この前の続き!!


投稿者 チープサイド 日時 1997 年 10 月 07 日 16:10:40:

この前の「さくっといってみよっかな」な短編の続きです…
とうとうセフィロスがエアリスに手紙を書きます。


 ミッドガル、神羅の兵舎にて-----。
「おー、頭いてー。セフィロスめ、本気で殴りやがって!」
「あれ、ザックスってセフィロスを殴ってたんじゃなかったっけ?」
「反撃食らって一晩気絶してた。そうだ!こんなときは花畑に行こう!」
「あ、ザックス、約束……。」
クラウドが声をかける前に、もうザックスは駆け出していた。
「あーあ、来週のソルジャー昇格試験の勉強教えてもらう約束だったのに。いつもこうだもんなあ。」

「おい、ザックス。」
「何だよセフィロス!昨日はよくも本気で殴ってくれたな!お陰でまだ頭痛えぞ!」
「おまえこそ散々殴ったくせに。今からエアリスに会いに行くんだろう?」
「な、何で分かる?!」
「おまえがあわてて行くところは、エアリスの所しかないだろう。」
「う…。で、なんだってんだ!」
「ちょっと渡してもらいたいものがある。」
セフィロスにしては珍しく、手紙を書いたようだ。ザックスに封筒を差し出す。
「間違いなく届けてくれよ。あと、絶対途中で見るなよ。」
「分かってるよ!じゃあな。」
封筒をつかむと、一目散にザックスは駆け出していた。

「あれ、ザックス、朝ここにくるなんて、珍しいね。」
「ああ。ここに来たくなったんだ。エアリス、今から花の世話?」
「うん。ザックスも手伝ってくれる?」
「もちろん。そうだ、セフィロスから手紙だって。」
「えっ、セフィロスお兄ちゃんから?!どうして?!ザックスと友達なの?」
「まあそういうとこ。」
「何でもっと早く言ってくれなかったの?!お兄ちゃんに話したいこと、一杯あったのに!」
エアリスはあわてて封筒を開いて、便せんを取り出す。セフィロスが机に向かって手紙を書いているところを思い浮かべて、ザックスは思わず吹き出しそうになる。
時々エアリスが笑ったり、驚いたりしながら便せんをめくっている。ザックスは、セフィロスにエアリスを取られてしまったような気がしてならなかった。
「セフィロスお兄ちゃんがね、いつか会いに行ってもいいか、だって。」
エアリスが笑いながら、手紙から顔を上げる。
「えっ、セフィロスがっ!」
「うん。会ってもいいでしょ?」
うー、とザックスは考え込んでしまった。会わせてしまったら、セフィロスにエアリスを取られてしまいそうな気がする。
「ねえ、いいでしょ?」
エアリスが首をかしげながら聞いてくる。
「じゃ、手紙書くね。セフィロスお兄ちゃんに、渡して。」

その晩ザックスは、セフィロスとエアリスがキスしている夢にうなされていたという。


さーてどうなる事やら(^^;)
ほんとにエアリスとセフィロスがキスしちゃったりして(笑)


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