ROD先生の第3弾

ぐふ。性懲りもなくまたやってしまいました(苦笑)。気の迷いです…。



 ブラインドから薄くもれる光が眩しくて、クラウドは目を覚した。陽はとうに南中を過ぎている。
 すぐ目の前で、セフィロスが規則正しい寝息を立てている。クラウドの方が先に起きるなんて、滅多にないことだった。なんとなく得したような気分になって、つくりもののように整った顔が静かな寝息を立てているのを、ずっと見ていた。
 (…セフィロスも、こんなふうに俺が寝てるのを見てるのかな)
 セフィロスは昨日は相当退屈だったらしい。久しぶりの休日だったというのに、クラウドのほうが仕事に借り出されたのだ。クラウドが帰るなり、なかば強引に抱かれた。
 こういう時のセフィロスは、いつものクールさとはうらはらな熱さをみせる。知り尽くしたクラウドの躰を確実に攻めていくのは変わらないが、なんとなく、いつもよりも感じさせられてしまう。…いつもは殆ど変わらないセフィロスの低い体温が、すこし上昇している気がする。
 翌日はクラウドも休みなのをいいことに、(セフィロスが連休なんて、本当に滅多にないことだ)外がすっかり明るくなるまで、たっぷりイカされた。いつ眠ったのか覚えてないから、もしかしたら気を失ったのかも知れない…。
 規則正しく上下するセフィロスの胸に、頭をのせる。セフィロスの低い体温が、火照った躰に心地いい。心臓の音が伝わってくる。
 ふいに、優しく頭を撫でられた。セフィロスが目を覚したらしい。
 「…あ、ごめん…重かった?」
 あわてて頭をあげる、と、頭を撫でていた手に止められた。
 「いや…かまわない」
 そういいながら、クラウドを躰ごと、自分の上にのせる。普段仕事をしているときが信じられないくらい、2人きりのときのセフィロスは優しい。
 「…セフィロスのからだって、つめたくてきもちいい」
 「お前の体温が高すぎるだけだ。夏は暑くてかなわん」
 会話をしながら、セフィロスの指が、クラウドの髪の右の一房をもてあそんでいる。
 「…じゃあ、一人で寝ればっ」
 ちょっとふてくされたフリをする。
 「冗談だ」
 微笑いながらキスをする。
 きっと、こんな表情はクラウドにしか見せない。…他人はこんなセフィロスを知らない。
 「…何ニヤニヤしている?」
 「ううん。べつにっ」
 「…変な奴だな」
 明日になれば、また何事もなかったように普段のセフィロスに戻るだろう。
 「腹が減ったな。何か食いにいくか?」
 だから、もう少し、2人でいたい。
 「俺がつくるよ。なにがいい?」



………………をはり(汗)


ああああああ!!! ごめんなさい〜! なんて甘々なセフィクラ!!! …玉砕…。
苦情、罵倒、慎んでお受けします…。


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