里中亮先生の第4弾

投稿者 里中亮@5号 日時 1997 年 8 月 11 日 11:01:46:

やっぱり文才がないことを思い知らされました。
本当に書きたかったことが全然描写できてない(落涙)
どうせエロ絵師には無理なことだったのよね・・・ふっ。
始めにあやまっておきます。ここに登場するティファはちょっと(だいぶ?)変です。5号が乗り移っています(笑)



「死んでる・・・神羅カンパニーのボスが死んだ!」
バレットが叫んだ。
「この刀は・・・セフィロスのものだ。この刀を使えるのはセフィロスしかいないはずだ。セフィロスは生きている!」
「誰がやったていいじゃないか!これで神羅も終わりだぜ!」
クラウドの言葉を遮るようにバレットが再び叫んだ。
激しい音がし、窓の外には神羅のヘリコプターが見えた。
ヘリコプターには神羅副社長ルーファウスが乗っていた。
クラウド達は外へ走り出た。

「そうか・・・やはりセフィロスは生きていたか。・・・ところでおまえ達は何だ?」
ルーファウスは顔にかかる前髪を左手で撫で付けながらクラウドに話し掛けた。
「俺は元ソルジャー・1STクラス、クラウド・ストライフだ!」
「私はルーファウス。たった今神羅社長となった。そうだ、社長就任の挨拶でも聞かせてやろうか?」
「ふん、演説好きなところはそっくりね!」
皮肉をたっぷりと込めてティファが叫んだ。
「ここは俺にまかせてエアリスを連れてみんなはビルから出てくれ!俺はこいつを倒してから行く!」

バレットはクラウドの言う通りみんなを連れてエレベータのところまできた。
「・・・私、クラウドを待つ!みんな先に行ってて!」
ティファが残った。
「ルーファウスとクラウド。ふふふ、何かありそうだわ。同人女の血が呼ぶのよ!」
そう呟くとティファは二人が見えるようにドアの影に身を潜めた。

「クラウドとかいったな。なぜ私と戦うのだ?お前はセフィロスを追っているらしいな。お前とセフィロスは何か特別な関係なのか?セフィロスはソルジャー時代にかわいがっていた兵士がいたと聞いているが、それがお前なのか?ふむ、あのセフィロスがかわいがっていたとすると・・・」
突然ルーファウスがクラウドに向かって何かを発射した。
微かな叫び声とともにクラウドが倒れた。
「そんなにいいのなら、私も少し楽しませてもらうとするか・・・」
髪をかきあげながらつぶやいたルーファウスの言葉はクラウドにはもはや聞こえなかった。

「う・・・」
「気がついたようだな。気分はどうだ?」
目を開けると天井が見える。ここはどこかの部屋の中のようだ。クラウドは起き上がろうとしたが体が動かない。
「・・・くくく、お前の体はあと1〜2時間は動かない。しかし、意識と感覚はそろそろ戻っているはずだが。気分はどうだ?」
なんとか動く首を回すと、自分がベッドの上にいて、その脇にルーファウスが座っていることがやっと確認できた。
「・・・!・・・俺に何をした!俺の服はどこへやった!?」
「ふむ、それだけ叫べるということは意識と感覚は正常になったようだな。人形を抱くのではおもしろくないからな。」
ルーファウスは不適な笑みを浮かべている。
「今何て言った!?抱く?!俺の聞き間違いか?」
「くっくっく、聞き間違いではない、セフィロスがかわいがっていたからだがどんなものなのか興味が出たので抱いてみることにした。」
ルーファウスはシーツを剥ぐとクラウドに覆い被さるようにのってきた。
ルーファウスの右手がクラウドの胸の突起をつまんだ。
「・・・や・・・やめろ!・・・い・・・痛い!」
「・・・痛い?気持ちいいの間違いではないのか?・・・ふむ、それではこれはどうだ?」
手が胸から腹へさらにその下へ這うように移動し、クラウド自身をつかみ、上下にこすり上げるように動いた。
「・・・くっ!・・・痛い!やめろ!手を放せ!」
「痛いだと?」
「ああ!痛くてぜんぜん気持ちよくねーよ!セフィロスの方が全然よかったよ!」
セフィロスと比べられたことでルーファウスのプライドは痛く傷付けられた。
「ふむ・・・ちょっと待っていろ。」
ルーファウスはクラウドの上から退くとおもむろに携帯電話を取り出し、慣れた手つきで番号をプッシュした。
「・・・私だ。大至急部屋まで来てくれ。・・・そうだ、今すぐだ。3分以内に来い!」

「ルーファウス副社長・・・いや社長になられたんでしたね。ルーファウス社長何かご用でしょうか。」
長い黒髪をオールバックに撫で付けたスーツを着た男が言った。
「ツォン、こいつは私がかわいがってやっているのに、痛いというのだ。私のやり方のどこが悪いのだ。」
ツォンは、ベッドの上に裸で寝ているクラウドを確認した。その後ルーファウスの方を見て、そんなことで自分を呼んだのかというような顔をした。しかし、声には出さなかった。
「・・・で、私に何をしろと?」
「どうすればいいのか教えろ!」
ルーファウスが小さい頃からそばにいたツォンで、かなりのわがままにもつきあってきたが、まったく今回のようなことはかんべんしてほしいという顔をした。ふう、というため息を1つついてツォンは話し出した。
「・・・私がいつもあなたにして差し上げている通りすればいいんですよ。じゃあ、そこで見ていてください。」
そういいながらツォンはクラウドのいるベッドに近づいていった。そして、右手をクラウドの胸の方へ伸ばした。
「胸は・・・こう、円を描くようにやさしく・・・そして指でやさしく・・・」
「・・・あ!」
クラウドが悩ましい声をあげた。
「そして、ここは・・・」
いいながらツォンは手をクラウドの下腹部へ移動させた。
「・・・やさしく包み込むように・・・ゆっくりと上下させ・・・」
「・・・うぁ・・・はぁん・・・」
クラウドの顔が上気をおびてくるのがはっきりとわかった。
クラウドの喘ぎ声に合わせるようにツォンの手の動きもピッチを上げていく。
「・・・あ・・・やん・・・あぁん・・・」
「わかりましたか?」
ドン!という音がして手の動きを止めて振り向こうとしたツォンの背中に何かがあたった。
あたった直後に声がしてそれがなんなのかがわかった。
「・・・もういい!やめて!ツォン!」
ルーファウスがツォンに後ろから抱き付いてきたのだった。
「・・・どうしました?社長。教えて欲しいというから実際に実演して差し上げたのですよ。さあ、わかったのでしたら交代しますから・・・」
「いい、もういい!」
ルーファウスはツォンにしがみついて離れようとしない。クラウドから手を放してツォンはルーファウスの方へ向き直した。ルーファウスは泣いていた。
「・・・いやだ!お前が僕以外のやつに・・・そんなことするのは、いやだ!」
もうルーファウスはクラウドの存在など忘れ去っていた。いつも自分を、自分だけをかわいがってくれているツォンが他の男をかわいがることに我慢ならなくなっていたのだった。
「本当に、わがままな人ですね。人を呼び出して、教えろというからやってみせたというのに今度はやめろという。」
そういうツォンの顔はさっきまでとは違っていた。やさしく微笑んでいた。両手でルーファウスの顔をはさみ、泣いている顔を自分の方に向けて言った。
「じゃあ、私はどうすればいいんですか?・・・いや、私にどうして欲しいんですか?」
そういいながらツォンはルーファウスの股間に起立しているものを感じていた。そしてルーファウスは少し頬を赤らめながら、プライドのため口には出さなかったが、明らかにツォンを誘う表情で彼を見つめていた。
「ここのベッドは占領されていて使えませんから、私の部屋へ行きます。いいですね。」
ルーファウスは肯き、抱えられるようにして部屋から出ていった。

残されたクラウド。
「・・・おい、俺はどうするんだよ!いったい!この高ぶりはどうしてくれるんだよ!」
叫んだが、もはや二人にはクラウドの声はとどかなかった。
「ったく!いいかげんにしろよ!中途半端に放り出された上、体の自由も効かないときた。自分ですることもできないじゃないか!しかもあと1〜2時間はこのままだと!?馬鹿野郎!誰かどうにかしてくれー!」
そのときドアのノブがカチャリと動いた。クラウドはドアの方へ首を向けた。
ドアが開くとそこには・・・
「・・・セフィロス!」

END

次号予告

血まみれの正宗を持って部屋に入ってきたセフィロスがクラウドを・・・・!
そしてティファは・・・!?

乞うご期待!・・・・してはなりません。


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