続きの続きの続き!


投稿者 チープサイド 日時 1997 年 10 月 11 日 15:29:16:

この前の続きです!
でもまだエアリスとは再会してない…
「さくっといってみよっかな」なストーリーだから、あんまり長くするとおかしくなっちゃうし…


「おい……、セフィロス……、何だその荷物は……。」
ザックスがあっけに取られて言う。セフィロスは、右手には大きなカバンを持ち、背中に愛剣正宗をしょい、左手には大切そうに紙袋を持っている。
「おまえ…、夜逃げでもするのか……?」
「ばかを言うな。一週間ほど休暇を取れたのでな、下に泊まるつもりだ。」
「下にって、おまえまさかエアリスの家に!」
「ちゃんと宿に泊まる。」
「ちくしょう!俺も泊まるぞ!ちょっと待ってろ!すぐ用意するから!」
「おまえ…大丈夫なのか?」
「俺も一週間ほど暇なんだ!それにエアリスが心配だし。」
「何が心配なんだ?」
「何って……全部だよう!ちょっと待ってろよ!」

「あれ、おまえたち、やめんのか?」
兵舎の出口で、ザックスの友達が聞いて来た。確かに二人の格好は、荷物をまとめて出て行くように見える。
「そうじゃ無い!しばらく泊まりがけで出掛けるんだ!」
「ふーん。でも、そうも見えなくも無いぜ。」
笑いながらそいつが去って行くと、ザックスはひとつため息をついた。
「はあ…。なんだかおまえと一緒に行くの、嫌になって来たぜ……。」
「何か言ったか?」
「なーんにも。」

汽車の中で-----。
「おいセフィロス、くれぐれも言っとくが、エアリスとキスなんかするなよな。」
「なぜだ?」
「あのなあ、エアリスは今、お・れ・の・恋人なの!もう昔とは違うの!」
「そうか。でも、もしエアリスが望んだらどうする?」
「そんなことがあるわけないだろ!俺は絶対おまえなんかに負けないからな!」
「負けない?何のことだ?」
「分かってるくせに!俺は絶対負けないぞ!」
「さっぱり訳が分からないな。それにしても楽しみだ。エアリスと会うのは何年ぶりだろう?こんなに楽しい気分になったのは、エアリスがいなくなって以来だな。」
本当にうれしそうにセフィロスが笑っている。ザックスは彼の笑顔を見たのが、初めてのような気がした。
「ふふふ。エアリスはやっぱり、あのころとはかわっているだろうな。あああ、楽しみだ。早く着かないかな?待ち着れない!この汽車、遅れたりして無いよな?お、一分ほど早いぞ。」


それで次回、やっと再会です…
さてザックスとセフィロスの愛の争奪戦はいかに!?(笑)


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