抜いて・・・や・・・なんか・・・変になっちゃう・・・よぉ・・・」
薬が切れたのかいつのまにかクラウドの両手が私の首に絡み付いてきていた。
指を2本に増やし、ゆっくりと抜き差しするように動かしていった。
指を引き抜くとクラウドの蕾はまるで抜かれるのがいやだというようにひくひくと動いていた。
両足を抱え上げるようにして私は自分の張り詰めたものをクラウドの蕾に押し当てた。
「・・・そん・・・なの無理だよ・・・入んないよ・・・」
「・・・クラウド、力を抜くんだ。・・・覚えていないのか?5年前にもお前はこうして私に 抱かれたんだぞ。」
「え?5年前?・・・ニブルヘイム・・・で?」
その瞬間クラウドの硬直していた体が一瞬ゆるみ、その隙に私は体を押し進めていった。
「・・・あっ・・・い・・・痛い・・・」
「・・・クラウド・・・クラウド・・・お前の中は5年前と同じ・・・とても熱い・・・」
ゆっくりと奥まで進入させると、クラウドの頬へ一筋の涙が伝っていった。
「私のものがお前の中に入っている。わかるか?私を感じるか?クラウド・・・痛くないようにゆっくりと動くからな・・・」
そういってゆっくりと腰を引き、再びゆっくりと腰を戻すような動作を繰り返した。
私のものがクラウドを出入りするたびに、ぬちゅぬちゅと淫猥な音がする。
クラウドも感じ始めたのか、いつのまにか私とクラウドの体の間にある彼自身が固さを取り戻していた。私は右手でクラウドの怒張したものをつつみ、上下に扱くように動かした。
「・・・あ・・・あぁ・・・セフィ・・・セフィロス・・・」
クラウド、私は本当はお前を愛していたのかもしれない。ああ、愛しいクラウド。
お前と私は今一つになっている。この時が永遠に続けばいい・・・と。
出入りする動きがだんだん速くなってくる。絶頂のときが近いことを示している。
「・・・クラウド・・・クラウド・・・お前を・・・愛・・・・」
「あぁ・・・セフィ・・・セフィ・・・もう・・・イっちゃう・・・」
「・・・っ・・・ク・・・クラウド!」
「あ・・・あぁぁぁぁ・・・ん!!!」
お互いにきつく抱きしめ合いながら二人同時に達した。

達すると同時にクラウドは意識を失ってしまったようだ。
このままでいられたらどんなにいいか、しかし、それは許されないこと。
私も彼もそれぞれの目的に向かって進んでいるのだ。
「いつかまた会える日が来るだろう。しかしそのときは私とお前は…」
クラウドの体をきれいにしてやり、そっと口付けて部屋を後にした。

「ん…あ…あれ?」
気がつくと何時の間にか体の自由が戻っている。
「?…俺、何してたんだろう。」
懐かしい人、愛しい人に会ったような感覚が微かに残っている。
「誰かここにいたような…そういえばセフィロスが入ってきたと思ったんだけど…」
不思議ととても安らかな気持ちになっている。ベッドから起き上がろうとして腰の痛みに気がついた。
「う…痛て…なんだ?…セフィロスと戦ったのか?…いや、それならこんな程度で済んでいる訳がないか。変な薬打たれたからそのせいか……そういえば、いつの間に服を着たんだ?」
ベッドの脇にあった装備を整え、クラウドはみんなの待つところへと向かっていった。
「さあ、みんなが待ってるから早くいかなくちゃ。」

END


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